小泉大臣記者会見録(令和元年9月13日(金) 10:09 ~ 10:26 於:環境省第1会議室)

1.発言要旨

 昨日福島までわざわざ来ていただいた記者の皆さんには、お疲れさまでした。ありがとうございました。今日は台風被害のことから触れたいと思います。まずは台風災害で被災をされた皆さんに心からお見舞いを申し上げたいと思います。今なお電気がない、そして断水をしている、そういった地域で生活を強いられている住民の皆さんが多くおられます。環境省としましても、台風災害からの復旧への対応は待ったなしということで、発災の翌日から関東地方環境事務所の職員を現地に派遣しています。状況確認と被災自治体の支援、これを開始しました。環境省の職員が現地に足を運んで把握した情報によると、現在、千葉県内の7市町において、停電に伴うごみ処理施設の稼働停止などによって生活ごみの受入れを停止しています。復旧の中で生活ごみの処理が滞ることを防がなければいけません。このため、速やかに千葉県内をはじめ近隣の自治体にごみの収集車両や応援職員の派遣を求めました。同時に千葉県と協力をして廃棄物の広域処理先を調整しました。この結果、千葉県、船橋市、柏市が応援職員の派遣を、船橋市及び市原市が広域処理の受入れに協力を表明してくれました。また、長引く停電、断水に伴い、熱中症が多数発生しています。そこで、日頃から熱中症対策でお世話になっている企業に環境省から緊急の要請をさせていただき、御協力が得られることになりました。具体的には、本日、大作商事様から身体を冷やすネッククーラーや携帯用の扇風機、大塚製薬様からポカリスエットや経口補水液「OS-1」などを御提供いただきまして、そのうち飲料類の配送については、佐川急便様に担っていただけることになりました。迅速な対応と協力に心から感謝申し上げたいと思います。ありがとうございます。今後とも現場目線で被災自治体のニーズを積極的にくみ上げ、先手先手で迅速かつ的確な支援を環境省としても行っていきたいと思います。以上です。

2.質疑応答

(記者)おはようございます。幹事社の読売新聞です。今月下旬に国連の総会があって、行ければということを検討されているやに、お聞きしました。もし行かれた場合、どんなことを目的に、例えばどんなことを発信すると考えて行かれるのか、お伺いしたいと思います。
(大臣)国連総会の時期で、国連総会環境ウィークというふうにも言われますので、そこに出張できればと考えていて、今、事務方の皆さんにも各所との調整をやっていただいております。日本というのは、この前も就任の時に言ったように、この環境分野というのは世界でもトップクラスの取組が多くあります。そして、私は環境省の今までやってきたことをより多くの方々、そしてまたより多くの国々に知ってもらえれば、これ以上ない日本の強みを世界に対しても発信できると思います。環境省の皆さんからもしっかり話を聞きながら、まさにこの機会を、世界の中では気候変動の課題、SDGs、そして、そのためのイノベーション、こういったことは世界の中で超重要課題にも関わらず、日本の中ではそれと比べれば比較的扱いが小さい、そのギャップを埋める一つの機会にもしたいと思いますし、環境省はこんなに仕事をやっているんだなと、そういうことをしっかりと伝える機会にできればと思います。

(記者)共同通信の広江といいます。昨日、福島へ行ったが、中間貯蔵施設を含む周辺に来週行くと言われていましたけれども、中間貯蔵施設自体に行くのかどうかが分からなかったのでそれを教えていただきたいのと、日程がもし決まっているのであれば知りたいのと、あと、中間貯蔵施設周辺に行く目的について改めて教えてください。
(大臣)今、具体的な日程については調整中ということです。ただ、来週行くことは間違いありません。固まったらお知らせします。
(記者)中間貯蔵施設の中に行くかというのは。
(大臣)そこも調整中です。ちなみに中間貯蔵施設の方の視察というのは、今年の大臣になる前にも行っています。3月です。

(記者)福島県の福島民友新聞桑田と申します。よろしくおねがいいたします。大臣は昨日、所管外とおっしゃいましたが、前大臣のトリチウム水の発言に関して漁連の方々におわびをなさってきたと伺っています。大臣は今回、原子力防災の方も担われますが、そちらの観点から東京電力福島第1原発を視察するお考えはございますか。
(大臣)今までも何度か伺ってきました。発災直後にも行きましたし、そしてその後も何度か行きました。最初のころは本当に防護服も靴下も二重に履いて、タイベックを着てマスクを付けて。そういったところからだいぶ改善をされた、現場の方々の労働環境を含めて今までも見てきましたが、もちろん環境大臣としても現場を見ることは大事ですから、今はまだ、いつということは確定はしていませんが、今後、時間が許すときに現場に伺うことができればと思います。

(記者)朝日新聞菊地と申します。大臣、冒頭で台風被害の対応について触れられましたので、その件で伺いたいのですが、今回の台風被害に対する政府の対応については、遅れについての批判があります。特に、台風被害が発生している最中に内閣改造が行われたことに対して、改造をずらしてでも対応を優先すべきではないかといった批判も起こっておりますが、台風自体は大臣就任の前ですけれども、対応について大臣のお考えをお願いします。

(大臣)対応はもう万全にしなければいけないと思います。そして、当初、東電の方から、明日にはという話があったことも、明日かと思った方が、まだと思ってしまうのは、私はそれは当然のことだと思います。ですので、こういったところをよく、現場の生活の中で今、断水、停電、特に暑いですから、そういった中でストレスを感じたり、体調が悪くなったり、フラストレーションがたまったり、そういった方々の気持ちに何よりも寄り添って、一刻も早く被災の前の生活に戻ることができるような支援を、環境省は環境省の所管がさっき言ったようにありますから、しっかりとそこを全力で一日も早く進むように取り組んでいきたいと思います。早速、現場の環境省の地方事務所の職員が翌日から行っていますので、そこはしっかりやってくれると思います。

(記者)台風被害より内閣改造が優先されたという印象を受けている国民が多いと思うのですけれど、その点で大臣のお考えがあればお願いしたい。
(大臣)危機管理というのは何よりも大事なことです。災害対応というのはまさにそうなので、この危機管理において万全の体制を取る、そのことについてはいかなるときであっても、私はやらなければいけないことだと思っています。私もなったその瞬間から、特に原子力防災担当ですし、環境省は災害が起きたときに対応しなければいけないところも多く抱えていますので、そこをしっかり認識して取り組んでいきたいと思います。

(記者)産経新聞の奥原と申します。2点お伺いしたいのですけれども、本日、副大臣と政務官が発表された、その受け止めをお願いしたいということと、原田義昭前大臣の発言について、原田さんは、原子力規制委員会の委員長が放出してもいい、安全基準に心配はないということを重ねておっしゃっていることを受けて、自ら議論に一石を投じる意図で発言をしたとフェイスブック等で説明されているのですけれども、大臣は昨日、被災者の心を傷つけたのであれば寄り添って謝罪をと言いましたけれども、原田前大臣の発言の正当性について、希釈して放出するということについてはどう評価されていますでしょうか。
(大臣)この問題というのは、昨日、私、小名浜に行って漁連の組合長ともお話をしましたが、今日に至るまで漁師の皆さんがどんな日々を過ごしてきたのかということに思いをはせなければ、発言はできないと思います。海をなりわいにしている方々が海に出られなくなるということがいかなることか。そして、出られても、試験操業という段階が続いていることも通常のことではありません。そして、そこまで来る過程の中で、一体どれだけ風評被害と実害を含めて被ってきたのかということを考えれば、慎重に慎重を重ねて、何よりも浜の皆さんのことを思い、福島の皆さんのことを思いながら対応しなければいけない事柄だと思っています。なので、まずはお会いしに行きました。そうしたら、いいことを聞きました。今、福島の試験操業で何が捕れますかと言ったら、ノドグロが捕れると。ノドグロは私も大好きですけど、ノドグロが捕れるんですか、福島で。そうなんだよ、最近ノドグロが捕れるんだよと。じゃあそれ、今度一緒に食べましょうと、そういう話で明るくなりましてね、今度、環境省にも来てくれるというので、その皆さんと一緒に部屋でノドグロを食べられればなと思いますし、福島の海産物というのはこんなに魅力があるよと、そういったことも。安倍内閣の全閣僚は復興大臣だと思えと。私は、まさにその通り、復興のためにプラスになることは何でもやります。副大臣と政務官の受け止め、これは一緒にチームとして、環境省が今までやってきた取組を一緒になってさらに国内外に発信をして、そして目の前の課題を一つ一つ前に進めて、よくコミュニケーションを取って、私が引っ張っていくというのではなくて、私を支えてもらいたいと、そんな気持ちでいっぱいです。

(記者)フジテレビの加藤です。よろしくお願い致します。先ほど冒頭にありました、お話しされていましたけれども、環境省が支援する扇風機やネッククーラーなど、これについて改めてその意図と、先ほど大臣もおっしゃっていましたけれども、今はごみの問題がいろいろあると思います。まだ課題があると思いますが、今後どのようなことを環境省の対応として検討していかれるのか、台風被害に関してのことを改めて伺いたい。
(大臣)正確に申し上げると、今、携帯用の扇風機とかそういったことをお話しされましたが、これは大作商事さん、この企業がこちらを提供いただけると。そして、ポカリスエットとかも大塚製薬さん、そういった民間企業の御支援を頂いているということです。それは今まで環境省が取り組んできた熱中症関係とか、そういったことのつながりも生かされていると思いますので、こういうときにそういう民間企業も含めた対応になっていることも良かったと思います。今、この停電に伴って熱中症の方も出てきていると。ですので、そういった民間企業の御支援も大変ありがたいことだと思います。こういったことは引き続き民間との連携、環境省も意識をして進めていければと思います。そして、今、ごみ処理の関係とか、私からもお話をしましたが、より正確に、現場の状況が刻一刻と変わりつつありますので、その現場の状況の変化とかもリアルタイムで把握をしながら、迅速に対応していければと思います。

(記者)共同通信のナカニシです。よろしくおねがいいたします。弊社が実施した世論調査で、小泉環境大臣に期待すると答えた人が74%おり、国民から極めて高い期待があることが示されました。これまでの御自身の議員生活を顧みて、自身のどのような部分にそういった国民の期待が集まっていて、その期待に応えるには環境大臣としてどのように取り組むことが必要だと思われますでしょう。
(大臣)ありがたいですよね。それを環境省に対する評価に変えていけるように頑張ります。環境省の職員の皆さんと信頼関係を構築して、一緒になって私を使ってもらいたいと思います。

(以上)

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