城内副大臣記者会見録(令和元年8月29日(木)11:00 ~ 11:19 於:合同庁舎5号館25階会見室)

1.発言要旨

(副大臣)久々の記者会見でありますけれども、まずは私から2点、報告事項がございます。27日と昨日の28日、中部山岳国立公園の南部地域を視察してまいりましたので御報告いたします。昨日の天候は雨で、あいにくの天気だったのですが、上高地、乗鞍といった地域は、私自身、ドイツに10年おりましたけれども、ヨーロッパやアメリカの方々にも十分満足いただける、すばらしい自然景観だと実感いたしました。スイス、オーストリアなどとも、あるいはドイツの南部とも、遜色ないということを感じた次第でございます。また、旅館や体験施設の関係者の方々とも意見交換を行いまして、インバウンドを意識した多くの工夫と努力がされていることに感嘆した次第です。非常にセンスがいいなという感じがいたしました。また、インフォメーションセンター等、直轄施設の視察も行いましたが、今後、多言語対応について、今は、IT技術が進歩していますので、そういったものを活用して多言語対応をもっともっとやるべきだと思った次第です。よく駅に行くと、英語、中国語は簡体文字、繁体文字、中国本土と台湾、そしてハングルというのがあります。私は個人的に、それは別に否定するわけではないのですけれども、私が例えばタイ人だったら何でタイ語は書いていないとか、インドネシア人だったらインドネシア語を書いて欲しいと思いますので、やはりこれからは、かゆいところに手が届く、例えば多言語対応40カ国とか、インドだったらヒンドゥー語ですけれども、ウルドゥー語とベンガル語とかいろいろなものを入れてしまうとか、チベット語はどうするかという議論になると思いますけれども。そういう多言語対応をしっかりやっていくことが重要ではないかと思います。いずれにしても、来年2020年が国立公園満喫プロジェクトの目標年となりますが、団体客の一過性の観光、熱海に団体客がばっと行くようなことではなくて、やはり自然に対する関心の高い訪日外国人旅行者に対して、高い品質のアクティビティを長期滞在型で提供するなど、すばらしい自然を守りながら生かす取組が重要だと感じた次第でございます。大臣はじめ他の副大臣、政務官は国立公園を視察されたみたいですけれども、私も遅ればせながら、ようやく国立公園の視察が実現してよかったと思っております。
 2点目は、TICAD7ですが、現在、横浜で第7回アフリカ開発会議、TICAD7が開催されております。本日、私も出席する予定です。TICAD7では、アフリカ開発に関わる様々なテーマについて議論が今現在も行われており、私からは、今日の午後4時半だと思いますが、防災、気候変動に関するテーマ別セッションに出席する予定であります。私の下手な英語で、一応英語で、短いスピーチをする予定であります。適応と防災への包括的対応の観点から、昨年12月に施行されました気候変動適応法に基づく日本の取組や適応分野におけるG20の成果と、国際協力について、私から発言し、アフリカ各国にPRしていきたいと思います。時間切れで発言の機会が得られない可能性もありますので、念のため。加えて、26日から27日にかけてサイドイベントとしてACCP「アフリカのきれいな街プラットフォーム」第2回全体会合を開催いたしました。このTICAD7では、この会合の成果を報告し、アフリカ各国の廃棄物管理をより一層推進していくことを表明する予定であります。なお、このACCP第2回全体会合には、原田大臣、あきもと副大臣、そして勝俣政務官が出席されたと聞いております。私からは以上の2点です。

2.質疑応答

(記者)朝日新聞の松尾です。ワシントン条約の方が終わりまして。
(副大臣)ありましたね。締約国会議第18回。
(記者)コツメカワウソとか象牙とかがありましたけれども、まず、総論としての副大臣の今回の結果の振り返りと、あと、昨日、ヤフーを運営する運営会社の方が全象牙製品の11月からの取扱禁止という表現を使っていて、相当な量を多分、ヤフオク経由で動いていると思いますけれども、そのあたりの禁止に関する副大臣の見解を教えていただけると。
(副大臣)第18回ワシントン条約締約国会議が開かれまして、28日午後ですか、閉会したと聞いております。いずれにしましても、象牙の国内市場に関する決定につきましては、27日の全体会合で採択されたと報告を受けております。日本としても、厳格な国内取引や輸出入管理を徹底させることが象の保全のために重要であると考えておりまして、国内における象牙の取引管理を厳格化してまいりましたが、引き続きしっかり対応してきたいと思っております。また、ヤフーの件でございますが、ヤフーという事業者が、ネットオークションから全ての象牙製品の取引を禁止すると発表したことは認識しておりますが、これはあくまで事業者としての判断ですので、環境省として何か云々するというか、コメントするということは適切でないと思いますので差し控えたいと思います。いずれにしても、環境省としては、今後も違法な国内取引が生じないように、引き続き関係省庁、関係機関とも連携しながら取り組んでまいりたいと思います。なお、これはあくまでも個人的な見解でありますが、象牙とは別に絶滅危惧種である動植物を、時々私も発見して、えっというのがあるのですけれども、高山植物とかある種の希少な、採ってはいけないチョウとか、標本が売られたりしていると。つい最近だと思いますけれども、オオサンショウウオの卵とか、幾らでしたか、売りに出ているとか。これは明らかに違法ですから、むしろそういった取引が行われないようにしっかりチェックすると同時に、ヤフーのような事業者、特定の事業者ではなくて、そういった事業者がしっかりとチェックすることが大事ではないかと思います。
(記者)コツメカワウソについては、何かありますか。
(副大臣)カワウソですね。テレビでもやっていました、かわいいなと思いましたが。これはワシントン条約第18回締約国会議におきまして、今、一部で人気のある、かわいいと言われるコツメカワウソとビロードカワウソを附属書Ⅱから附属書Ⅰに移行することが確定したわけであります。いずれにしても、その結果を踏まえまして、今後、国内の流通も規制すべく、種の保存法の国際希少野生動植物種への指定の手続を進めていく考えであります。

(記者)環境新聞の小峰でございます。最近の日韓関係についてお尋ねしたいのですけれども。半導体材料、フッ化水素などの輸出管理の厳格化、そしてまた、いわゆるホワイト国外しの、これもまた施行されましたけれども、それに対して、韓国側が日韓のGSOMIAの廃棄という、北東アジアの安全保障上、大変なる、言葉が適切かどうかわかりませんけれども、暴挙に出たと思うのです。そして、一方で、日本国民の大部分は、今までの一連の韓国側のやり方に対して、天皇謝罪発言等々含めて、非常に今回の日本の措置に対して肯定的な支持を、いわゆる声が、否定的意見よりもはるかに多いと思うのですけれども、少し長くなりましたけれども、そもそも城内副大臣が昨年の10月でしたか、11月でしたか。
(副大臣)11月です。
(記者)日韓議連を毅然として退会したことをきっかけに、今回の日本国民の世論が盛り上がり、日本政府の対応につながったとも言えると思うのですけれども、改めて日韓の問題をどういうふうに受けとめるのか教えていただけますでしょうか。
(副大臣)今の小峰記者からの質問です。環境副大臣として所掌外の日韓関係、すなわち外交問題についてお答えするのは差し控えたいと思いますが、あくまでも一国会議員というか、一日本国籍を持っている日本国民としてお答えさせていただくとしますと、先ほど御指摘のとおり、たしか11月に、私、日韓議員連盟を比較的静かに退会したつもりなのですけれども、少しスポットライトを浴びました。それがきっかけとなって何か日本国民が、ということはないと思いますし、あまり関係ないと思います。いずれにしても、今回のGSOMIAの韓国側の一方的な破棄の問題と、いわゆるフッ化水素を初めとする半導体の素材の一部の優遇制度の見直しとは、全く関係ない問題だと思います。私自身、一般的な常識を持つ者として、一部のフッ化水素をはじめ、レジストとか、そういった物質は、化学兵器、あるいは核兵器を作る際の材料になるわけですから、その100%のうちの何割かが、どこか経由でどこかに行っているのではないのかというような話があり、かつ、そういう特別優遇扱いをしたわけで、年に1回はどういう状況なのかということを日韓の輸出管理当局で協議をしなければいけないところを、過去3年間、様々な理由でそれをある意味拒否したわけですから、当然、輸出管理上の、これは日本だけではなくて、東アジアの安全保障に関係するものなので、さすがに少し待ってくださいという話だったと思います。私はいろいろな方に説明しているのですけれども、韓国だけです、アジアで、特別扱いしたのは。要するに韓国だけに運転免許証のゴールドカードを与えて、ほかの人は、みんな普通の、私も今、運転免許証を持っていますけれども。たまたま、ゴールドカードだったのですけれども今年、更新するのを忘れてしまって、また元に戻ってしまいました。自分が悪いのですよ。わかりますよね、自分が。それを逆ギレして、ちょっと待ってくださいと。ゴールドカードを持っているけど、あなたちょっと違反しているではないですか、一時停止とか。3年間どうなっているのですかと。少し悪いけど、あなただけ特別扱いしたけれども、違反はするは、それは過去の問題があるにしても、危ないから、あなたにゴールドカードを与えられませんから。悪いけれども免許停止とか取消しには、私はしてもいいのかなと思うのですけれども、しないから、台湾とか他と同じ扱いにしますよと言ったら、普通は、すみません、これからそういう違反をしないようにしっかりと運転するから、またその暁にはゴールドカードをくださいと、ごめんなさいということを言ってくるかと思ったら、逆ギレして、何で私はゴールドカードではないのだ、あなたは私に制裁をするのかという。わかりやすいでしょう、皆さん、これは。違いますという人がいたら反論してください。そういう話なのです。GSOMIAと、安全保障と全く関係ないです。それを経済制裁とか報復だと言うのだったら、免許を取り上げるとか、関税、輸出規制をもっと徹底的に、要するにストップしてしまうとか。今やっていることは、100のうち、きちんとこれに使いますと、どこかに2割消えてしまいましたということでなければ大丈夫ですから、きちんと申請してくださいという話で、どうしてこうなってしまうのか、私はいまだによく分かりません。日本のマスコミの方も、輸出規制という言葉はおかしくて、優遇制度を見直すとしないと、何か日本の人たちも、何で韓国だけそんなにいじめているのという話になる。いじめるというのは、ほかよりも不当に扱いを低くするということですが、ホワイト国から外したと、単にゴールドカードが普通の免許に戻って、また頑張ればゴールドカードをあげるからという話です。小峰さん、こんな感じでよろしいでしょうか。
(記者)はい。わかりました。いじめられているのは、韓国ではなくて、日本だと思うのです。そのいじめの一つとして、環境省にも関係ありますけれども、福島第一原発事故の後の韓国の日本からの農産品の一部輸入禁止措置について、これだけだったら、失礼ですけれども、いじめみたいなものですけれども、さらにいじめを強化して、今度はいわゆる東京オリンピックの選手村に福島県産のものは出るのかだとか、それは安全の保障はどうなのかとか、あたかも東京オリンピックを壊すような、環境問題も絡めてやってきているということについて、何かこの辺のところに対する御見解はありますでしょうか。
(副大臣)わかりました。ここは環境省ですので、私は、元外務省で北東アジア課で韓国担当とかしていましたし、外務大臣政務官、副大臣をしていましたが、あまりここでそのような話をするのは適切でないと思いますが、いずれにしましても、日本としては冷静に、感情的にならずに、やはり不当なことは不当だと、おかしいことはおかしいということを冷静に感情的にならずに適切に対応していくことが大事であると思っております。これまで累次にわたり、この問題について安倍総理大臣自身、河野太郎外務大臣、世耕経済産業大臣、また菅官房長官初め、関係閣僚含めて、適切に対応しておりますので、それと同じラインで、しっかり対応してきたいと。他方で、TEMMとか、これは何度も質問ありましたけれども、日中韓環境協力というのは非常に重要でありまして、過去、中国との関係も重要ですし、今は少し残念ながら日韓関係ぎくしゃくしていることは否めませんが、どんなことがあっても、やはり国境を越える環境というグローバルなものについては、しっかりと、これは日中韓だけではなくて、アジア、ひいては世界全体に影響を与える問題ですので、それはしっかりと実施していくことは、私は大事だと思います。ここだけ環境関係ということで。以上です。
(記者)私も今日お聞きしたかったのですが、11月にTEMM、いわゆる日中韓の環境大臣会合で、これは韓国側は、今のところ、このTEMMからも11月の会議に出ないとか、そういうことを言っているのでしょうか。
(副大臣)現時点で、私は、韓国側からそのような発言、あるいは態度表明があったということは承知しておりませんし、そういうことはないだろうと信じております。

(以上)

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