大臣談話・大臣記者会見要旨

西村大臣閣議後記者会見録 (令和4年11月25日(金) 08:43~08:46  於:衆議院本会議場正玄関側)

1.発言要旨

 冒頭、私のほうから発言は、今日はございません。
 

2.質疑応答

(記者)幹事社の毎日新聞岡田です。昨日、夕方、経産省がカーボンプライシングについて、検討会で賦課金と排出量取引制度の、発電部門への段階的な有償化導入を含む案を示しました。炭素税については示されませんでしたけれども、炭素税を見送っていることへの御見解をお願いします。
(大臣)この成長志向型カーボンプライシング制度設計につきましては、経済産業省と連携しながら、議論は着実に前進しているというふうにまず受け止めております。そして、我が国の脱炭素と経済成長、これを同時に達成するとの観点から、引き続き検討を進めているところでありまして、炭素税について、今お話ございましたけれども、昨日の会合においては、制度の一案として提示されている「炭素に対する賦課金」、これは税制上の措置ではないというふうに承知しております。しかしながら、環境省としては、まず社会的に、社会全体に対して効果的・効率的に脱炭素に向けた行動変容を促して、脱炭素と経済成長の、先ほど申し上げた同時達成に資する制度設計にするということが重要であるというふうに考えておりますので、こうした観点から、具体的な制度設計について、今後しっかり検討してまいりたいというふうに思っています。
 
(記者)朝日新聞の関根です。今の件ですけれども、どうも経産省に思うとおりにやられていて、あまり環境省の存在感を出せていないように思えるのですが、いかがでしょう。
(大臣)いや、そんなことはないと思います。今申し上げたように、炭素税とか賦課金とか、言葉の形が今、いろいろ取り沙汰されていますけれども、申し上げたように、効果的・効率的に脱炭素に向けた行動変容を促して、そして脱炭素と経済成長の同時達成に資する制度設計をするということにおいて、両省においても目指す方向性は一緒ですので、その中身についてはしっかり検討しながら進めているということで、決して経産省主導という意味ではないというふうに承知しています。
 
会見動画は以下にございます。
https://www.youtube.com/watch?v=VSYPzncmlN0&list=PL9Gx55DGS7x6EKIxL2xudMsVk4iNBVPnE 
 
(以上)