大臣談話・大臣記者会見要旨

伊藤大臣閣議後記者会見録 (令和5年9月26日(火)11:00~11:05 於:環境省第1会議室)

1.冒頭発言

無し

2.質疑応答

(記者)幹事社読売新聞の南です。昨日、COP28の議長を務めるUAEのジャーベル産業・先端技術大臣と面会されましたが、どのような内容でしたでしょうか。また、直接ジャーベル氏と会って話された伊藤大臣の所感をお聞かせください。
(大臣)ご指摘ありましたように、昨日、ジャーベル大臣とお会いしました。私のほうから、COP28の議長国のUAEが、会議の成功に向けて、精力的に国際的な議論、これをリードなさっていることに対して敬意を示させていただきました。そして私自身の話ですけども、COP28には、諸般の事情が許せば、私が出席する予定であるということもお伝えしたところでございます。日本としては、COP28の成功に向けて、最大限貢献していくということも述べさせていただきました。
 また、ジャーベル大臣からは、COP28の議長国として、1.5℃の目標に向けた具体的な行動につながるような成果を示したいというお話がございました。
 COP28の議長と気候変動問題の解決に向けて、共同して取り組むことが確認でき、大変有意義な会談でございました。
 私の印象ですと、非常に柔和で、かつ、もちろん長い間の経験もありますので、知識、あるいは見解も豊富で、フランクにいろいろお話ができる大臣だなという印象は受けさせていただきました。以上です。
 
(記者)時事通信の鴨川です。2023年夏の富士山の登山者数についてお伺いしたいんですけれども、7月の開山日から9月10日までで22万1,000人が登山したという発表がありました。コロナ前の94%まで回復してきているのですけれども、登山者数が回復したり増加することによって、トイレとか、ごみの環境に対する問題も増加すると思われます。保護と利用を両立するために国民に訴えたいこと、改めていかがでしょうか。
(大臣)登山者数が増加したことは大変いいことだと思いますけれど、今おっしゃられたようにですね、軽装登山による低体温症、また、けが、そして今ご指摘のあったごみの問題等、いろいろございます。正直言って、必ずしもマナーが素晴らしくない登山者もいらっしゃるわけでございます。ですから、まず安全の問題で言えば、弾丸登山、軽装登山、経験の少ない中での日帰り登山、これは大変危険でございますので、改めてこのような危険な登山やマナーの悪い登山はやめていただきたいというふうに思います。
それから、今年の富士山の登山シーズンは9月10日に終了したわけでございますが、来年の登山シーズンに向けて、地元の自治体、関係機関と協力し、装備を整えてからの富士登山に臨むことの呼びかけや、マナーの普及啓発を強化し、安全で適正な国立公園の利用を促してまいりたいと、そのように存じます。
 

会見動画は以下にございます。
https://www.youtube.com/watch?v=Acp7kq6GeZQ
 
(以上)