小泉環境大臣及び河野防衛大臣の長野県長野市訪問に係る共同臨時会見(令和元年11月3日(日)15:25 ~ 15:38 於:長野県赤沼公園)

1.発言要旨

(河野防衛大臣)小泉環境大臣と一緒に視察をさせていただいて、この災害廃棄物の除去、特に生活圏から災害廃棄物を一日も早く除去するという、熊本の震災以来のオペレーションですが、かなり自衛隊と環境省、そして自治体、あるいは、ボランティアの皆様と連携ができているということを確認できたというのは非常にうれしく思っております。また、小泉大臣やメディアの皆様にも自衛隊の食料、あるいは、テントの生活ぶりというのを見ていただけたというのもありがたく思っております。

(小泉環境大臣)まず、今日の環境省と防衛省合同の視察が実現をするに当たっては、河野大臣をはじめ、防衛省の職員の皆様に心から感謝したいと思います。この姿こそが、新しい災害対応の一つの象徴だと思います。環境省と防衛省が連携をして一日も早く、年内撤去を目標に、生活圏内からの災害廃棄物の撤去を進めていく。熊本の地震から始まったという河野防衛大臣からのお話がありましたが、今後は、今回の台風対応をきっかけに、環境省と防衛省の連携を新たなステージへ向けていくことができるのではないかなと、平時からの連携の強化、そういったこともそうですし、今日、この長野というのは、多くの今回の台風の被災地の中で、「One NAGANO」という象徴的な関係者、自衛隊、防衛省、そして行政、また、民間の方、ボランティアの方、そして環境省、そういった取組は、今後、他のこれからくる被災地のためにも一つの大きな先進的な事例として、どのように展開をしていく、協力ができるか、一つの大きなヒントをいただいたと思っておりますので、今後の取組に繋げていけるために、省内に持ち帰って検討していきたいと思っております。

2.質疑応答

(記者)今、小泉大臣の方から、今後の新たな災害の支援に対する、新たなステージとお話しされていましたけれども、この点についてはどのようにお考えでしょうか。

(河野防衛大臣)これまで度々自衛隊、この災害廃棄物の処理の要請を受けて、出動しておりますが、そろそろマニュアル化して何か起きたときにこういうふうに対応できるというのを環境省、自衛隊、それから自治体にお願いをする部分、あるいは、ボランティアの皆さんにお願いをする部分、マニュアル化していけるようなステージになったのではないかと思っております。

(記者)長野県からも要望がありましたけれども、災害廃棄物処理の国による補助率の関係なんですが、政府は今回、できることは何でもするという、そういう方針ですけれども、その点についてはいかがお考えでしょうか。

(小泉環境大臣)今日、長野県知事からの三大要望の一つが、そこがまさに今の補助率のかさ上げでした。激甚災害にも指定されておりますので、知事の要望に沿った形で対応できますから、ほとんど自治体の負担なく、災害廃棄物の撤去が進んでいくように、引き続き、「One NAGANO」活用しながら、進めていきたいと思います。

(記者)ずばり100%補充はお考えなされるでしょうか

(小泉環境大臣)今まで、この激甚に災害が指定されると、95.7ということですから、ほぼ負担がない形で、ただ、もちろん自治体の規模、そういったことによって、そのほとんどない自治体負担の中でも大変苦しいという声ももちろんあるのは承知しております。ですので、最後まで様々な施策を丁寧に自治体に寄り添う形で展開をしていくことが、政府一丸となってやる被災者支援が大切だと思います。

(記者)全国の自衛隊を活用していくお考え、全国展開で何とかしていくお考えはあるのでしょうか。

(河野防衛大臣)自衛隊は統合任務部隊を編成して、全国の部隊で今回の災害に当たっております。

(記者)JTF、今3万1千人態勢だと思いますが、今後、台風被害から3週間経ちました。これについて、縮小していくお考えや交代要員の規模、そういったものはどうお考えでしょうか。

(河野防衛大臣)ローテーションについては、既に順次行っているところです。段々と生活支援の部分が今、入浴、給水が縮小しております。今日、明日、何とかということではありませんが、そうした状況を見ながら、考えていきたいと思います。

(記者)小泉大臣から、今後、両省の連携強化を更に進めていきたいとお考えが示されました。具体的にどのような内容で今後強化を進めていくというイメージされているでしょうか。

(小泉環境大臣)まず、環境省の中でも、今後、防衛省とどういう連携が望みたいところなのかというのは聞きました。一つは、平時からのこういった災害対応の連携。先ほど河野大臣からは、そろそろマニュアル化ができるステージに入ってきているのではないかというお話がありましたが、そういった防衛大臣の御意見も踏まえながら、平時からの連携、今後、来年以降も、もしかしたら年内も、台風はいつくるか分かりませんから、そこに備えて平時からできることをやっていきたいと、そういうふうに思いますし、今日、先ほどメディアの皆さんが出られた後に、防衛省の方からは、この現場の夜中、自衛隊の皆さんが重機を使って、作業をしているという動画を見せていただきました。そういったことをすごく多くの方に見ていただくのは、分かりやすい復旧・復興の目に見える形の発信だと思います。そういったことを環境省は、防衛省サイドから学ぶべきことというのは、あると思いますので、様々のことをこれから連携強化していきたいと思います。

(記者)河野大臣いかがですか。

(河野防衛大臣)先ほども申し上げましたように、そろそろマニュアルの準備、何か起きたときにきちんと対応できるような形で、平時から準備をするということは、進めていけるのではないかなと思います。

(記者)大臣の中で、タイムスケジュールのイメージなどはお持ちでしょうか。

(河野防衛大臣)今、こうした作業が続いている中で、この「One NAGANO」の取組のような全国に展開できるような取組もありますから、そうしたものを環境省としっかり相談しながらやっていきたいと思います。

(記者)先ほどの運動場もかなり山積みになっていて、今もトラックがひっきりなしに行くということで、これから生活支援をしていく中で、災害廃棄物が増えていくと思うのですが、どういうふうに連携していくか教えて下さい。

(河野防衛大臣)給水、あるいは入浴といった生活支援の部分は、段々、断水が復旧する中で、減りつつありますが、この災害廃棄物の除去というのが一番残るのかなと思っております。そういう中でローテーションを組みながら、最後まで環境省と相談しながらやっていきたいと思います。

(小泉環境大臣)一点、環境省から申し上げれば、今日も現場を見ましたが、既に、富山県への搬出が始まっております。環境省が大事な仕事の一つは、まさに県内だけで、地域だけで対応できない廃棄物を、広域処理を調整して実現するということです。既に、富山県との調整ができております。そして、これから三重県、そして愛知県、こういった形で広域処理は手配を進んでおりますから、自衛隊の皆さんの活動に加えて、こういった広域調整しっかりやって、年内の生活圏内からの撤去、まずはこの目標達成の中で、市民の皆さん、地域の皆さんが日常の生活に一日も早く戻れるように全力を尽くします。

(記者)今回、環境大臣と防衛大臣が初めての視察、昨日もありましたけれども、それは防衛省と環境省の親和性というのもあったのかなと思うのですが、これまでやってこなかった、今回やることになったのはお互いの政治家同士の惹かれる部分というのがあったのかなと思うのですが、神奈川、総裁候補等も言われますし、その辺りいかがでしょうか。

(小泉環境大臣)まず、すごく政治家の先輩の河野大臣ですが、年下の私からしてもすごく話しやすいのは間違いありません。そして、やっぱり話しやすいという人間関係がなければ、いくら同じ閣内で大臣同士でいても進まないこともありますから、まさにこれは巡り合わせだと思います。こういった災害が起きて、防衛大臣の河野大臣、環境大臣の私、そして最大に課題は、災害廃棄物。まさに、今まで環境省と防衛省というのは、あまりイメージが湧かない連携かもしれませんが、この新しい連携が、環境省にとっても新基軸として国民の皆様に環境行政を理解していただく、そういった大きなきっかけになると思いますので、そういった連携を実現をしてくださり、今後更に連携を進化させていくことを考えていただいている河野防衛大臣にはものすごく感謝しています。

(記者)連携を進化させる上で、小泉大臣のキャラクターをどう思われますか。

(河野防衛大臣)国民の皆さんにしっかり情報発信ができるという意味で、環境省の先頭を切って、小泉大臣が情報発信をしてくださっていますので、そういう意味で何か起きたときに、こういうふうに動こうという分かりやすい情報発信ができるのではないかと期待をしています。

(記者)先ほど、防衛省との連携で新たな次元を開きたいという旨をおっしゃいましたけれども、災害廃棄物対策だけではなくて、地球温暖化対策、また、わが国の自然環境保全、そして、国際的な自然環境保全とかですね、まだまだそっちの方で防衛省との連携の余地はあると思うのですが、そういうふうなことまで、地球環境問題、自然環境保全の連携についても小泉大臣は念頭にあるのでしょうか。

(小泉環境大臣)もちろん、今の文脈は災害対応の中での連携というのがメインですが、それにとどまらない、何ができるのかというのは意見交換しながら考えていきたいと思っています。

(記者)2人の大臣が辞任、ドミノ辞任が続いており、政権の信頼回復というのも求められている段階だと思います。このように、地道な省庁間の連携というのを積み上げることが、内閣の信頼回復ということにも意味があるとお考えでしょうか。

(河野防衛大臣)もちろんだと思います。

(小泉環境大臣)もちろんだと思います。

(記者)信頼回復が求められている、今の国民が期待を失っている状況というのは、どのように捉えられているでしょうか。

(河野防衛大臣):しっかり襟を正して、やるべきことをやっていくということに尽きると思います。

(小泉環境大臣):しっかり襟を正して、やるべきことをやっていくということに尽きると思います。

(以上)

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