大臣談話・大臣記者会見要旨

石原大臣閣議後記者会見録 (令和8年3月17日(火)8:35~8:42 衆・本会議場正玄関側)

1.発言要旨

おはようございます。私から3点。
まず、1点目は、米国との国立公園分野における協力覚書についてです。3月13日、米国バーガム内務長官と「日本国環境省と米国内務省との間の国立公園分野における協力覚書」に署名を行いました。本覚書は、日本と米国の国立公園の間で、公園の保全管理や野生生物の保護管理等について包括的な協力を進めていくものです。国立公園分野に特化した協力覚書を締結したのは、今回が初めてとなります。本覚書に基づき、日米の国立公園の友好関係を強化・発展させ、米国側とこれまで以上に連携・協力して、国立公園の各種取組を進めてまいりたいと思います。
2点目は、自然共生サイトの認定についてです。環境省では、地域生物多様性増進法に基づき「民間の取組等によって生物多様性の保全が図られている区域」を「自然共生サイト」として認定しています。本日、令和7年度3回目の認定として、108か所を自然共生サイトとして認定いたしました。これにより、自然共生サイトは合計569か所となり、これまで目標として掲げていた「早期に500 以上の認定」を達成することができました。引き続き、民間企業、地方公共団体等との連携を深め、生物多様性保全の取組を進めていきます。そして、2030年までに、陸と海の30%以上を保全する30by30目標の達成や、ネイチャーポジティブの実現に向けて取り組んでまいります。
最後、3点目ですけれども、第5次レッドリストの公表についてです。本日、「鳥類」及び「爬虫類・両生類」について、環境省第5次レッドリストを公表します。今回の評価では、かつて全国の水田等に広く分布していたニホンイシガメなどが、生息環境の悪化などにより、新たに絶滅危惧種となりました。一方、タンチョウやアマミヤマシギなどは、長年の保全活動の成果等により絶滅危惧種から外れることとなりました。この結果は大変喜ばしいことであり、関係者のこれまでのご努力に、心から敬意を表します。環境省としては、多くの種が絶滅のおそれから脱することができるよう、引き続き必要な保全施策を進めてまいります。
私からは3点、以上です。

2.質疑応答

2.質疑応答
(記者)幹事社、日経新聞の井田です。よろしくお願いします。
冒頭発言、米国に関連して、2点お伺いいたします。1点目ですが、大臣は昨日、米国環境保護局長官と会談されましたが、会談内容は具体的にどういうふうなものだったでしょうか。2点目として、米国は温暖化ガスの排出削減など環境政策に対して、トランプ政権は否定的な姿勢をいまだに崩していません。今後、今回の国立公園における協力枠組みを、例えば温暖化対策ですとか、他の領域にも広げていくお考えはあるでしょうか。2点お願いします。
(大臣)まず1点目ですが、昨日、米国環境保護庁のゼルディン長官と面談いたしました。重要鉱物リサイクル分野での連携、自動車に関するリサイクル技術、プラスチック汚染対策、福島の復興などについて議論を行いました。また、気候変動対策の重要性についても、我が国の考え方を説明したところであります。日米の環境協力などについては、非常に有意義な意見交換ができ、認識を共有できたと思います。先方の発言内容を含む会議内容の詳細については、外交上の問題ということでお答えを控えさせていただきたいと思います。また、2点目ですけれども、13日に、米国内務省のバーガム長官と、日本国環境省と米国内務省との間の国立公園分野における協力覚書に署名できたことは、大変喜ばしく思います。13日は本当は署名の式典を米国大使館でやるところだったのですが、ちょうど衆議院で夜、本会議が入ったので出られなくて、翌日、短い時間でしたけれども、インド太平洋エネルギー安全保障閣僚・ビジネスフォーラムに行きまして、ゼルディン長官ともお話しさせていただきました。今言われたような、気候変動と国立公園の関係については特に話には上がりませんでした。
 
(記者)共同通信の水島です。よろしくお願いいたします。
冒頭の国立公園の日米の覚書についてですけれども、その中には 日本とアメリカの国立公園、それぞれ姉妹提携の協定を結んで、年内には候補地を選定するというようなこともございましたけれども、現段階でどこが候補に上がってくるかというのは、何かあればお願いしたいのと、以前、駐日大使がいらっしゃった時にレーニア山と富士山の連携ということで非常に盛り上がったと思います。Xにもそのような趣旨も書いていたのですけれども、レーニア山と富士山、富士箱根の国立公園が候補になるのか、その辺りはどのようにお考えでしょうか。
(大臣)まず、姉妹提携する国立公園、年内にということなのですが、これから検討するということであります。米国の国立公園と自然景観や生態系等が類似し、同じような課題を持つ国立公園を念頭に検討を進めたいと考えております。大切なのは、アメリカの方はだいたい国立公園は国有地なのですけれども、日本の場合はいろいろな自治体、また民間も絡んでいますので、地域の関係者のお声も聞きながら丁寧に進めていきたいと思います。富士山とレーニア山は、2003年から姉妹山として、民間レベルでの交流が行われていることは事実であります。ただし、姉妹公園の対象となる国立公園は現時点では今お話ししたようにまだ決まっておりません。今後、地域の関係者の考えも聞きながら丁寧に検討を進めてまいりたいと思います。
 
会見動画は以下にございます。
https://www.youtube.com/watch?v=mbxjREdK6uE
 
(以上)