大臣談話・大臣記者会見要旨

原田大臣記者会見録(令和元年9月6日(金)10:34 ~10:40 於:環境省第1会議室)

1.発言要旨

 私の方から3点。まずは今日の閣議におきまして、いくつかの政令が決定しました。手元に配っておりますけれども、自然環境保全法施行令、それから改正法の施行期日を定める政令、農水省組織令及び環境省組織令の一部を改正する政令、愛玩動物看護師法と浄化槽法の一部改正法の施行期日を定める政令が、いずれもの閣議決定をされたところです。自然環境保全法に関する決定は、自然保護取締官の権限の追加等を講ずるものであって、4月に成立した改正法の施行期日を令和2年4月1日とするものであります。愛玩動物看護師法に関する決定は、環境省組織令に法施行に関する事務を規定し、指定試験機関に関わる規定の施行期日を本年12月1日とするものでございます。浄化槽法についても、施行期日を令和2年4月1日と定めたところであります。詳細については、資料を御覧いただきたいと思います。
 2点目でありますけれども、昨日と一昨日に、佐賀県を訪れまして、被災地の現状視察をするとともに、佐賀県知事、大町町長、武雄市長とお会いをしたところであります。被災自治体においてはまさに昼夜を問わず、陣頭指揮を取られたリーダーの方々から、現場の切実な声を聞かせていただいたところであります。被災地からは、油汚染の特殊性を踏まえた被災者支援制度の適用や、激甚災害の指定、災害廃棄物処理の支援についても、強い要望がありました。環境省として、関係省庁と連携し、いただいた御要望に真摯に対応しまして、被災地に寄り添って全力で支援、対応していきたいと、約束をさせていただいたところであります。引き続き一丸となって、被災地の1日も早い復旧に向けて尽力して参ります。このことは早速官房長官にも御報告してきたところであります。
 3点目でありますけれども、今日金曜日から、8日、日曜日にかけて、私自身、「第39回全国豊かな海づくり大会」に出席するため、また十和田八幡平国立公園における国立公園満喫プロジェクトの取組状況の視察を行うために、秋田県及び青森県を訪問する予定としております。この、全国豊かな海づくり大会は、天皇皇后両陛下の御臨席を賜り、毎年開催されているものでありまして、水産資源の保護、管理と海や川の環境保全の大切さを広く国民に発信するということを、内容としているものでございます。とりあえず私から以上3点でございますけれども、御報告を申し上げたいと思います。

2.質疑応答

(記者)読売新聞の前村といいます。今の佐賀県の大雨の視察についてなんですけれども、現地で様々な要望の声があったとお聞きしていますけれども、具体的に環境省として今後取り組んでいくようなその具体的な施策、支援策っていうのはあるのでしょうか。
(大臣)環境省のこういった災害における役割というものは、終わった後に災害廃棄物をどう処理するかということが主でありますので、そこについてももちろん質問もございました。それについては、1日も早く日常が戻りますように、災害等廃棄物処理事業費補助金による支援をしっかり進めていきたいと思っております。また発災直後の8月29日から、環境省職員及びD.Waste-Netの専門家を佐賀県及び福岡県に派遣しておりまして、今後もこの派遣を継続し、きめ細かい支援を続けているところであります。いずれにしても、人的支援及び財政支援の両面から、被災市町を全力で支援してまいるつもりでございます。

(以上)