大臣談話・大臣記者会見要旨

西村大臣閣議後記者会見録 (令和4年10月18日(火)08:38~08:43 於:衆議院本会議場正玄関側)

1.発言要旨

おはようございます。朝早くからお疲れ様です。本日、私のほうから冒頭の発言はございません。
 

2.質疑応答

(記者)幹事社、テレビ朝日です。お願いします。COP27が来月に迫っていますけれども、去年のCOPでは総理が若者たちの手紙を受け取って、参院本会議の答弁で「読ませてもらった。気候変動問題に強い危機感を感じている切実な内容だった」と話して、様々な声に耳を傾けつつ適切に対応していくとしていました。COPを前に、大臣は将来世代の若者たちの声を聞くような機会を検討されているのでしょうか。
(大臣)カーボンニュートラル、これを実現していくためにはあらゆる関係者、国民を始めとしたあらゆる人が行動を起こしていくということが何より重要でございます。同じ目標に向かって、若者含む多くの皆さんが今、声を上げてきているということは非常にうれしく、また心強く感じているところであります。私といたしましても様々な関係者の皆様のお話を伺うということは大変重要だというふうに考えておりますので、COP27の前、あるいは期間中においても、こういった若者やNGOの皆様の声を直接聞く機会を設けるということを今検討させているところでございます。
 
(記者)NHKの安藤です。消火剤などに含まれている有機フッ素化合物のPFASについて伺います。先週の土曜日に、沖縄県の市民グループが、アメリカ軍基地の周辺住民の血液検査で、PFASの血中濃度が、国が行った調査の2倍から4倍近い値だったと公表しました。このことについて大臣の受け止めと、国としての今後の対応についてお伺いできますでしょうか。
(大臣)血液の濃度調査の結果が公表されたということは、承知しております。ただ、調査の内容や結果の詳細というものがまだ届いておりませんので、詳しく承知しておりませんけれども、環境省といたしましては、関係自治体と連携して情報を収集して、必要な対応をしっかりと検討してまいりたいというふうに考えています。いずれにしても、環境省としては、引き続きPFOS等への対策につきましては、飲料水の暫定目標値を超過した水の飲用防止の周知徹底、また目標値等について、海外の最新動向の把握と所要の検討等を進めてまいりたいというふうに考えています。
(記者)調査を行った市民グループは、大規模な健康調査を国に求めていくということなんですけれども、現時点で健康調査を行うというお考えはありますでしょうか。
(大臣)血中濃度と健康評価、健康影響との関係を評価する科学的知見というものがまだ国際的に十分ではないというふうに承知しておりますので、海外のそういった状況等もよく情報収集をしながら、検討を進めてまいりたいというふうに考えています。
 
(記者)電気新聞の鈴木と申します。お願いいたします。COPについて関連してお伺いします。G20では気候変動対策の具体的な内容で、途上国と先進国とで意見が分かれたとのお話がありますが、COPでも気候変動緩和に向けた計画策定がテーマの1つとなっていると思いますが、途上国をどう巻き込んでいくのか、大臣のお考えがあれば御教示ください。
(大臣)G20においても、様々な国々とバイの会談、また非常に短い立ち話も含めてですね、20数か国、30か国近くと、たしかお話をさせていただきましたけれども、そういった、やっぱり、直接、対面においてですね、様々な意見交換をしながら、その重要性、そしてそれぞれの国の立場の御意見もありますけれども、それを乗り越えて、1つの目標に向かって、先進国、途上国、心を1つにしてやっていかなければいけないということはしっかりと説得してまいりたいというふうに考えています。

 
会見動画は以下にございます。
https://www.youtube.com/watch?v=8j0QeIghc3s&list=PL9Gx55DGS7x6EKIxL2xudMsVk4iNBVPnE&index=2 
 
(以上)