大臣談話・大臣記者会見要旨

米国のパリ協定復帰について(環境大臣談話)

 第46 代アメリカ合衆国大統領に就任したジョー・バイデン氏が、早速パリ協定への復帰に関する手続を執られました。コロナ危機の最中であっても、深刻化する気候危機に対して、国際社会が一丸となった取組が不可欠な中、米国のパリ協定への復帰をCOP26 の成功につながる明るいニュースとして心より歓迎します。

 米国は世界第2位の温室効果ガス排出国である一方で、気候変動をはじめとする環境分野において様々な先進的な技術の導入や取組を行っています。パリ協定が目指す世界の脱炭素社会の実現のためには、米国の積極的な参加は欠かすことができません。

 また、ジョン・ケリー気候問題担当大統領特使及びジーナ・マッカーシー国家気候担当大統領補佐官が就任されました。本年11 月のCOP26の成功に向けて、また、日米両国がともに目指す2050 年までの脱炭素社会の実現に向けた取組を前進させるため、今後、両氏と緊密に連携していくことを楽しみにしています。