大臣談話・大臣記者会見要旨

西村大臣閣議後記者会見録 (令和4年10月21日(金) 8:45~8:54 於:衆議院分館1階ロビー)

1.発言要旨

  おはようございます。本日は、冒頭2件、お話をさせていただきたいと思います。
 1つ目が、G7札幌 気候・エネルギー・環境大臣会合開催日程等につきましてであります。来年開催されますG7気候・エネルギー・環境大臣会合は、4月15日及び16日に、札幌市内の札幌プリンスホテルにおいて開催することといたしまして、名称を「G7札幌 気候・エネルギー・環境大臣会合」とすることといたしました。この会合では、G7として、世界全体の脱炭素化に向けて議論をけん引するとともに、循環経済や、生物多様性などの課題についても議論を深めてまいりたいというふうに考えております。この会合の成功に向けまして、地元自治体や、会合を共催いたします経済産業省とも緊密に連携して、全力で取り組んでまいります。
 もう一点が、第34回「星空の街・あおぞらの街」全国大会出席についてであります。明日22日土曜日、高円宮紀殿下御臨席の下、東京都三鷹市で開催されます第34回「星空の街・あおぞらの街」全国大会に出席いたします。この大会は、美しい星空、あおぞらが見えるきれいな大気環境を守ることに向けた意識の向上と、星空が見えるという郷土の環境を活かした地域おこしの推進が目的であります。今回の開催地であります三鷹市は、市内にある国立天文台と連携して、「まち歩き」を楽しみながら、太陽系の大きさや距離を実感するイベントであります「みたか太陽系ウォーク」など、市民の星空への関心を高める様々な取組を行っております。こうした優良事例を全国に発信して、大気環境の保全を通じた地域づくりを更に推進してまいりたいと考えています。冒頭以上です。

2.質疑応答

(記者)テレビ朝日の川﨑です。おはようございます。環境省が管轄する和歌山の深山砲台跡の落書きについてですが、環境省として把握されている被害と対応、それから大臣の受け止めをお願いします。
(大臣)和歌山県和歌山市深山にございます、環境省が所管する自然解説板1か所及び砲台跡8か所の計9か所に対しまして、スプレーを用いた落書きがされたということを確認しております。当該地は、瀬戸内海国立公園の第2種特別地域に指定されておりまして、深山砲台跡沿いに遊歩道が設置されて、歴史と自然を感じることができる場所として、多くの観光客の皆さんに御利用いただいております。そのような場所において、落書きによる器物損壊が行われたということは大変遺憾に思っております。厳正な処罰を求めるべく、10月17日付けで、近畿地方環境事務所より、和歌山北警察署に告訴を行ったところでありまして、捜査当局に対して全面的に協力してまいりたいというふうに考えています。
(記者)国立公園内で、こういった落書きの件と同様の例はあるのでしょうか。
(大臣)国立公園内における落書きの被害件数については、環境省で網羅的には把握しておりませんけれども、発生の都度、現地において適切に対応しているというふうに承知しております。例えば、今年の9月には、十和田八幡平国立公園において、登山道沿いの樹木等への落書き被害が発生して、自然公園法違反として対応を進めております。我が国を代表する自然の風景地でもありまして、かつ多数の利用者が訪れる国立公園において、落書き行為が行われていることは大変遺憾でありますし、今後とも自然公園法に基づく規制内容や、利用マナーなどの普及啓発に努めてまいりたいというふうに考えています。

(記者)朝日新聞の関根です。旧統一教会の関係でお伺いしますが、昨年の衆議院選挙で、複数の自民党の国会議員が、旧統一教会の関連団体と推薦確認書というのを結んでいたということが話題になっているのですけれども、2点伺いたくて。大臣がそういった推薦確認書にサインしたことがあるかどうかということと、それから、今後の対応をどうすべきかということについて教えてください。
(大臣)まず、私は署名しておりません。そして、旧統一教会との関係におきましては、岸田総理も繰り返し述べられておりますように、政府における旧統一教会との関係については各閣僚等それぞれが点検をし、旧統一教会との過去の関係を調査、説明し、新たな接点が判明した場合には、その都度追加的に報告、説明を行い、今後は関係を持たないことを徹底されているところでありまして、それらに沿って対応してまいりたいというふうに考えています。
 
(記者)共同通信の出崎ですけれども、G7の環境大臣会合の関係でお伺いします。議題の検討状況と日本政府がこれまで取り組んできた施策、成果や、各国に日本として伝えたいメッセージがありましたら、よろしくお願いいたします。
(大臣)この会合の議題につきまして、経済産業省や各国との調整をこれから進めているところでございまして、これを踏まえてしかるべき時期に発表させていただきたいというふうに考えています。我が国は、G7議長国でございますので、世界的な課題である気候変動や生物多様性、循環経済、こうした環境保全の取組をG7が加速化させるということができる、そういったものを取りまとめていきたいと考えています。気候変動につきましては、パリ協定のルールが確定しましたので、交渉から実施のフェーズに既にもう入っていると承知しています。また、12月に開催されます生物多様性COP15においては、ポスト2020年枠組みが合意されることが期待されておりますので、合意に向けて我が国としてもリーダーシップをとってまいりたいと考えておりますし、また、11月からはプラスチック汚染条約交渉も始まりますので、こうした国際的な取組を後押しする成果を、しっかり力尽くしてまいりたいというふうに考えています。
 
(記者)北海道新聞の大能と申します。先ほどのG7の関係でお伺いしたいのですが、日程決まったということで、これから準備が始まるわけですが、札幌市に対してお伝えすることはありますか。
(大臣)以前の会見で申し上げていますように、札幌市というのは非常に環境問題に先進的に取り組んでいる自治体でございます。そして、また今回も非常に熱心に誘致においてですね、活動されておりましたし、また今回決まったということで、大変、札幌はもちろんですけれども、北海道全体から、喜び、そして是非成功させたいという声が既に届いております。しっかり連携してやっていけるようにしてまいりたいと思っています。
 
(記者)河北新報の吉江と申します。十増十減の閣議決定に関してお伺いします。宮城県では定数が6から5に減り、自民党としては候補者調整が必要になるかと思います。大臣ですね、県連会長として候補者調整をどのように進めていくお考えか、お聞かせください。
(大臣)会見は、大臣としてやっておりますので、大臣としては、お答えする立場にございません。ただ、その上で、県連会長でもございますが、県連会長とすれば、十増十減決まって、宮城が一減になるということを踏まえた選挙区調整というのは、これからそれぞれの候補者、また、地域の声を確認しながら、丁寧にコンセンサスを進めてまいりたいというふうに考えています。
 
 
会見動画は以下にございます。
https://www.youtube.com/watch?v=57UFgYhQ0Ew&list=PL9Gx55DGS7x6EKIxL2xudMsVk4iNBVPnE&index=1
 
(以上)