大臣談話・大臣記者会見要旨

石原大臣閣議後記者会見録 (令和8年7月7日(火)10:10~10:23 環境省第一会議室)

1.発言要旨

私の方からは2件、ご報告を申し上げます。
まず1点目はリチウムイオン電池総合対策についてです。7月3日に「リチウムイオン電池総合対策関係省庁連絡会議」の第3回会合を開催しました。会議では、昨年12月に取りまとめた総合対策パッケージのフォローアップを行いました。また、火災事故が増加する夏場に向けた総合的な対策を確認しました。環境省からは、市町村において、リチウムイオン電池の回収体制の整備が着実に進んでいること、併せて、回収を実施していない市町村への支援を引き続き進めていくことを報告しました。 気温が上昇する夏の時期は、リチウムイオン電池に起因する火災事故が増加する傾向にあります。国民の皆様におかれましては、リチウムイオン電池を廃棄する際には、お住まいの市町村の分別方法に従った排出をしてください。また、使用に当たっては、直射日光を避け、高温環境下で放置しないことにも気を付けるようお願いをいたします。引き続き、「3つのC」、「賢く選ぶ(Cool choice)」「丁寧に使う(Careful use)」、「正しく捨てる(Correct disposal)」に心がけていただくようお願いいたします。
 
次に2点目です。明日の八王子市への出張についてです。明日、東京都八王子市におけるクマの出没現場を確認するため、現場に出張いたします。 八王子市では、春以降、複数件のクマの出没が確認されています。今後、都市部でもクマによる人身被害が発生するリスクがあることを想定して、対策を進めていくことが重要です。 八王子市長や出没現場に近い小学校の校長先生など関係者から対策についてお話を伺い、今後の課題や対策の方向性などについて意見交換を行う予定であります。現場の確認と関係者との意見交換を踏まえ、都市部におけるクマ被害の未然防止と出没時の対策強化に活かしてまいりたいと考えております。
私からは以上です。

2.質疑応答

(記者)時事通信の三浦です。よろしくお願いいたします。
リチウムイオン電池についてお伺いいたします。リチウムイオン電池が原因とみられる火災は依然として多く、先日の連絡会議でも発表されましたけれども、環境省が行った自治体への調査結果では昨年度の火災事故、暫定値ですけれども3万6000件を超えたとういことで、この件数についての受け止めと追加的な対策や制度改正の必要性についてお伺いいたします。また、昨年12月に策定しました「リチウムイオン電池総合対策パッケージ」について、現段階での評価と今後の課題や注力すべき部分なども含めてお伺いしたいと思います。
(大臣)ご指摘のとおり、令和7年度の調査によれば、リチウムイオン電池に起因する火災件数は増加傾向にあります。暫定値ですけれども年間で3万6000件ということで、1日100件近く発生していることになります。他方で、消火活動を必要とする火災は、横ばいです。リチウムイオン電池による火災への対策は喫緊の課題であると考えております。こうした状況を踏まえ、第3回関係省庁連絡会議を開催し、会議では、昨年12月の総合対策パッケージに基づく取組として、経済産業省より、モバイルバッテリー関係事業者に対して、販売製品の安全の確認を改めて要請したこと、国土交通省において、本年4月から航空機内へのモバイルバッテリーの持込みルールを厳格化したこと、といった取組の進捗を確認したところであります。環境省でも、自治体や民間企業の廃棄物処理施設において混入を防止する高度選別機や発火の検知設備の導入を支援しているところであります。対策パッケージに基づいて、関係省庁と連携し、やはりリチウムイオン電池の回収体制、ここを全国的に安全な形にしていくのが重要なのではないかと思います。まだまだ不燃ごみに一緒に混ぜてしまうという回収をしている自治体もあるものですから、きっちりされている有効な例を提示しながら、各自治体に有効な事例で、安全にリチウムイオン電池が組み込まれている商品を回収していただく、ということが非常に重要なのではないかと考えております。

(記者)環境新聞の小峰です。
石原大臣は土曜日、日曜日と青森県の八戸市、十和田市を訪問されましたけれども、この視察の目的、意義などを教えてください。
(大臣)4日には、十和田八幡平国立公園を訪れました。緑が輝く奥入瀬渓流と、再生に取り組む休屋地区の取組を視察したところであります。十和田湖は私も高校生の時に林間学校のような形で行って、その時は非常に多くの方が来られているイメージだったのですが、やはり時代の流れで、私が高校生ぐらいの時は40年以上前ですから、団体旅行が主だったのですけれども、今は個人旅行になって、団体旅行が中心だった十和田湖の湖畔というのは多くのホテルや旅館が廃業になってしまって、それを再生するということですね。そもそも国有地だったりするので、今、撤去作業をやっていて、うまく生き返ってほしいと感じました。せっかく、奥入瀬の素晴らしいところもありますので、二つ組み合わせてですね、環境省的ではないかもしれませんが、国立公園の有効活用ということで視察をさせていただきました。2日目は「みちのく潮風トレイル」のイベントに参加をしました。三陸復興国立公園の雄大な風景に触れ、「みちのく潮風トレイル」のイベントというのは東北の復興事業の一つですが、こういうイベントにも参加をさせていただいて、本当に素晴らしい景色ですし、青森特有のやませという冷たい風が吹くので、青森の地域というのは、高山植物も海岸線なので生えてくるのですね。そういう生物多様性を目の前にできるような、普通に海岸線にある夕顔とか朝顔のような植物のほかに、高山植物も生えているようなところで、また、海鳥がフンをすることによって、海鳥が渡っている時だけ岩が白くなる白岩とかもあって、まさに生物多様性を示しているような場所を歩いて、フルコースは7キロあるのですが、私は1.3キロしか歩かなかったのですが、非常に素晴らしい自然を感じることができましたし、是非多くの方に「みちのく潮風トレイル」を歩いていただいて、自然を健康のためにも満喫して欲しいなと思いました。偶然ですが、私の秘書が前日サウナに入っていた時にいたフランス人と会って、秘書がフランス人と話している姿を見て、外国の方も非常に楽しんでいらっしゃるという感じがしました。最後は八戸で、クマの緊急銃猟をやった市街地の場所も視察させていただきました。公園のところで見つかって、市の職員の方と猟友会の方が行くのですが、クマは見つからなくて、恐らく下水施設にいるだろうということで、そこは全部チェックしてから解散しようということで行かれたという話を聞いて、それで緻密に全部、建屋の場所とかを、訓練もしていますので、緻密に判断をしながら、徐々に徐々にクマを追い込んでいくというような形で調べていって、最後、多分ここだろうというところで、壁と建物の間の道のところなのですけれども、道路だけではなくて、結構、植木とか木が生えているのですが、それを両サイドから徐々に徐々に狭めていって、そろそろいるだろうと行ったらクマが出てきて、その時に出てきたところもバックストップになっていることもハンターの方は意識されていて、それで撃って、「死なかったので最後、息の根を止めて、武士の情けもかけました」というようなことも、ハンターの方が言われていました。そうやって銃猟したという話もお聞きしました。トップの方がもう20年以上の、でも私よりも若いぐらいの方、同じくらいかな、60歳前後ぐらいだと思うのですが、八戸の猟友会は30代ぐらいの人も結構入ってきているし、女性でも猟銃を持っている人もいるみたいな話も聞けて、非常にしっかりしているなと。そういうのは、訓練はしているけれども、「山での経験も現場で生きています」というようなお話も聞かせていただいて、まさに緊急銃猟をやった生の声を聞けて非常に参考になったところです。
 
 
会見動画は以下にございます。
https://www.youtube.com/watch?v=cjF2hFcF6yI
(以上)