大臣談話・大臣記者会見要旨

西村大臣閣議後記者会見録 (令和5年4月7日(金)08:38~08:43 於:衆議院分館1階ロビー)

1.発言要旨

 おはようございます。本日は冒頭、私からはございません。
 

2.質疑応答

(記者)幹事社の時事通信、真島です。国立公園に関してお伺いいたします。今日の午後、国立公園の環境保全活動について、協力協定書の締結式が行われます。改めて、国立公園の魅力向上に向けた所感をお聞かせください。
(大臣)環境省では、美しい自然の中で、感動体験を柱とした滞在型、そして高付加価値の観光というものを推進しています。地域の活性化に貢献するような形で、国立公園満喫プロジェクト、これに取り組んでいるところであります。取組の推進に当たりましては、上質なツーリズム、これの基礎となる豊かな自然環境を守り、そして、将来に引き継いでいくということが重要であるというふうに考えています。今回のセブン-イレブン記念財団との協力協定は、自然環境の保護活動、これを後押しして、そして保護と利用の好循環による地域社会の持続的な発展に寄与することを目的としています。このような民間企業による保全活動への積極的な貢献に対しまして、感謝いたしたいと思います。
 環境省では、こうした民間企業との連携を更に強化して、国立公園のより一層の魅力向上に取り組んでまいりたいと考えています。
 
(記者)テレビ朝日の川﨑です。来週末に迫ってきたG7札幌の閣僚級会合ですけれども、どういったところを軸に議長国としてリードしていきたいか、大臣のお考えをお聞かせください。
(大臣)まず今、事務方で、様々な課題について議論、そして、それの取りまとめに向けて動いているところでございますので、詳細な中身については、ちょっとこの場においては差し控えたいと思いますけれども、これまで申し上げたように、循環経済、そしてまた気候変動、そして生物多様性の保全、また、プラスチックを始めとした汚染、様々な課題がございますので、こういったところをG7各国と真摯に議論してまいりたいというふうに思っています。
(記者)もう1週間前で、かなり迫っていますけれども、ポイントとして今挙げられた、IPCCの報告書も出て、かなり厳しい対応を迫られていますけど、その辺りはどうでしょうか。
(大臣)IPCCの削減目標が出たのは重々承知しております。第6次の評価報告書、これにおいて、世界の気温上昇を1.5度に抑える経路は、世界全体の温室効果ガスの排出量を、2030年までに、2019年の水準から約43%の削減、そして2035年までに約60%の削減。また、CO2の排出量を、2050年代前半までにネットゼロというものが示されたというふうに承知しておりますので、ただ、我が国としましては、しっかりと2050年のカーボンニュートラルの実現に向けて、IPCCの報告書と整合するような形で、2030年度46%の削減目標と、50%の高みへ向けた挑戦の継続、これを表明しているところであります。
 2030年度以降の削減目標につきましては、2050年カーボンニュートラル実現に向けて、関係省庁と連携をしながらですね、目標年度や具体的な対策、施策の内容、こういったものを含めて検討しているところです。
(記者)2035年の60%に関しても議題として取り扱っていくということでしょうか。
(大臣)様々な、そういった各国からの御意見をいただいておりますので、そういうものを踏まえながら議論していくことになろうかと思います。
 
会見動画は以下にございます。
https://www.youtube.com/watch?v=Zt5hTS7161I&list=PL9Gx55DGS7x6EKIxL2xudMsVk4iNBVPnE
 
(以上)