大臣談話・大臣記者会見要旨

石原大臣閣議後記者会見録 (令和8年6月22日(月)9:10~9:20 環境省第一会議室)

1.発言要旨

私の方から1件、御報告させていただきます。資源循環自治体フォーラムの開催についてです。循環経済への移行に向け、本年8月6日に「資源循環自治体フォーラム」を東京で開催します。政府は、本年4月に「循環経済行動計画」を決定し、国家戦略として循環経済への移行を進めています。行動計画にも位置付けたこのフォーラムは、関係府省庁、金融機関などから、関連する取組やその意義について、広く発信するものです。さらに、金属資源・重要鉱物、プラスチック、太陽光パネルリサイクルなど8つのテーマについて、自治体と企業が意見交換する場を設け、今後の循環経済の取組のきっかけを創出してまいりたいと考えております。是非、多くの皆様に現地にお越しいただきたいと考えております。今後、東京を含めて全国7か所で開催していく予定です。7月1日に発足する地方環境局が各地域での開催を先導してまいります。環境省としては、本フォーラムの開催等も含め、循環経済への移行を推進し、ビジネスの創出、地域問題の解決と地方創生につなげてまいりたいと考えています。
私からは以上です。

2.質疑応答

(記者)よろしくお願いします。NHKの後藤です。
東京都は、2008年以降に禁止していた、ツキノワグマの狩猟について解禁する方向で、特定計画の策定を検討することを明らかにしました。環境省でも今年、特定計画のガイドラインを改定し、個体数管理やすみ分けの強化を進めていく方針が示されたと思いますが、今後、各都道府県での特定計画の見直しをどのように後押ししていきたいとお考えか伺わせてください。
(大臣)クマを対象とする特定鳥獣管理計画は、現時点で27道府県で策定されています。環境省では、今年度より、クマの個体数の調査・推定を実施し、各都道府県が適切な捕獲目標数を設定できるよう支援をしてまいります。また、計画の策定や見直しのために必要な調査・検討等に要する経費についても、交付金による支援を行っていくこととしているところであります。さらに、本年4月に地方環境事務所のクマ対策専門官等を増員・配置し、都道府県からの相談に応じて助言を行うなど、技術面での支援も行っているところであります。7月には「地方環境事務所」が「地方環境局」となります。クマ対策についても、さらに地域に根差した対策が迅速かつ的確にとられるよう、私からも地方環境局長に7月以降に伝達したいと考えております。環境省としては、都道府県が実効性の高い計画を策定できるように、しっかり後押ししてまいりたいと思います。加えて、個体数管理によるクマの出没抑制や、人とクマのすみわけの実現など、国全体としての目標が達成されるように、全力を尽くしてまいりたいと考えております。
 
(記者)河北新報の柴崎と申します。よろしくお願いします。
指定管理鳥獣の夜間銃猟の制度についてお伺いします。各地でクマの緊急銃猟が続いていまして、捕獲が日をまたぐというケースも見られています。日没後の夜間銃猟は緊急銃猟でも、認定を受けたハンターに限って特例的にできることになっていますけれども、クマの出没が多発している地域でも有資格者が一人もいない県というのもそれなりにあるという状況です。まず、大臣として夜間銃猟ができる人材確保の必要性をどのように御認識されているかについてお伺いします。
(大臣)市街地や集落周辺において、夜間にクマが出没している場合には、夜間銃猟も対策の選択肢となり得ます。一方で、夜間銃猟の実施にあたっては、誤射などによる人身事故の防止や、クマが逃げ出すこと等がないように、確実な捕獲が必要です。このため、高度な技術や知識を有する人材が求められます。環境省では、夜間に緊急銃猟を実施する可能性のある自治体に対して、夜間銃猟に対応可能な人材を確保することを推奨しており、技術や知識の習得に必要な講習も開催しています。講習の参加に要する交通費等については、環境省の交付金による財政支援の対象ともしております。引き続き、必要な支援を行ってまいりたいと考えております。
(記者)重ねて、夜間銃猟の、今言っていただいた講習会について、現状、その講習会の技能確認の会場というものが、北海道とか、東海地方とか、そういったところの開催となっていますけれども、クマの被害が多発している東北の県からは、受講しやすいように、東北6県でもぜひ開いてほしいという声が出ているようですけれども、環境省として今後東北にも会場を設けるというお考えはありますでしょうか。
(大臣)環境省が開催する夜間銃猟の安全管理講習は、これまでシカを対象としていました。このため、シカ対策のニーズも考慮して、北海道、群馬県、静岡県、京都府などの射撃場で開催してきたところであります。昨年、緊急銃猟制度が創設され、クマを対象とした夜間銃猟のニーズが高まったことを受けて、今年度は、東北地方でも複数箇所で開催を予定しております。現在、開催に向けて関係自治体や射撃場関係者と調整しているところであります。確定をしたら、事務方に聞いていただければと思います。
 
(記者)毎日新聞の高橋です。お願いします。
小笠原諸島が世界自然遺産に登録されて24日で15年になります。固有の生態が評価されてきた島ですが、登録後も外来種の侵入でしたり拡散が続いていて、遺産価値が危ぶまれる状況にあります。環境省は今年度、外来種の侵入ルートなどの調査を実施する方針ですが、現時点で強制力を持った規制の必要性をどうお考えか教えてください。
(大臣)環境省では、林野庁、東京都、小笠原村などの関係機関や地域の関係者等と連携して、世界自然遺産に登録されている小笠原諸島の貴重な生態系の保全に取り組んできたところであります。なかでも、グリーンアノールやネズミ等の外来種対策に注力してきました。しかし、近年新たな外来種の侵入や生息域の拡大が確認されているところであります。このため、既に侵入した外来種の防除に加えて、更なる対策の強化に向けた検討を開始したところであります。現時点では規制的な手法を前提としておりませんが、まずは、物流経路等の実態把握を進め、その結果を踏まえて、効果的な対策を講じてまいりたいと考えております。引き続き、関係機関や地域の関係者等と連携して対策を進めてまいります。将来に渡って小笠原の価値をしっかりと保全できるよう力を尽くしてまいりたいと思います。また、あわせて海外の規制や防除のようなことも少し調査をするということになっておりますので、そういうものも参考にしながら検討させていただければと思っております。
 
(記者)読売新聞の児玉です。おはようございます。
トキの関連でお伺いしたいのですけれども、25日から、放鳥対象のトキの野生化に向けた訓練が始まると伺っています。大臣の、トキの野生化に向けた期待、何かありましたらお伺いさせていただけますでしょうか。
(大臣)本土での放鳥にも参加させていただいて、昨日、テレビでスペシャル番組をやっていただいたのですが、まだ見ていなくて、録画して、これから見ようと思っていますけれども、ぜひ定着していってほしいなと思っています。旧宏池会の西田先生の選挙区なので、聞いたら、放鳥したところには、住んでいないのではないか、違うところに住んでいるのではないかというようなことを、西田先生は言われていましたけれども、そういう状況も今後追って色々と報告を受けたいと思います。
 
 
会見動画は以下にございます。
https://www.youtube.com/watch?v=SeFxYJ_GV64
 
(以上)