大臣談話・大臣記者会見要旨

西村大臣閣議後記者会見録 (令和4年10月28日(金) 12:11~12:17  於:衆議院分館1階ロビー)

1.発言要旨

 本日は、私から4件お話をさせていただきます。
 1点目が、脱炭素化支援機構の創立総会の開催でございます。本日これから、株式会社脱炭素化支援機構について、創立総会が開催されます。これまで温対法の改正や機構への出資を始め、設立準備に御支援、御協力いただいた多くの皆様方に感謝申し上げたいと思っております。私も総会に出席して、この記念すべき門出に立ち会わせていただく予定でございます。機構には、脱炭素に貢献する事業に積極的な資金供給を行うことで、2050年カーボンニュートラルの実現に寄与するとともに、巨額の民間投資の拡大を呼び込んで、産業構造や経済社会の変革、強靭で活力のある地域社会の実現に貢献することを期待したいと思っております。
 2点目が、対話フォーラムにつきましてであります。福島県の除去土壌等の県外最終処分に向けた理解醸成活動として、今回通算6回目の対話フォーラムを、明日29日、土曜日に、香川県高松市において、「福島、その先の環境へ。」と題しまして開催いたします。私が大臣に就任して初めての参加にはなりますけれども、再生利用の安全性等に関する理解が深まるよう、参加者の皆様と丁寧にコミュニケーションを図ってまいりたいというふうに考えています。
 3点目が、令和4年度の原子力総合防災訓練の実施日程でございます。美浜地域を対象とする今年度の原子力総合防災訓練について、11月4日(金)から6日(日)にかけて実施いたします。原子力防災担当大臣として、官邸及び内閣府本府において、1日目と2日目の訓練に私自身参加する予定であります。訓練内容の詳細につきましては、本日午後に担当者のほうから皆様に御説明をさせていただきたいと思っております。
 4点目が、JCMに関してでございます。10月25日にウズベキスタンが24か国目のJCMパートナー国となりました。今後、優れた脱炭素技術等の普及を通じて、同国における排出削減を実現し、両国の削減目標達成に貢献してまいります。
 冒頭、以上でございます。

2.質疑応答

(記者)幹事社のテレビ朝日の川﨑です。よろしくお願いします。先日行われたGX会議での大臣の発言内容と、会議の受け止め、よろしくお願いします。
(大臣)10月26日のGX実行会議では、GXを実現するための政策イニシアティブについて、幅広い議論が行われました。私からは、GXの実現については、産業など供給側の取組とともに、地域、くらしの脱炭素化や、循環経済への移行といった需要側を含めたオールジャパンの取組が重要であるということ、そしてまた、成長志向型カーボンプライシングについては、企業などの予見可能性を高めて、行動変容を促す制度設計が重要であることなどについて発言いたしました。今回の会議を受けて、GX実現に向けた制度設計の具体化の議論が加速してまいると思います。環境省としても関係省庁と緊密に連携しながら、一層積極的に議論に貢献してまいりたいというふうに考えております。
(記者)もう1点、これもこの間、行われたんですけど、国民運動で、小池都知事や山本群馬県知事から、名称への注文があったと思うのですが、それについての対応はどうでしょうか。
(大臣)そうですね、小池都知事からも、クールビズの名称をつくったときの経緯なんかもお聞きしました。親しみやすく、分かりやすい愛称について、検討してまいりたいというふうに思っております。また、小池知事とも来週またお会いして、非常にそういったネーミングが上手な方でもあるので、アドバイスいただくと同時に、あの会議が終わった後に、当日参加されていた各企業や団体の皆さんからも、「我々も知恵を絞りたい」という話もいただいていますので、是非いいネーミングを考えたいと思います。決まりましたら、是非皆さん周知、御協力いただければと思います。
 
 
会見動画は以下にございます。
https://www.youtube.com/watch?v=_HF9NhFUI3g&list=PL9Gx55DGS7x6EKIxL2xudMsVk4iNBVPnE 
 
(以上)