小泉大臣記者会見録(令和元年10月8 日(火)9:43~9:51 於:参議院議食前廊下)

1.発言要旨

 今日8日から11日まで、G20海洋プラスチックごみ対策フォローアップ会合を国連大学で開催いたします。G20大阪サミットで共有された海洋プラスチックごみによる新たな汚染を2050年までにゼロにする、そのことを目指す大阪ブルー・オーシャン・ビジョンの実現に向けて、極めて重要な会合になります。この会合では、本年6月に我が国で開催したG20での合意に基づき、一つ目はG20各国の海洋プラスチックごみ対策に関する第1回目の報告と共有をすること、そして二つ目がG20資源効率性対話に関するロードマップの策定などを行うこと。今回、国会もありますけども、状況が許せば私も参加をして、各国・国際機関に一層の連携強化を呼び掛けたいと、そう考えています。私からは以上です。

2.質疑応答

(記者)NHKの杉田です。今回の今日から始まるG20の関連会合ですが、どんな成果を期待したいですか。
(大臣)6月からそんなに時間がたっていません。ただ、その中でも多くの国々が具体的に海洋プラスチックごみをこれからどのように抑制、なくしていくかということを報告する準備ができていると、そういうふうに伺っています。そのことをしっかりと共有をして、確実にこの取組が進んでいくようにすること。そして、G20は来年はサウジアラビアが開催国の予定です。サウジアラビアも含めて、この取組が決して遅れることのないように、一層関係各国でこの問題に取り組んでいく意思を共有することが非常に大事だと思っていますので、私も時間が許せば行きたいと思っています。

(記者)朝日新聞の松尾です。昨日、アイルランド元大統領と面会された。その際に大統領がグレタさんの演説の置かれた状況についてアンフェアだということをおっしゃいました。その直後、大臣はどのような反応をされたのか教えていただければ幸いです。
(大臣)ロビンソンさんとは、本当に様々率直な意見交換をさせていただきました。元大統領ですから、私からは大統領自身が今、気候変動の問題に取り組むに至った経験とか体験をお話しいただきました。特に印象深かったのは、ロビンソン元大統領がアイスランドに行かれたときの話でした。氷河が解けていく、その音、まるで銃弾が放たれるようなものすごい音だったと。その音を聞いて考えさせられるものがあったという話をされていました。そのことが今でも情熱を絶やさず、この問題にロビンソンさんが取り組んでいる大きな原点にもなっておられるんだなというお話を聞きながら、グレタさんについては、やはり未来の世代が我々の世代以上に、この地球の置かれている環境がより深刻な状況と向き合わなければいけないというこの現実、そのことを今の我々の世代が危機感を持って取り組んでいかなければいけない課題が気候変動の問題であると、そういったことは共有している認識だと思います。

(記者)NHKの根本です。昨日代表質問の初日がありましたけども、大島議長の発言を起因とする与野党間の協議が調わず、開会が1時間半遅れた。閣僚によっては3時前からスタンバイしている方もおられましたが、閣僚になって、これまで国会改革を訴えてきた小泉さんは、昨日のような状況についてどのように思われましたか。
(大臣)改めて言葉というものは非常に様々な影響を与えますので、閣僚の一員となった立場で臨む初めての国会ですから、より気を付けていかなければいけないなと。国会改革についてはいろんな思いがありますけど、そこも閣僚の一員としては気を付けなければいけないと思いますが、その思いを持って引き続き党の方から取り組んでくださっている仲間のみんながいますから、一つでもいい形がこれから出てくることを私としても期待をしています。

(記者)毎日新聞の鈴木です。G20のその後の関連ですが、日本としてリーダーシップを発揮していきたいということをおっしゃったんですけども。日本が議長国というのは今年で終わりで、来年からサウジアラビアに移るというところで、今後どのようにリーダーシップを発揮されていくお考えなのかなと。
(大臣)まず、来年がサウジアラビアということですけど、今回、サウジアラビアもこの会合には出席予定です。その中で、議長国が持ち回りで開催されるのが、このフォローアップ会合ですので、まず日本が6月以降、すぐにこういった形でフォローアップ会合を主催する形で次のサウジアラビアにつなげていく。これは議長国として果たすべきリーダーシップをちゃんと果たしているということだと思います。それに加えて、今回8日から11日の日程の中では、アメリカとEUと共同でフォローアップ、このワークショップを開催する予定です。これは非常に画期的なことだと思っています。特に私がニューヨークに行ったときにアメリカのウィーラー長官とお会いし、そしてEUのカウンターパートともお会いして、ぜひこの資源効率性対話の場で共に積極的な貢献をしていただきたいと。特にアメリカに対しては、アメリカが関心を持っているところはイノベーションです。そのイノベーションのワークショップをアメリカに主催をしてもらうような形でやっていただければどうかというかたちがあり、今回、日本、アメリカ、EUと、こういった形での実現に至ったことは、やはり出張も意義があったことだし、これからそういうふうに国際的な働き掛けを継続的に進めていきたいと思っています。

(記者)産経新聞の奥原です。安倍首相の先日のSTSフォーラムで、プラスチックに関して敵視をするべきではない、必要なのは適正な管理だろうとおっしゃいました。大臣の考え方として別なものがあるかと思うんですけど、その発言をどう受け止められたか伺えますか。
(大臣)総理のあの御発言の思いというのは、やはり誰かを敵にすることではなく、本来だったら反対の立場にも回りかねないような、そういったプレーヤーさえも巻き込んでいくような努力をしなければ、持続可能な気候変動の取組、これにつながらないという思いもあるのではないかなと。ですので、プラスチックをやめていこうということを考えていくときに、実際にプラスチックを今まで仕事の中で主なるものとして扱ってきた業界を含めて、共にこの問題に対する意識を持っていかなければ前に進みませんよね。そういった思いをお話しされたのではないかなと、そう捉えています。

(以上)

会見動画は以下にございます。

https://youtu.be/EPzo-hlBCJE

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