保健・化学物質対策

用語集─か行

外因性(物質)/exogenous, xenogenic (substance)

生体外から、または生体内に導入された異物から発生する(物質)

引用文献:(※5
外分泌/exocrine

体表面への腺分泌をいう。

引用文献:(※5
界面活性剤/surfactant, surface active agent, detergent

一般的には、同一分子内に極性を持つ領域と非極性領域が別の領域に分かれて存在する分子で、アルキル硫酸のように極性基として負電荷を持つ陰イオン性界面活性剤や、逆の陽イオン界面活性剤、ポリエーテルのような非イオン性界面活性剤がある。

引用文献:(※6より部分抜粋)
化学物質/substances

このサイトにおいては、chemical(非意図的生成物を含む人工の化学物質)のみをさすわけではなく、substance(物質)の意味で用いている。

核内受容体、核内ホルモン受容体/nuclear hormone receptor

リガンドによって活性化されて転写因子として作用する細胞内分子で、多数の受容体の一員。すべてのステロイドホルモン、甲状腺ホルモン、レチノイン酸は核受容体を介して作用している。

引用文献:(※5
下垂体、脳下垂体/hypophysis, pituitary gland

対をなさない複合腺で、短い索状の漏斗伸展部、すなわち下垂体茎によって視床下部の基底から下垂しているもの。成長ホルモン、プロラクチン、甲状腺刺激ホルモン、性腺刺激ホルモン、副腎皮質刺激ホルモンおよび関連するペプチドを分泌する。

引用文献:(※5
顆粒膜細胞/granulasa cell

胞状卵胞の内壁の顆粒膜をなす細胞で、排卵後、黄体の中の黄体顆粒層となる。

引用文献:(※5
環境ホルモン/Environmental hormone

化学的名称「内分泌かく乱化学物質」の通称として環境ホルモンという語が使われることがある。環境中に存在してホルモン様の作用を示すもの。

共役因子/coupling factor

他のタンパク質などと協調的に作用をするタンパク質など。

引用文献:(※6
経口避妊薬/oral contraceptive

妊娠を予防するためにつくられた、経口的に有効な薬物の総称。

引用文献:(※5
甲状腺/thyroid gland

不規則な楕円形嚢胞からなる内分泌腺で、気管上部と喉頭下部の前および両側にある。甲状腺ホルモンとカルシトニンを分泌する。

引用文献:(※5
甲状腺刺激ホルモン/TSH: thyroid-stimulating hormone, thyrotropin

下垂体前葉で生成される糖蛋白ホルモン。甲状腺の成長と機能を刺激する。

引用文献:(※5
甲状腺刺激ホルモン放出ホルモン/TRH: thyrotropin-releasing hormone, thyroliberin

視床下部に由来するトリペプチドで、下垂体前葉を刺激して甲状腺刺激ホルモンの分泌を促す。

引用文献:(※5
甲状腺ホルモン/thyroid hormone

甲状腺から分泌される甲状腺ホルモンの一種。分子内にヨードを含むホルモンで、代謝促進作用の働きがあり、両生類では変態、鳥類では換羽を促進する働きがあることが知られている。

引用文献:(※6
コルチコイド/corticoid

副腎皮質のステロイドホルモンに類似した作用を示す物質。

引用文献:(※5
コレステロール/cholesterol

動物組織内、特に胆汁や胆石、および食物、特に動物脂肪に富んだ食物に多く存在するステロイド。種々の比重の蛋白と複合体をつくり、血漿中を循環し、動脈でアテローム性動脈硬化生成の病原において重要な役割を果たす。ステロイドホルモンの前駆体の1つ。

引用文献:(※5



参考資料:

※1:環境省環境保健部環境リスク評価室(2011)化学物質の環境リスク評価 第9巻
※2:環境省 化学物質の生態影響試験について http://www.env.go.jp/chemi/sesaku/01.html
※3:化学物質の内分泌かく乱作用に関する今後の対応 -EXTEND 2016-
※4:平成22年度第1回ExTEND2005 作用・影響評価検討部会 資料3

引用文献:

※5:ステッドマン医学大辞典編集委員会(2009)ステッドマン医学大辞典 改訂第6版 メジカルビュー社
※6:日本語バイオポータルサイト Jabion 用語解説