石原副大臣記者会見録(令和2年1月9日(木) 10:30~10:48 於:合同庁舎5号館25階会見室)

1.発言要旨

 私の方から一点、御報告させて頂きます。来週予定しているケニア・ナイロビ市への出張について、お知らせいたします。環境省は、アフリカにおける廃棄物管理の改善を図るため、アフリカのきれいな街プラットフォーム、ACCPの活動を推進しています。UN-Habitatのシャリフ事務局長とのバイ会談では、同組織にACCPの事務局を担っていただくため、私から、体制の強化を要請してまいります。また、トヨタケニアアカデミーを訪問し、ACCPの現地トレーニングセンターとしての活用をお願いする予定です。加えて、キアンブ郡最終処分場は、我が国の廃棄物処分場の安全管理技術である「福岡方式」が施工されていますが、その有効性を確認してまいります。この出張の成果を踏まえ、ACCPの活動を更に効果的に推進し、アフリカの環境改善に貢献してまいります。以上です。

2.質疑応答

(記者)産経新聞、奥原と申します。まず、新年はじめてなので、今年一年間の抱負を頂けますか。
(副大臣)去年、9月13日に就任して、環境問題がすごく経済と絡み合ってきたなというのをつくづく実感しておりまして、ESG金融とかですけれども、私も金融出身なものですから、非常にそのあたりにびっくりしています。今、オーストラリアで火災が発生してますけれども、アルミニウムのイニシアティブをやっているリオティントというオーストラリアの資源メジャーの方とお話しをしている時に、そのリオティントが昨年の5月に石炭の採掘権を放棄したと聞いて、なぜそれを放棄されたのですかと尋ねたところ、彼女が言ったのはその環境の効果ということではなく、色々な将来のビジネスのポートフォリオを考えて辞めることにしましたと。そうとしか言われていないので何なのかというのは本当にはわからないのですけれども、私なりに色々な資料を見ている中で、東洋経済が去年の5月に環境問題で出している記事に、ソニーやアップルが、環境をすごく重要視している企業を自分たちの調達先にする姿勢を示しているので、RE100を宣言するような話しが載っていて、そういう観点なのではないかと。そしてアルミをアップルで使ってもらう為に将来の商売のポートフォリオを考えて資源メジャーであるリオティントは辞めたんじゃないかなという感じを受けてですね、非常に経済と環境がリンクしている、そういう時代になっていることに刺激を受けているというか、そういう世界になっているので、いかに日本がその中でしっかりと発信をしながらやっていくことなのかなということを強く感じました。また、就任の前に台風15号が来て、その後に19号が来て甚大な被害を及ぼしたのですけれども、新年会の中でも話しをしているのですが、平成29年度の災害廃棄物処理の予算が66億だったものが平成30年にはですね、358億に増えて、それだけでもすごく増えたなと就任したときに思っていたものが、補正予算も含めて令和元年では624億まで、平成29年から比べると10倍弱増えてるんですよね。災害廃棄物の処理をする予算だけでも。それだけ地球温暖化と気候変動の影響というのが出ている中で、つくづく環境問題待ったなしというのを実感しているところです。また、福島の中間貯蔵の担当をしておりますけれども、4回訪問させて頂いおります。私の品川区も富岡町との姉妹都市でして、新年会でも富岡町の副町長さんが賀詞交換会で品川区に来られていて、また来て下さいなんて話しをされたんですけれども、しっかりと中間貯蔵の施設の方を進めていかなければなりませんし、進めていく上で、一日本当に多くのダンプが運んでいる訳ですから、安全第一で、しっかりと行っていきたいと思います。また、新たな特定復興再生拠点の除染も行われていきますけれども、しっかりと担当者としての責任をもって進めてまいりたいと思います。また、原子力防災について島根県での総合防災訓練も現地のヘッドとして訪問させて頂きましたし、玄海地域での県の防災訓練も、県知事の御要請もあって、訪問させて頂きました。まだまだいろいろな事を検討してその防災訓練を更に高みへ持って行けるように、完璧というのはないのかもしれませんけれども、一歩一歩でもですね、より良い防災体制を作るための現実的な訓練を出来るように全力を尽くしてまいりたいと考えております。私からは以上です。
(記者)ACCPで人材育成というところで現地で大事かなと思うのですが、それに日本としてはどう後押ししていくのかということを。
(副大臣)私、前の外務政務官の時にトヨタアカデミーを訪問したことがあるのですけれどもトヨタアカデミー自身は車の修理とかするようなスペースですけれども、すばらしい教育施設となっていますので色々と意見交換をシャリフさんとか、UNEPの方とも行い、どのようなニーズがあるのかということを今一度確認してきたいと思います。具体的に色々なことがあると思うのですけど、実際に清掃場を運営するテクニカルなことを教えて欲しいとかですね、もしくは、そもそもリサイクルの基本的な考え方、理念みたいなものを教えて、さらにアフリカの国民の方々にどうやってそういうリサイクルの理念みたいなのを広めて行くかとか、いろんな課題があると思いますので、どのようなことをどういった塩梅で教えていくかみたいなことについて、どのような思いがあるのかということを、できれば色々聞いてきたいなと思ってます。

 (記者)NHKの杉田です。今年からレジ袋の有料化が始まりますけれども、プラスチックゴミを減らすという意味では、レジ袋の取組ももちろん必要だと思うのですけれども、それ以外にもこの点に取り組んでいきたいとか、もしあればお聞かせいただけますでしょうか。
(副大臣)実際かなりリサイクルが行われていると思っておりまして、あとは大半のものはちゃんと燃やして、私もお聞きしている中ではだいたいゴミの9割ぐらいは全部燃やして処分しているということなので、どれだけ日本から海洋にプラスチックが流れているいるのかというのは、これから色々な調査手法で調べていく訳ですけれども、日本の国内から海洋にでどれだけ流れていっているのかなっていう感じはします。私の地元で多摩川のゴミ拾いを法人会の人たちとしていると、ビニール系だと色んな包装紙を破いた例えば煙草とかの包装が捨てられたり、あとはレジ袋の中にゴミにいれたまま捨てられているものが多いです。色々な食べ物をそのプラスチックケースに入っていますよね、あれがどれだけ海洋に流れているかというのは自分自身でもよくわからないところがあり、大半は燃やされているのではないかと思いますが、色々とそういった事も確認しながら、他の海洋へのプラスチックの日本における排出の問題点があるのであれば、それも少し調べながら対策を考えたいと思います。逆に、ご自身でこれが海洋に流れていると思うことは何かありますか。
(記者)私は身近なレジ袋だったりとか食品のパンとかの包装のプラスチックとかイメージがあったのですけれども、実際に聞くとやはり漁具とかのほうが多かったり、その辺の対策とかは。
(副大臣)私は東京の選挙区で、伊豆諸島があるので、結構、中国船が小笠原で赤珊瑚を回収するため網を入れて、それが海底に残っている写真を海保の人に見せてもらったこともあります。、日本の漁業の人達だってもしかしたらそういうのがあるかもしれないですよね。その辺も事実確認をしながら考えていきたいと思います。

(記者)共同通信の水島です。話変わって恐縮ですが、小泉大臣が立ち上げた選択と集中の実行本部ですけれども、まず副大臣としてこれに御参加されるのかどうかということと、副大臣として個人として期待される部分はどのようなところか。
(副大臣)昔から選択と集中というのはよく言われることですけれども、私はそれは悪いことではないと思いますので、大臣に言われればしっかりと大臣を応援してやることをやっていきたいなと思います。
(記者)昨日のゴーンの長い会見を見てどうでしょうか。
(副大臣)朝、ニュースを見てたのですけれども、もう一つ逃げた理由がわからないですよね。全部細かく見みてるわけではなくて朝のワイドショーを見ているだけだと、あまり新しいことがなかったような印象で、結構、海外の記者の方々の質問もこれから国際指名手配になるのですけどどうするのですか。とか厳しめな質問が多かったので、そんな印象を受けましたけれども。

(記者)朝日新聞の松尾と申します。2点あるのですけれど昨年、小泉大臣がですね、COP25に行かれて冒頭にも石炭のことをおっしゃられましたけれども、いまだその環境省としての様々な苦労というのが石炭に対しては色々ありますけれども、副大臣としての所見をお伺いしたいのですけれども。
(副大臣)年末に大臣とお話ししているときにCOP25の裏話は新年あけてから教えると言っていたのを、まだ聞いてないのでわからないのですけれども、さっきも言ったように、あのオーストラリアは、要するに鉄鉱石と石炭だったんですよ。それを中心にやってた資源メジャーが石炭を辞めちゃうっていうのはすごく衝撃的でしたが、ヨーロッパはそういう姿勢ですよね。アメリカはもうパリ協定脱退でお構いなしで、中国は途上国扱いという中で、日本が攻撃されているかたちで大臣も大変難しい対応だったと思うのですけれども、石炭の問題についてはしっかりと議論を国内でもしていくべきだと思いますね。まだまだ軽々に脱石炭と言えるようなタイミングではなくて、もう少し国内の議論、政府の議論というのを深めていく必要があるかと思います。
(記者)今、その政府の議論というのは経産省との関係で、それについてはどう受け止められますか?
(副大臣)もう少し色々と新興国の意見を聞くことだと思いますよ。途上国のエネルギー指標みたいなことをですね。今度ケニアに行くのですけれども、ヨーロッパの影響がアフリカにも結構影響しているということなので、ケニアに行ってUNEPの方にもアフリカの国々で石炭火力に対する考え方はどうですかと聞いてみたいとも思います。
(記者)あともう一つなんですけれども、恐縮ですが、前任の副大臣の方が色々と年末にかけて逮捕されました、どういった受け止めをされていらっしゃいますでしょうか。IRのことでありますので
(副大臣)すごく残念で、秋元議員はですね、同じ東京の議員ですし、参議院の2回目の選挙の時なんかは結構応援したんですよ。だから非常に残念です。

(以上)

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