大臣談話・大臣記者会見要旨

小泉大臣記者会見録(令和元年12月10日(火)8:40 ~ 8:45 於:COP25会場プレナリーLOA前)

1.質疑応答

(記者)こちらはもう会場に入りまして閣僚級会合がもう始まるという場所で意気込みなどありましたらお願い致します。

(大臣)そうですね、このマドリードの空気もそうですけれども、ぴりっとしますね。今日一日朝から夜まで自分でも覚えきれないぐらい日程が詰まっているなかでも特に今回のCOPの議長国のチリのシュミット大臣との会談が初日に出来るというのは今回の交渉の中でも大きいのではないかなと思います。しっかりとこのCOPで残された宿題が前に進むように、今日一日全力を尽くしたいと思います。あとはもう一つ言えば、日本としては初めてとなる日本が立ち上げるイニシアチブ、これが今日立ち上げイベントがありますから、そこでしっかり日本が世界に出来る貢献世界トップクラスの取組、これをしっかりとアピールしていきたいと思います。

(記者)NHKの杉田です。よろしくお願い致します。今回COPで対策の評価であったりとか6条の交渉も行われていると思いますが、どんな役割を大臣として果たしたいですか。
(大臣)まずは石炭の批判から逃げないということですね。やっぱりここの部分が日本にとってはいくら前向きな取組をPRしても覆われてしまうという、そういった現状を打破したい。そのためには、いくら言ったって理解を得られないからといって石炭のことには触れないのではなくて、だからこそ正面から向き合うというのが私は今回とても大事ではないかなと思いますので、いい取組を発信するためにも、そこにしっかりと私なりの思いを発信をしていきたいと思います。

(記者)共同通信の井田です。京都会議以来のプレステージの経過というのはここで挽回できそうですか。
(大臣)逆の意味で石炭ということで注目を浴びていると。そして化石賞というのを何やら噂によると期間中にもう一回可能性すらあるのではないかということが言われている中で、私は凄く大きく、国内と国際社会とのギャップを感じるのは、あまり日本の中にいてこの国際社会のように石炭がそこまで批判視されているということが伝わらないですよね。だからそういったことを考えると、その批判の渦中に飛び込んで、こんなに批判されていることなんだというのを改めて日本に対しても伝えるってことも私は大事なことだと思います。

(記者)朝日新聞の松尾ですけれども、ということは、もしも化石賞があれば大臣は受け取りに参られるとそういう理解でよろしいでしょうか
(大臣)聞いたらですね、色々セキュリティの関係が色々な事があると。だた、どんな形でこの化石賞というものを私がちゃんと見ている、ということを伝えることができるのか、今日もNGOの皆さんとの会談の時間もありますからそういった場も活かしていきたいと思います。

(記者)毎日新聞の鈴木です。もし、受賞した場合には、NGOからブーイングも来るかと思いますが、それをどう受け止めますか。
(大臣)ブーイングは、初当選の時から結構慣れています。だけどこの国際社会からのブーイング、そういったことは私よりも前の大臣はじめみんな通ってきた、そういった洗礼だと思いますが、そのブーイングというものが当たり前過ぎて、不感症のようになってしまっているというのは良くないと思います。だからこそ今回しっかりと受け止めていかにこれは放置してはいけないことか、そして日本も何もやっていないわけではない。そして今回私も出来る限り前向きなメッセージを発信するために調整はしました。その思いも含めて御理解いただくためにも、その批判としっかりと向き合いたいと思います。

(以上)