大臣談話・大臣記者会見要旨

西村大臣閣議後記者会見録 (令和4年10月14日(金)11:01~11:06 於:環境省第1会議室)

1.発言要旨

 本日は、私からの発言はございませんので、皆様から質問をいただければと思っております。
 

2.質疑応答

(記者)おはようございます。テレビ朝日の川﨑です。原子力発電について伺います。去年の10月5日、山口前大臣が就任会見で、「エネルギーは原子力を長期的にはできるだけ低減させつつ、再生可能エネルギーの最大限の導入を踏まえながら考えていく」とおっしゃっていまして、そのまま最後までそのような方針だったと思うのですけれども、西村大臣は最近の会見で「環境省とすれば、とにかく安全第一」というふうに繰り返されていらっしゃいます。この「原子力を長期的にはできるだけ低減させつつ再生可能エネルギーの最大限導入」、この方針は変わったのでしょうか。それとも、引き継がれているのか伺いたいです。
(大臣)政府方針といたしましては、昨年閣議決定しましたエネルギー基本計画において示されました「安全性を最優先して、原子力規制委員会の判断を尊重して進めていく」ということ、そして「再生可能エネルギーの拡大を図る中で、可能な限り原発依存度を低減する」という内容でございます。山口前大臣と私の発言、いずれも政府方針に一致するものだというふうに認識しています。今後の原子力政策につきましては、8月のGX実行会議で総理から指示がございましたので、その指示を踏まえて、今、経済産業省において検討を進められているというふうに承知しています。
 
(記者)朝日新聞の関根です。よろしくお願いいたします。来週から靖国神社で秋の例大祭ですか、始まるようですけれども、こちらの期間中に大臣が参拝される御予定はあるかどうか、また、参加されない場合も、真榊の奉納を予定しているのでしょうか。以上2点、よろしくお願いします。
(大臣)個人として適切に判断してまいりたいというふうに考えております。戦争において、尊い命をなくされた方々に対しましては、心から哀悼の誠をささげたいと思っています。
(記者)適切に御判断をされて、行く御予定があるかどうかというのを伺えればと思ったのですけれども。すみません。
(大臣)適切に判断をさせていただきたいというふうに思っています。
(記者)また、すみません、後で。
 
(記者)環境新聞の小峰です。今週火曜日の大臣会見で、大臣が冒頭おっしゃっていましたけれども、二国間クレジット制度(JCM)の構築に関わる日本とスリランカの間の協力覚書が先日署名されました。インド洋に面した国では、JCMはモルディブがありますけれども、スリランカは初めてということで、二国間で脱炭素を協力して進めていこうということですけれども、今、この外交安保情勢が非常に厳しい中で、日本及びアメリカは開かれたインド太平洋の戦略を進めております。こうした中で、中国を念頭に置いて、スリランカと日本が結んだという外交安全保障上の背景もあるのではないかと本紙は見ていますが、いかがでしょうか。
(大臣)まず、スリランカに関しましても、以前よりJCMに高い関心を示していたところでございまして、10月10日に協力覚書に署名したということであります。JCMも、スリランカを含むインド太平洋地域に展開することによりまして、世界全体の排出削減に貢献する、そのこととともに、質の高い炭素市場の構築を通じて、自由で開かれたインド太平洋戦略の2つ目の柱であります、経済的繁栄の追及にも資することというふうに考えています。今後、具体的なJCMプロジェクトの実施に向けた検討を進めていきたいというふうに考えています。
 

会見動画は以下にございます。
https://www.youtube.com/watch?v=8j0QeIghc3s&list=PL9Gx55DGS7x6EKIxL2xudMsVk4iNBVPnE
 
(以上)