原田大臣記者会見録(令和元年6月4日(火)9:35 ~9:48 於:衆議院分館1階ロビー)

1.発言要旨

今日は、閣議でかりゆしを全員が着て、気持ちも新たに臨んだような気がいたします。それでは、今日は1件でございます。本日の閣議で、原子力規制委員会の平成30年度の年次報告を、国会へ報告することを決定しました。

2.質疑応答

(記者)日本テレビです。昨日、明言されたレジ袋の有料化について改めてお聞きしたいと思います。G20を前にして改めてこのタイミングで有料化を明言された思いと、レジ袋の有料化、こちら大臣は就任以来ずっと言っておられましたが、その思いについてお伺いさせてください。
(大臣)タイミングは、実はお話にありましたように、昨年10月に着任したときの会見の中で、この問題をしっかり検討するということをお話ししたところでありまして、半年ちょっとかけまして、省内、さらにはもちろん経済界等々で議論をさせていただいたところであります。そういう意味ではちょうどG20もありますし、差し当たりは環境省の原案ではございますけれども、まずは発表させていただいて、国民の皆さんにしっかり議論していただくと、そこが大事だろうと思っております。当然、例えば関係省庁、さらに関係の経済界の皆さんとは事実上少しずつ相談はしておりますけれども、本格的な議論はこれからいただかなければいけないと思います。いずれにしましても、この方向で進めていきたいと、相談したいと思っております。なお、その準備の過程で、富山県さんが非常に進んでいるというお話を聞いたものですから、富山県の担当の方にも来ていただきまして、だいぶ詳しくお話を聞きました。少なくとも10年近く御苦労をされながら、他の都道府県もだいぶそれに倣って進めているというお話を聞いておりまして、これが一つの有用な方法になるのではないかと思っております。せっかくの機会ですから、G20それ自体は国際会議ですが、さまざまな議論があるときに、少なくともわが国はこういう形でプラスチック、またごみ問題については取り組んでいるという御紹介だけはしようと思っております。さすれば、国によってはそれを参考にしていただくということはあろうかと思います。いずれにしても、私どもがいつも考えているのは、レジ袋それ自体は全体のプラスチック汚染の本当に一部かもしれませんけれども、これは国民全ての皆さんに直接関わりを持つ大事な生活様式ですから、ある意味ではこれが全体のプラスチック問題、さらには環境問題を考える取っかかりになるのではないかと、そういう期待もできると思います。また、これを機に、よく言われるマイバッグとか風呂敷とか、みんなが考えられる、そういう汚染を出さない手法がまた広がっていけばいいなと思っております。

(記者)フジテレビの加藤です。レジ袋の件で、きのう大臣もお話しされていましたが、魚屋さんはどうしてもレジ袋を使わないといけなくて、小売店みたいなところではいろいろ難しい面もあります。まちの魚屋さんの規制に関してはいかがでしょうか。
(大臣)昨日は全体的なイメージ、私どもが今考えていることを国民の皆さんにもお知らせしたところであります。まさにこれからそれを具体化するに当たっては、私どもが考えなければならないことはたくさん出てくると思います。同じレジ袋でも、今、お魚屋さんの話がありましたけれども、どうしてもそれを使わなければいけないものもあれば、どう見てもあまり必要ないものもあると。そういう意味では、これからいろいろ産業界、経済界の皆さんとも詰めながら、最終的な細目も含めて本当にこれからしっかり議論しなければいけないと思っております。ただ、いずれにしても、富山県では、昨日説明しましたけれども、業界との協定という形で事実上の執行率を担保してきたわけであります。国の場合はそういうわけにはいきませんので、いずれかの時点でやっぱり法制化、法律化というのが必要だろうと思います。ですから、当然のことながら、それまでにはその辺の細目も含めて、やっぱりいろんな状況にもよるかと思いますが、詰めていきたいなと思っております。
(記者)魚屋さんは規制の対象外になる可能性もあるという風な認識でよいでしょうか。
(大臣)そこはだから、それを最終的にどう決めるか、まさにこれから皆さん方の御意見を聞かなきゃいけないと思っております。

(記者)朝日新聞の松尾と申します。2点ありまして、1点が昨夜以来こういった報道があって、官邸を含め、首相を含め、みなさんどういった反応が大臣のもとに届いておりますでしょうか。
(大臣)多少根回しもしておきましたし、よく国民の皆さんの御意見を聞いてやってくださいと、総理からも、短い言葉でありましたけれども、方向としてはいいから、しっかりまた御意見をいただくようにと、そういうお話をいただいたところであります。
(記者)もう1点ですが、富山方式のことをよく言及されていますけれども、一方で、ヨーロッパ各地の方が進んだ取り組みもあろうかと思います。生分解性プラスチックを除外して無料配布したり、生分解性プラスチックを生ごみの分別処理とつなげてやっているところもあるが、外国のそういった別の先進的な取り組みをこれから取り入れる考えはいかがでしょうか。
(大臣)昨日お配りしませんでしたけれども、私どもも外国の動きもかなり勉強したところであります。もっとはっきり絶対に出さないとか、しっかりまたお金を取るというようなこともあります。そういう意味では、具体的な方式は先ほど申し上げましたように、これからしっかり検討していかなきゃいけないと思っております。さまざまな方式がありますから、それはもうしっかり参考にして、いいものは取り組んでいくと。今、生分解の話も出ましたけれど、それこそ最終的に海に戻っても分解してなくなってしまうものは、本来なら決して悪いというか、取り締まらなければならないレジ袋ではないかもしれませんけれども、いずれにしてもいろんなハンドリング、扱いも含めて、これから具体化していきたいと思っております。

(記者)共同通信の水島です。よろしくおねがいいたします。今のに関連して、総理からも方向性としてはいいのではないかという趣旨の発言があったということですが、それは先ほどの閣議後の懇談会等での発言ということでしょうか。
(大臣)いつというわけではありませんけれども、多少しっかりした根回しはしておりまして、特段、否定的なことはございませんですし、私どもからすれば、もちろんそれに意を強くして、しっかりまた検討を進めなければいけないと思っております。
(記者)本日の閣議後の懇談会等でこの話題はあったのでしょうか。
(大臣)懇談会では出しておりませんけれども、立ち話というか、そういう時間はしばらくありましたので、そこはそれなりに偉い方には御報告はしているところであります。

(記者)毎日新聞の鈴木です。よろしくおねがいします。先週、政府で策定されたプラ戦略の中でもレジ袋の無料配布禁止が盛り込まれていたんですけれども、その策定を受けて、速やかに昨日の会見という流れになったのでしょうか。
(大臣)昨年、私が就任したときからそのことを発言しました。ですから、何かでやっぱりきちっと報告を出さなければいけないなという思いで、この半年以上やってきたところであります。たまたまこの時点になりましたし、あのアクションプランが刺激になったのも事実でありますし、何といっても今月のG20がやはり一つのターゲットというか、それまでに何らかの形をお示しするのも私どもの仕事だと、こう思っておりました。しかし、だからといってこれは決まったわけでも何でもありませんで、ただ考えを国民の皆さんに知らせたという段階ですから、今後、検討を加速していかなければいけないなと。申し上げておりますように、これは法律にしなければなかなか実効性が上がらないわけでありますので、それには法形式も含めて議論があろうかと思います。

(記者)新たな政策を打ち出すタイミングとしては、大臣としてはこの時期がよかったというお考えだったのでしょうか。
(大臣)それは結果論としては、国際会議ですから、さまざまな国がこれらの問題でどういう国内政策を取っているかというのもお互い述べ合うという機会があります。それで、お互い参考にし合うということであります。そういう意味では、一つこのG20の場で、私は、こういうことを今進めているんだというある程度具体的な施策としては発表できるようになったわけでありますから、それはそれでよかったなと思います。そういうことで、タイミングについては、どちらにせよ、むしろ早くやらなければいけないという思いで、ずっと中での検討を進めてきたところであります。

(以上)

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