大臣談話・大臣記者会見要旨

友納政務官 森下政務官 就任記者会見録 (令和7年10月23日(木)16:50~17:10 於:環境省第一会議室)

1.発言要旨

(友納政務官)この度、環境大臣政務官、内閣府大臣政務官を拝命いたしました、友納理緒と申します。どうぞよろしくお願いいたします。環境大臣政務官としては、環境再生・資源循環局、水・大気環境局、環境保健部、原子力規制委員会を担務といたします。また、内閣府大臣政務官としては、原子力防災を担務といたします。私自身は担務の中では特にと申しますか、すべてにきちんと取り組みたいと思いますが、サーキュラーエコノミーについては、3Rの時代から、経済的な価値をそこから生み出すというところにつながってきていると思いますので、前は内閣府の大臣政務官で科学技術を担務としておりましたので、そういった再利用しやすいものを作っていくとか、色々なスタートアップの皆さんも含めて、そういった技術を用いることが、イノベーションにつながっていく、そういった、環境と組み合わせた様々な政策が可能かと思っておりますので、そういった面にもしっかりと取り組んでまいりたいと思っております。あとは元々、看護師でもございますので、環境汚染からくる健康被害ですとか、そういった問題にも真摯に向き合って取り組みを進めてまいりたいと思います。あとはこれも担務ですけれども、東日本大震災からの復興、そして再生につきましては、私自身、司法試験に受かった後の司法修習を岩手県盛岡市でやっておりまして、丁度その一年間、司法修習があった間に東日本大震災が起きたということがございました。盛岡は沿岸部でもございませんので、もっと大変な思いをされた皆さんがたくさんいらっしゃるということは重々認識をしておりますが、やはりその場で被災をしたという身としては、復興支援というものはしっかりと進めていかなければいけないと思っておりますので、それが一つ私の担務にあるというところはさらにそれを推進し、きちんと取り組んでいくことが、私の役割だと思っておりますので、その面もしっかりと取り組んでいきたいと思います。辻副大臣と青山副大臣に、御指導いただきながら、森下政務官とともに、石原大臣をしっかりとお支えしてまいりたいと思います。まだ力不足な面もあると思いますが、しっかりと取り組んでまいりますので、どうぞよろしくお願いいたします。
 
(森下政務官)この度、環境大臣政務官を拝命いたしました。衆議院議員の森下千里です。私は環境大臣政務官として、総合環境政策統括官グループ、自然環境局、地球環境局、そして地域脱炭素推進審議官グループを担務させていただきます。環境問題というのは本当に幅広くあるわけでありまして、私は現在、東北比例であり、宮城を中心に活動をさせていただいております。例えばですけれど、第一次産業に従事される方も多い中で、農業や水産業、そして林業といったところでもこの環境という問題に関しては、もちろん多くの関係があるなと深く感じております。また、最近では大変話題になっておりますけれども、クマの被害が出ている、こういったところも、地域からも声をいただいております。また、担務の中にあります、再エネということでは、メガソーラーの問題、これも宮城県でも言われているところでありますので、やはり柔軟に地域の皆様方の声をしっかり聞かせていただきまして、いち早く対応していくということが課題になってくるのではないかなというふうに思っております。まだ私自身、初当選からまだ一年という短い時間で、このような大きな役を任せていただいたことに、感謝と緊張感を持って取り組んでまいりたいと思っております。辻副大臣、そして青山副大臣にしっかり教えを請うて、そして友納政務官とともに、石原大臣を支えていきたい、そして、環境省の職員の皆様方と力を合わせて環境行政を前に進めていけたらなと思っておりますので、至らぬ点もあると思いますけれども、どうぞよろしくお願い申し上げます。

2.質疑応答

(記者)環境新聞の小峰と申します。端的にお尋ねします。お二人の政務官、どちらからでも結構ですけれども、かつて靖国神社に参拝したことがありますか。また、政務官在任中に参拝するつもりはありますか。じゃあ友納さんの方から。
(友納政務官)御質問ありがとうございます。今、私の立場は政務官としてのお答えになりますので、これまでのことも含めて、あとこれからにつきましては、個人の内心の問題に関わるものですから、個人として判断はさせていただきたいと思います。こちらでのお答えは差し控えさせていただきたいと思います。申し訳ございません。
(森下政務官)森下です。私も現在は政務官としてこの椅子に座らせていただいておりますので、これまでの私の活動だったりはSNS等を通じて御承知だと思います。また、これからに関しましても、適切な判断をして行動に移してまいりたいと思っておりますので、よろしくお願いいたします。
 
(記者)女性政務官ということで改めて伺いたいなと思うのですけども、104代首相にですね、高市さんが女性として、初めて女性に参政権付与されて79年になって、ようやく女性の総理が誕生したということについて、また、保守的な信条を持たれている高市さんに対して、政府の中でどういうふうに支えていかれるお考えかというのを伺えればなと思います。
(友納政務官)御質問ありがとうございます。私ももちろん高市政権の一員でございますので、高市政権の持たれている方針をなるべく尊重して、しっかりと政策に取り組んでまいりたいと思います。そして女性総理が誕生したということは、私自身としては大変嬉しいことだと思っています。なかなか女性の政治参画が進まないと言われている我が国ですから、私も、初当選してから三年間、女性の国会議員として活動させていただきましたが、まだ幼い子どももおりますけれども、やはりかなり両立は難しいところがございます。その中で女性が上の立場に立っていくということが、いかに難しいことかということもよく分かっております。そういった中で高市総理がおそらく我々にも見せないような中で努力をされて、今の立場まで行かれて、そして総理になられたということは大変素晴らしいことだと思いますし、この日本の国にとっても、なかなか破れないガラスの天井というものをしっかりとこれまでの慣例だったり、常識だったり、そういったものを打ち破って総理になられたということは、日本全体にとっても大変素晴らしいことだと私は考えております。うまく答えられず大変申し訳ございませんが、私自身もそう思っております。ありがとうございます。
(森下政務官)森下です。私も素直に高市政権の一員にまずなれたことは、大変に嬉しいなというふうに思っております。その中で先ほどありましたとおりで、やはり女性の総理が誕生した。このことは、世界にも本当に大きなインパクトだというふうに思っています。また、友納政務官からもあったとおりで、やはり女性が政治に参画するというのは極めて難しいところがまだあると思います。家庭と仕事との両立をされている方も大変多くおられますけれども、本当に皆さん御苦労されているというふうに思う中で、政治の場でそれを実現していくというのは、本当に私たちに見せない努力もあると思います。そういった中で、高市総理が、多くの女性のみならず、多くの国民の皆様の勇気や励みになるのではないかなと、そんな思いで私も政府の一員として頑張っていきたいなというふうに思っております。ありがとうございます。
 
(記者)時事通信の吉田と申します。よろしくお願いします。お二人とも東北にゆかりがあるということで、福島の再生についてお伺いします。福島で発生した除去土壌の再生利用がこれまで9箇所、中央省庁と首相官邸で今完了した状態で、これから地方の部局などでも活用が広がっていくと思いますが、やはり住民の皆さんの不安であるとか、そこはまだ払拭が完全にしきれてはいないと思いますが、そこの辺り、どのように推進されていきたいかお考えをお聞かせください。
(友納政務官)では、私の担務ですので私の方から答えさせていただきますが、除去土壌の中間貯蔵開始後30年、2045年の3月までに県外最終処分をするという方針は国としての約束ですから、これは、法律にも規定されておりますので、進めていかなければいけないというところでございます。ロードマップに基づいてと今おっしゃっていて、私も前内閣府におりましたので、8号館の前に除去土壌が使われたということもございましたが、そういった復興再生利用を進めてきたところですので、今、国民の皆様の理解がというお話でしたけれども、そこは御不安な点、そういった点にはきちんと国として説明をさせていただきながら、政府一丸となってしっかりと取り組んでまいりたいというふうに思います。御不安があるということは、こちらの説明をきちんとよりわかりやすく適切にしていく必要が、これからもあるということだと思っておりますので、しっかりと取り組んでまいりたいと思います。
 
(記者)NHKの後藤です。先ほど少し御発言の中でもありましたけれども、再エネと地域の共生のあり方っていうところが今年の課題になっていると思います。宮城でも、やはり事案があるということもおっしゃってくださいましたけれども、釧路でもあったり、福島の先達山とか、色々な地域で自然破壊ですとか、色々な懸念の声が高まっていると思いますが、こちらについてはどういうふうに考えていらっしゃるかと、政務官になられた後にどういうふうに政策を進めようと考えていらっしゃるか、お伺いできればと思います。
(森下政務官)私が担務ですので答えさせていただきます。再生可能エネルギーはやはり地域の皆さんの御理解と共に生きる、またこの共生という言葉になってしまい、月並みで大変恐縮なのですけども、やはり皆さんに御理解していただきながら存在していかなければいけないというところが強くあるなというふうに感じておりますし、また共生を図りながら導入拡大を進めていく必要があるのではないかということであります。また、その上で今おっしゃっていただいた、簡単に言うとメガソーラーだったりの問題だと思うのですけれども、これもやはり、私は政治というのはバランスがすごく大事だというふうに思っておりまして、推進するものだったり、促進するものももちろん必要ですし、例えばそれが行き過ぎているのであれば止めなければいけないということだったり、抑制しなければいけないところは抑制すべきということをどこでジャッジをしていくかということだと思います。ですので、やはりより地域の皆様方の声を聞かせていただくということが大事なのではないかと思っております。
 
(記者)朝日新聞の福地と申します。お二人にお伺いします。友納政務官から先ほど御自身の医療であったり、そういった分野とつなげて環境汚染との政策に関連した御発言がありましたけれども、お二人の御自身のこれまでの経歴とか、御経験をもとに、すでに割り振られている担務と結びつけて、こういった経験、知識が活かせるのではないかとか、こういったところを活かしていきたいというイメージがありましたらお願いします。
(友納政務官)私の方からお答えをさせていただきます。今おっしゃっていただいたように、私は、前職で看護師をしておりましたので、やはり健康被害の面に関してですね。熱中症もそうですね、幼い子供もおりますので。高齢者の方も含めてですけれど、在宅で過ごされている皆さんもそうです、企業の皆さんももちろんそうですけれども、熱中症についてもこれまで様々、医療という立場から取り組みをさせていただいたことがありますので、そういった健康に関わる部分というものは、しっかりと科学的知見、エビデンスに基づいた対応になってくると思いますけれども、取り組みをさせていただきたいというふうに思っているところでございます。
(森下政務官)私は地方創生の文脈で考えていたりもしておりまして、やはり環境問題というものは、どうしても自治体さんごとだったり、地域に落としたときになかなか理解が進んでいないというところがあるなというふうに正直なところ感じています。ですので、やはり住民の皆さんに理解をしっかりしていただきながら、先ほど申し上げたようにネット・ゼロであったり、サーキュラーエコノミー、そういったものも推進していきたいなと思っております。また、それができることによって、地方創生の大きな新たな成長、これは高市内閣が掲げているものでありますので、そういったところに弾みをつけていくことができるのではないかなと思っております。また、私自身個人でありますけども、やはり以前から実は鳥獣被害というものが宮城県内で多くて、熊は確かに最近よく話題にはなりますけれども、鹿やイノシシ、こういったものもたくさん出る地域であります。鹿にぶつかったことがたくさんあるみたいな方もお会いするわけでありますので、そういったもともとあった地域課題を私も感じておりまして、狩猟免許なども取らせていただきました。日頃そうした猟友会の方々とも、意見を重ねさせていただいておりまして、やはり実態として、どう自然動物と付き合っていくのか、ということは大きな課題だというふうに思っており、またそれにしっかり取り組むことになりましたので、全力を尽くしてまいりたいというふうに思っております。どうぞよろしくお願い致します。
 
 
 
以上