大臣談話・大臣記者会見要旨

石原大臣閣議後記者会見録 (令和8年2月24日(火)10:50~11:00 環境省第一会議室)

1.発言要旨

ありません

2.質疑応答

(記者)おはようございます。産経新聞、織田と言います。よろしくお願いします。
私から、クマのことでお伺いしたいと思います。早い場所ではもう3月の上旬から、ツキノワグマが冬眠から明けて出てくるというようなタイミングを控えております。今の時点での対策の進捗であったり、あるいは国民の皆さんへの呼びかけということがあったらお伝えいただきたいと思います。
(大臣)環境省では、冬眠明けのクマの出没に備えるために、令和7年度補正予算による交付金を活用しまして、放置された果樹の伐採や緩衝帯の整備、緊急銃猟に必要な資機材の購入、クマの春の管理捕獲の準備や実施等について自治体を支援しているところであります。また、昨年から継続して、緊急銃猟に関する現地研修会や、東北地方の自治体を対象とした春の管理捕獲等に関する講習会を行っております。冬眠明けのクマによる被害を防ぐためにも、引き続き、強い緊張感を持って、クマ対策に取り組んでまいりたいと思います。また、令和4年3月に、特定鳥獣保護・管理計画作成のためのガイドライン(クマ類編)」を改定しておりますが、これを今また改定を進めておりまして、今パブコメをしているのですが、今年の3月末にさらなる改定版を出させていただきたいと考えているところであります。
 
(記者)朝日新聞の福地です。よろしくお願いします。
先週の金曜日、自民党の環境部会温暖化対策調査会の合同会議の中で、井上元環境副大臣の方から、トランプ大統領の排ガス規制の、政府解釈撤回の政策等に触れて、トランプ大統領の環境政策への後ろ向きな姿勢について、日米首脳会談で高市総理からカーボンニュートラルの重要性を説明してもらいたいという御発言がありました。その場に辻󠄀環境副大臣もおられて、そういう発言があったのですが、アメリカ、特にトランプ大統領に向けての、そういった環境政策、温暖化対策の重要性を説明していく必要性について、大臣のお考えがありましたらお願いします。
(大臣)いつも言っていますけれど、気候変動は人類共通の喫緊の課題であり、主要排出国を含め、すべての国の取り組みが重要なことは、変わりはないと思います。そういう中で、トランプ大統領はパリ協定からも離脱をされて、そしていろいろな、EVの援助などもやめておられるわけであります。3月に日米首脳会談が行われるのではないかという報道はありますが、まだ確定もしておりませんし、今の段階で総理に何か発言を求めるということは、私としては今考えていないということであります。
(記者)トランプ大統領の取り組み、他国から変えていくとかは、難しい面はあるとは思うのですけれども、一方で、ビジネスとしてというか、別の文脈で脱炭素政策に通じる、特に経済安全保障とかの観点からとか、様々な工夫はあり得るのかなと思ったりもするのですが、そのあたりの考え方というのがもしありましたらお願いします。
(大臣)私自身はずっと記者会見で言っていますけれども、選挙区に伊豆諸島とか小笠原があって、今回、適応の評価書も出ましたけれど、報道もされていますけれども、みかんが実と皮の間が空いてしまうとか、伊豆諸島でも昔は結構くさやの原材料を取れたのですけれども、全く取れなくなって、東北の方から仕入れているような状況になって、深海の水温が安定している金目鯛ぐらいしか取れなくなっている状況も見ていますし、南方のマグロが結構あがってきているのを見ていますので、やはり気候変動の問題が大きいというのを肌身で感じているので、その対応をしていくことに。トランプ大統領、もう残りの任期で、要するに8年間しかできないわけですから、アメリカの憲法上で。やがてまたアメリカも変わってくるのではないかと期待しているところです。
 
(記者)共同通信の鈴木です。
少し日が開いてしまったのですけれども、この間の衆院選の前日に、プラスチック条約の条文を話し合う、政府間交渉委員会の新しい議長が選出されました。チリのフリオ・コルダノ氏が選出されました。大臣も御存知のとおり交渉が停滞しております。この議長の変わることに対する期待と、あとは停滞している中でも今度日本で非公式協議が開かれたり、日本は積極的に交渉が関わっていると聞いておりますが、改めて日本としてどう交渉を進めたいか、教えていただければと思います。
(大臣)2月7日にチリのコルダノ氏がプラスチック条約の政府間交渉委員会の新議長に就任したことをまず歓迎したいと思います。コルダノ氏は、チリの外務省で局長級の方でありましたけれども、まさに精通された方であります。新議長の下、条約の合意に向けたプロセスが加速することを期待しているところであります。新議長と連携して交渉を再始動させるため、まず来月、我が国主導で非公式な事務レベルの交渉会合を開催する予定です。各国間の率直な議論を促進してまいりたいと思います。引き続き、積極的に交渉を主導し、できる限り多くの国が参加する実効的かつ進歩的な条約の早期策定に向けて、日本として貢献してまいりたいと考えています。
(記者)ありがとうございます。ちなみになのですけれども、大臣はいつも気候変動の方で、選挙区の島のお話をされると思うのですけれども、そういうところにプラスチック汚染ってあるのではないかなというか、そういう話というのは有権者の方とされるのでしょうか。
(大臣)この前も土曜日に、戸田建設の浮体式洋上風力の式典に出てきたのですけれども、出口市長から、かなり漂流ごみが多くて、プラスチックのごみが多くて、取っても、取っても大変だという話もお聞きしました。海洋に流れてくるプラスチックの汚染のごみの問題も多々あるなという感じがします。あと先般、記者の方にも来ていただきましたけれども、カンボジアの環境大臣とお会いした時も、そのプラスチックによるポイ捨てが多いのだと思うのですけれども、カンボジアの環境への悪影響みたいなことも言われていましたので、プラスチックの生産、リサイクルとか、生産量とかの話ではなくて、プラスチックに対する処理を海に流してしまうみたいなことに対する問題というのは、世界各国、日本も含めて、特に離島など、あるなということで、そういうことも全体的にカバーしながら、条約が締結されることを期待します。もともとはブルーオーシャンビジョンで、ナノプラスチックみたいなことがさきがけになって、この条約の交渉になりましたけれども、スパンが広がってしまったので、なかなか産油国との間の合意が難しかったりしていますけれども、なるべく最大限、多くの国々が参加できるような形でプラスチック条約が締結できるよう、これからも努力を重ねてまいりたいと思います。そういう中で、新議長が選ばれたということで、この分野に精通された方が選ばれたということで、強く期待をしているところであります。
 
会見動画は以下にございます。
https://www.youtube.com/watch?v=IvJC5qRdIAM
 
(以上)