大臣談話・大臣記者会見要旨

浅尾大臣閣議後記者会見録 (令和7年8月5日(火)9:05~9:17 於:環境省第一会議室)(なし)

1.発言要旨

なし

2.質疑応答

(記者)日本テレビの安藤と申します。よろしくお願いいたします。
先週は国内で最高気温が40度以上、観測史上最長に並ぶ4日連続、今日も関東地方でも最高気温40度以上が予想されていて、まさに酷暑の夏を迎えております。率直にこの高温に関して大臣の所感をお聞かせいただきたいなと思うのと、国民への暑さ対策の呼びかけを改めてお願いいたします。また、今日は高校野球が夕方に開幕ですとか、暑さ対策、多くの人が、温暖化が差し迫った危機だと感じる夏になっているかと思いますが、温暖化対策に対しましても、国民に呼びかけるべきことがあればお願いいたします。
(大臣)御指摘の通り、大変記録的な猛暑、酷暑が続いているということで、そうした観測結果も気象庁より示されたことは大変なことだと感じております。近年の記録的な高温などの異常気象を受けて、日頃より、強い危機感を持って、緩和はもとよりでありますけれども、適応策にもかなり力を入れていかなければいけない状況になったということで、気候変動対策をさらに強く進めていかなければいけないと考えております。国民の皆様におかれては、特にその適応策の面においては、熱中症警戒アラートの発表の有無にかかわらず、エアコン等を適切に利用し、涼しい環境で過ごす、こまめに水分・塩分の補給を行う、周りにいる高齢者や子どもなどへ、見守り・声かけを行う、などの、命を守る熱中症予防行動をとっていただくよう、改めてお願いしたいと考えております。また、国民への呼びかけということでございますけれども、我が国の温室効果ガス排出量のうちの約6割が家庭部門(関連)から排出されており、暮らし、ライフスタイルの分野でも排出量の削減が大変重要となっております。国民の皆様におかれては、熱中症対策にも留意の上、排出削減にぜひご協力いただきたいと考えております。
 
(記者)読売新聞の児玉です。よろしくお願いいたします。
クマの関係でお伺いさせていただきます。先日死亡事故が起きた、北海道福島町のある北海道で、鈴木知事が記者会見で、道外などから長時間の電話などがかなりの件数寄せられていて、職員が長時間拘束される場面があるとして理解を求める場面がありました。以前にも秋田市でスーパーにクマが居座って、結果的に駆除された際に、秋田県などでも同様の状況がありました。一部市町村では、住民のクマへの不安がある中で、捕獲状況を公表するかどうかの判断にも影響するような事例があるなど、自治体担当者が戸惑っている現状があるようです。9月から改正鳥獣保護法が施行され、クマなどに対する緊急銃猟も可能になります。大臣として、こういう状況をどう見ていらっしゃるのか、改めて見解をお伺いさせてください。
(大臣)クマ対策は、人とクマとのすみわけを図ることが基本でありますけれども、人の日常生活圏に繰り返し出没するクマや、被害を与えたクマを放置することは、被害の拡大や再発を招く可能性があり、時にはクマを捕殺しなければならないことを、国民の皆様には御理解いただきたいと考えております。私自身も環境大臣に就任してから、秋田県のクマが出没した現場にまいりまして、クマの対応中に怪我をされた方に直接お目にかかったことがあり、その際にその時の様子を含めた思いを伺わせていただきました。令和6年度には4名の方がクマへの対応中に怪我をされたと聞いております。尽力されているハンターや自治体職員の皆様には、命がけで活動していただいており、頭が下がる思いでございます。こうした中、先月の北海道福島町でクマによる死亡事故が発生し、当該クマを駆除したケースでは、北海道庁と福島町役場で、あわせて200件以上の苦情に対応したと伺っております。こうした過度な苦情は、職員数が限られるギリギリの体制で対応する自治体の活動を制限し、自治体職員やハンターの活動を萎縮させ、新たな事故につながりかねないものであります。クマが連日出没して不安な生活を送る人々の状況や、人身被害を防止するための対策の必要性について御理解いただき、節度のある行動をお願いしたいと思います。
 
(記者)毎日新聞の大野です。よろしくお願いします。
冒頭の幹事社質問に関連して、今日も関東地方などで最高気温40度が予想されている中で、環境省の熱中症特別警戒アラートがいまだに発令されていないという状況にあります。制度の課題など、もし大臣が思うところがありましたら、お考えを聞かせていただければと思います。
(大臣)御指摘の熱中症特別警戒アラートは、広域的に過去に例のない危険な暑さとなり、熱中症による人の健康に係る重大な被害が生ずるおそれがある場合に発表する情報であります。現在、環境省では、今年の夏の暑さに関するさらに詳細な状況や、熱中症警戒アラート等を始めとする様々な熱中症予防施策の成果などについて、分析を進めているところであります。こうした分析結果も踏まえつつ、効果的な呼びかけの方法や手段、内容などについて引き続き検討を進めていきたいと考えております。
 
(記者)朝日新聞の杉浦です。
先月末までジンバブエで開催されていたラムサール条約COPについてお伺いしたいと思います。先月末に閉幕したかと思うのですけれど、結果と、それを受けて日本がこれから力を入れるべきだというふうに認識している部分についてお聞かせください。
(大臣)ラムサール条約第15回締約国会議(COP15)が、7月23日から31日まで、ジンバブエ共和国で開催されました。今回の会議では、ラムサール条約第5次戦略計画の見直しを含む合計25本の決議が採択され、その中には、生物多様性条約や気候変動枠組条約を始めとした環境に関する多国間協定と協調した行動を求める決議が複数含まれております。また、会期中にラムサール条約湿地都市認証制度に基づき、愛知県名古屋市の認証式が行われたほか、本年7月にラムサール条約湿地に登録された猪苗代湖の関係者に対し、ラムサール条約事務局長から認定証が授与されました。我が国としても、ラムサール条約湿地の保全を進めることで昆明・モントリオール生物多様性枠組の達成に貢献するなど、環境に関する多国間協定と協調した横断的な取組を、地域と連携して進めてまいりたいと考えております。
(記者)共同通信の松本です。
異常な暑さについて質問なんですけれど、ここ数年、例年暑い状況が続いていますが、今年は40度超えが続出したり、今日は経験のない暑さと言われていたり、異常な事態が続いていると思いますけれども、大臣として、例年と比べ、今年の暑さの違いというのをどのように感じて受け止めていらっしゃるか、伺えればと思います。
(大臣)近年、残念ながら毎年熱中症警戒アラートの発動件数が多くなったり、あるいはそれに伴う救急搬送される方も増えているような数字が出てきており、そうした暑さ、そしてそれに伴う、本来であれば防げる症状である熱中症などが発生していることに対しては、強い危機感を持っております。こうしたことに対して、冒頭にも申し上げましたけれども、適応策ということにもかなり力を入れていかなければいけないという状況だと思いますし、根本的な、気候変動を緩和するということについても、力を入れていかなければいけないということでありますが、この気温がずっと上がってきている状況を踏まえますと、適応策にもかなり力を入れていかなければいけないということだと考えております。
(記者)もう1点なんですけれども、今日も冷房の適切な利用を呼びかけていらっしゃったと思うのですけれども、それでもまだ熱中症の方を見ると、冷房を使ってないケースというのが多く見られると思うのですけれども、改めて、普段冷房を使わない方に、特に呼びかけたいことでしたり、周囲の方でどういう見守りが必要かというところをお伺いできればと思います。
(大臣)引き続き、例えばSNSも含めた様々な手段を通じて、冷房の使用などの呼びかけをしていきたいと考えておりますが、そうした呼びかけが伝えきれないところの方々に対する対策もしていかなければいけないと考えておりまして、熱中症は、繰り返しになりますけれども、適切な対応、すなわちエアコンを適切に使う、あるいは水分・塩分を補給するといったことで防げる症状でありますので、そのことについて幅広くすべての年齢層の方に伝えていけるような体制をつくっていかなければいけないと考えております。
 
会見動画は以下にございます。
https://www.youtube.com/watch?v=3cldM_K7d18
 
(以上)