大臣談話・大臣記者会見要旨
浅尾大臣閣議後記者会見録 (令和7年6月17日(火)9:20~9:27 於:環境省第一会議室)
1.発言要旨
おはようございます。冒頭2件、発言いたします。
1つ目は閣議決定についてであります。本日の閣議について、2件の御報告があります1つ目は、「環境省組織令の一部を改正する政令」であります。今回の改正により、環境再生・資源循環局に、資源循環課を新設いたします。新体制によって、昨年8月に策定した「第五次循環基本計画」や、昨年12月に循環経済に関する関係閣僚会議でとりまとめた「政策パッケージ」に基づき、循環経済への移行を国家戦略として推し進めてまいります。
閣議決定の2つ目は、いわゆる「令和6年度国会事故調フォローアップ報告書」であります。この報告書は、国会法の附則において、「内閣は、当分の間、毎年、国会に事故調査委員会の報告書を受けて講じた措置に関する報告書を提出しなければならない」とされており、今年も、この規定に基づき国会に報告してまいります。引き続き、政府一丸となって、国会事故調査委員会の提言を踏まえた取組を進めてまいります。
次に、熱中症警戒アラートの発表状況について御報告いたします。気候変動の影響により熱中症死亡者数及び救急搬送者数も増加傾向が続いております。政府の熱中症対策実行計画においては熱中症による死亡者数の半減、年間約700人以下にするという目標を掲げております。これに対して昨年度の熱中症死亡者数は過去最多の年間2,000人を記録しており、あらゆる主体によるより一層の対策が急務となっています。昨日、熱中症警戒アラートが、今年初めて本州で発表され、本日も、茨城県、千葉県、和歌山県、奄美地方を含む鹿児島県、沖縄県の沖縄本島地方、大東島地方及び八重山地方の計8地方で発表されるなど、気象庁の予報通り、警戒の必要な日が続いています。国民の皆様におかれましては、エアコン等を適切に利用し、涼しい環境で過ごす、こまめに水分・塩分補給を行う、周りにいる高齢者や子どもなどへ、見守り・声かけを行う、などの熱中症予防行動をとっていただくよう、改めてお願いします。LINE公式アカウント「環境省」では、御自身のお住まいの地域の「熱中症警戒アラート」や「暑さ指数」を知ることができます。ぜひ御登録をお願いしたいと思います。報道機関の皆様には、熱中症の予防に関する発信に、引き続き御協力をお願いいたします。
私からは以上であります。
1つ目は閣議決定についてであります。本日の閣議について、2件の御報告があります1つ目は、「環境省組織令の一部を改正する政令」であります。今回の改正により、環境再生・資源循環局に、資源循環課を新設いたします。新体制によって、昨年8月に策定した「第五次循環基本計画」や、昨年12月に循環経済に関する関係閣僚会議でとりまとめた「政策パッケージ」に基づき、循環経済への移行を国家戦略として推し進めてまいります。
閣議決定の2つ目は、いわゆる「令和6年度国会事故調フォローアップ報告書」であります。この報告書は、国会法の附則において、「内閣は、当分の間、毎年、国会に事故調査委員会の報告書を受けて講じた措置に関する報告書を提出しなければならない」とされており、今年も、この規定に基づき国会に報告してまいります。引き続き、政府一丸となって、国会事故調査委員会の提言を踏まえた取組を進めてまいります。
次に、熱中症警戒アラートの発表状況について御報告いたします。気候変動の影響により熱中症死亡者数及び救急搬送者数も増加傾向が続いております。政府の熱中症対策実行計画においては熱中症による死亡者数の半減、年間約700人以下にするという目標を掲げております。これに対して昨年度の熱中症死亡者数は過去最多の年間2,000人を記録しており、あらゆる主体によるより一層の対策が急務となっています。昨日、熱中症警戒アラートが、今年初めて本州で発表され、本日も、茨城県、千葉県、和歌山県、奄美地方を含む鹿児島県、沖縄県の沖縄本島地方、大東島地方及び八重山地方の計8地方で発表されるなど、気象庁の予報通り、警戒の必要な日が続いています。国民の皆様におかれましては、エアコン等を適切に利用し、涼しい環境で過ごす、こまめに水分・塩分補給を行う、周りにいる高齢者や子どもなどへ、見守り・声かけを行う、などの熱中症予防行動をとっていただくよう、改めてお願いします。LINE公式アカウント「環境省」では、御自身のお住まいの地域の「熱中症警戒アラート」や「暑さ指数」を知ることができます。ぜひ御登録をお願いしたいと思います。報道機関の皆様には、熱中症の予防に関する発信に、引き続き御協力をお願いいたします。
私からは以上であります。
2.質疑応答
(記者)共同通信の竹生です。
先週環境アセスメントの改正法が成立しました。建替え手続きの簡略化やアセス図書の継続公開により期待されることを教えてください。また国会審議では、複数の事業による累積的な環境影響への対応や、政策の検討段階からの戦略的アセス導入を求める声もありました。今後さらに効果的なアセスにするための方針をお聞かせください。
(大臣)環境影響評価法改正案については、今国会において真摯な御議論をいただき、6月13日に可決、成立いたしました。今後は、改正法の施行に向けて、環境大臣による環境影響評価図書の継続公開の期間や、公開の具体的な方法、配慮書手続の適正化の対象となる建替え事業の要件や、建替え事業に係る配慮書の具体的な記載内容などについて、有識者や関係者の御意見を伺いながら、しっかりと検討を進めてまいります。また、改正法に対する附帯決議や、本年3月に中央環境審議会から頂いた答申での指摘事項についても、今年度以降、順次速やかに検討を進めるなど、今後とも環境影響評価制度の充実に向けて、不断に取り組んでまいります。また、戦略的環境影響評価については、環境省においては、これまで、早期段階の効果的な環境配慮の確保や、地域における適切なコミュニケーションの推進等を図る観点から、戦略的環境影響評価の考え方を踏まえ、地球温暖化対策推進法に基づく促進区域制度の導入や、計画段階での環境配慮を可能とする再エネ海域利用法に基づく仕組みの導入などの取組を進めてまいりました。引き続き、こうした取組に加えて、さらなる知見の収集等に取り組んでまいります。
(記者)読売新聞の児玉です。
今、改正鳥獣保護法が公布され、秋の施行に向けて準備が進められている段階かと思います。これまで各県知事が、大臣や副大臣の方に要望に訪れて、その注目度が高いのかなというのを伺わせるような意見が相次いでいるかと思います。改めて改正保護法の施行に向けた、大臣のお考えと今後の取組についてお伺いさせてください。
(大臣)御指摘の通り、該当する鳥獣が出没する県を中心に、大変注目をいただいているところでありまして、法律の適正な施行に向けて、しっかりと関係自治体にも、法律の内容を周知徹底していただいて、施行に取り組んでまいりたいと考えております。
会見動画は以下にございます。
https://www.youtube.com/watch?v=8h-uUR-En7Y&t=99s
先週環境アセスメントの改正法が成立しました。建替え手続きの簡略化やアセス図書の継続公開により期待されることを教えてください。また国会審議では、複数の事業による累積的な環境影響への対応や、政策の検討段階からの戦略的アセス導入を求める声もありました。今後さらに効果的なアセスにするための方針をお聞かせください。
(大臣)環境影響評価法改正案については、今国会において真摯な御議論をいただき、6月13日に可決、成立いたしました。今後は、改正法の施行に向けて、環境大臣による環境影響評価図書の継続公開の期間や、公開の具体的な方法、配慮書手続の適正化の対象となる建替え事業の要件や、建替え事業に係る配慮書の具体的な記載内容などについて、有識者や関係者の御意見を伺いながら、しっかりと検討を進めてまいります。また、改正法に対する附帯決議や、本年3月に中央環境審議会から頂いた答申での指摘事項についても、今年度以降、順次速やかに検討を進めるなど、今後とも環境影響評価制度の充実に向けて、不断に取り組んでまいります。また、戦略的環境影響評価については、環境省においては、これまで、早期段階の効果的な環境配慮の確保や、地域における適切なコミュニケーションの推進等を図る観点から、戦略的環境影響評価の考え方を踏まえ、地球温暖化対策推進法に基づく促進区域制度の導入や、計画段階での環境配慮を可能とする再エネ海域利用法に基づく仕組みの導入などの取組を進めてまいりました。引き続き、こうした取組に加えて、さらなる知見の収集等に取り組んでまいります。
(記者)読売新聞の児玉です。
今、改正鳥獣保護法が公布され、秋の施行に向けて準備が進められている段階かと思います。これまで各県知事が、大臣や副大臣の方に要望に訪れて、その注目度が高いのかなというのを伺わせるような意見が相次いでいるかと思います。改めて改正保護法の施行に向けた、大臣のお考えと今後の取組についてお伺いさせてください。
(大臣)御指摘の通り、該当する鳥獣が出没する県を中心に、大変注目をいただいているところでありまして、法律の適正な施行に向けて、しっかりと関係自治体にも、法律の内容を周知徹底していただいて、施行に取り組んでまいりたいと考えております。
会見動画は以下にございます。
https://www.youtube.com/watch?v=8h-uUR-En7Y&t=99s
(以上)