大臣談話・大臣記者会見要旨

2023年国際生物多様性の日(5/22)に向けた西村環境大臣のビデオメッセージ

 
○ 日本国環境大臣の西村明宏です。 

○ 昨年12月の生物多様性条約第15回締約国会議において、私たちは新たな世界目標「昆明・モントリオール生物多様性枠組」に合意しました。この歴史的な成果を日本は歓迎しております。愛知目標から続く2050年「自然との共生」というビジョンに向けて、これまでの行動をさらに加速していくことが必要です。 

○ 日本は、この新枠組を踏まえ、世界に先駆けて本年3月に生物多様性国家戦略を改定いたしました。 

○ また、本年4月に私が共同議長を務めたG7札幌 気候・エネルギー・環境大臣会合において、G7各国は、新枠組の迅速かつ完全な実施、ネイチャーポジティブ経済アライアンスの設立、侵略的外来種に関するG7ワークショップの開催等に合意しました。議長国としてG7各国とともに力強く行動に移してまいります。 

○ また、G7各国は、30by30についても引き続き取り組むことを表明しました。30by30目標の達成に向けては、OECMの促進がカギとなります。 

○ 日本では、生物多様性保全に貢献している里地里山や都市の中の緑地などを公的に認定する仕組みについて、今年4月から開始しています。こうした知見を世界にも発信し、共有することで、世界全体の30by30目標に貢献していきたいと考えております。 

○ さらに、途上国において生物多様性国家戦略の改定について、生物多様性日本基金による支援を計画しております。 

○ 新枠組の着実な実施のためには、国際的な協力を促進し、グローバルな取組をあらゆる主体で進めていくことが重要です。皆さん一緒に行動していきましょう。 

○御静聴ありがとうございました。
令和5年5月19日
(日本語仮訳)