大臣談話・大臣記者会見要旨

浅尾大臣閣議後記者会見録 (令和7年8月8日(金)11:15~11:22 於:環境省第一会議室)1.熱中症対策推進会議の開催について

1.発言要旨

おはようございます。昨日、熱中症対策推進会議を開催し、石破総理大臣にも御出席いただきました。石破総理からは、学校の体育館等へのエアコン設置支援、クーリングシェルターの活用促進、働く人の現場における休憩場所の整備や健康管理の徹底、災害による避難時の熱中症対策、などについて、関係省庁が緊密に連携し、できることをすべて実行するよう、指示がありました。これを受け、環境省としても一層熱中症対策に力を入れていくとともに、現在実施しております熱中症対策の効果について、今後はPDCAサイクルを回しながらしっかり検証していくことが重要であると考えております。気象庁によれば、「極端な高温は一旦収まりますが、8月後半は、再び猛暑日となるところが多くなる」との見通しが示されています。国民の皆様におかれましては、エアコン等を適切に利用し、涼しい環境で過ごす、こまめに水分・塩分補給を行う、周りにいる高齢者や子どもなどへ、見守り・声かけを行う、などの熱中症予防行動をとっていただくよう、改めてお願いします。
 私からは以上です。

2.質疑応答

(記者)幹事社の日本テレビの安藤と申します。よろしくお願いいたします。
昨日の熱中症対策推進会議ですが、石破総理から昨年の熱中症対策の死者数と交通事故の死者数の比較がありました。ただ、交通事故とは異なりまして、熱中症は大臣も御発言されていますが、熱中症は個々の対策により防げるものだと思います。今後も暑さが予想されていく中、亡くならずとも、救急搬送される方も多くなることが予想されていく中で、総理の指示の下、環境省として具体策として、この夏の間になにができるとお考えでしょうか。
(大臣)御指摘の通り、熱中症は交通事故とは異なって、適切な対策をすれば防ぐことができる症状でありますし、当然のことですけれども、結果として、亡くならないで済む方も、そういった形で取り得るということで、しっかりとそういうことを含めて対策をしていかなければいけないと考えておりまして、環境省では、現在、熱中症特別警戒アラート等の運用を行っております。また、市区町村によるクーリングシェルターの指定に向けた支援、さらに、国民に熱中症の予防行動を呼びかける普及啓発事業の取組を通じて、熱中症対策を推進しているところであります。厳しい暑さが続くと見込まれる8月中下旬、9月に向けて、まずは、こうした取組を再徹底し、様々な機会やチャンネル、例えばテレビラジオ等も含めて、そうしたチャンネルを活用して、国民の皆様に命と健康を守る行動を呼びかけていきたいと考えております。また、昨日の総理指示を受け、環境省としても、熱中症対策を一層強化する必要があると考えており、具体的な対策の検討をするよう事務方に指示を出したところであります。
 
(記者)朝日新聞の杉浦です。
1週間後に迫った15日の終戦の日に、靖国神社への参拝の御予定があるか、また、玉串料などの方の予定があるか、お聞きしたいと思います。
(大臣)個人として適切に判断していきたいと考えています。
 
(記者)環境新聞の小峰です。
先日、総理官邸に福島の除染土の安全レベルまで下がった、再利用の土をもとにした鉢植えを、初めて総理の官邸に設置しましたけれども、それで、政府全体として協力するということです。一方、環境省は厚労省と一緒に、合同庁舎の正面入り口に2つの鉢植えをやっておりますけれども、政府全体の中でやるとしたら、まず福島第一原発事故を起こした経産省の責任も兼ねて、そして福島再興に対する経産大臣の気持ちを見せる必要があるのだと思います。浅尾大臣、武藤大臣に直接会って、あんたのとこも負わないかと言いませんか。
(大臣)政府全体として、どこの役所ということに限らず、しっかりと対応していくということは閣僚会議でも決まっておりますので、そういうことで対応していきたいと考えております。
(記者)武藤さんに直接会って言うことはありませんか。
(大臣)武藤大臣も含めて、もうすでに閣僚会議の中でそういう話がなされているということでございます。
 
会見動画は以下にございます。
https://www.youtube.com/watch?v=YEjrS9mTDD4
 
(以上)