原田大臣記者会見録(平成31年2月5日(火)8:38~8:47 於:衆議院本会議場議食側廊下)

1.発言要旨

 私からは1件でありますけれども、福島県内の環境省事業における事故について御報告したいと思います。昨日、中間貯蔵施設区域内の工事現場におきまして、双葉工区内で伐採作業中の作業員が倒木の下敷きとなって、救急車で搬送されましたが、病院で死亡が確認されたところであります。作業員は64歳の女性だというふうに聞いております。今回の事故について、亡くなられた方の御冥福をお祈りするとともに、御家族の皆様に対してお悔やみを申し上げたいと思います。また併せて、同じ日でありますけれども、飯舘村の仮置場において、重機の炎上事案があったと報告を受けております。重機から発火して、重機自体が燃えてしまったということであります。日頃から安全第一を旨として事業を進めているところでございますけれども、こうした事故の発生を大変遺憾に思っております。今回の事故について、原因究明を早急に行うとともに、他の工事受注者にも情報を提供し、再発防止の徹底に努めてまいりたいと思います。なお、本件いずれも私どもの福島事務所関係の事業でございます。昨日、早速、所長に対しては、いろいろ仕事はしっかりやっているようでありますけれども、更に一層、こういう安全をしっかり遂行するように伝えたところであります。

2.質疑応答

(記者)代表の方から伺います。まず、福島なのですけれども、昨日、死亡事故と火事というのが立て続けに2件起きまして、福島の方々も不安に思っていると思いますけれど、実際、事故原因については事業者の方の不注意等があったのかということと、あと、具体的な再発防止というのは、大臣、どのような指示を出されたのでしょうか。
(大臣)御指摘のように、これは本当に遺憾なことだと思っております。原因等は、今、しっかりと調査をしているところでありますけれど、いずれにいたしましても、こういうことはあってはいけないことであります。とりわけ、福島県の皆様、また工事に関わる皆様にこういう形で心配を与えるというのは非常に問題であります。私どもとしては、昨日、福島事務所長に対しては、これは環境省の人間でありますけれども、更に引き締めて事業を遂行するようにということは申し上げたところであります。二度とこういうことが起こらないように、しっかりまた努めてまいりたいと思います。
(記者)原因については、事業者の方の不注意とか、そういったことがあったのでしょうか。
(大臣)それは、まさに原因追及調査を今進めているところでありますけれども、そういうことを踏まえて、とにかくこの種の事故が二度と起こらないように、私たちとしては責任を持って努力をしたいと思っております。

(記者)あともう1件ですが、昨日、予算委員会でも野党の方から追求を受けておりましたけど、環境省の菅家政務官の、カレンダー用のものを地元で配布したという件、野党の方から、「いまだこんなことをやっているのか」と、半ばあきれたような質問が出ていましたけど、一応、環境省、政務官の上長として、環境大臣、いかがお考えでしょうか。
(大臣)この種の公職選挙法の関係は、当然、政治家当事者が、しっかりと国民に対して説明するということでございます。

(記者)毎日新聞ですけれども、福島の事故の関係なのですが、原因について調査中ということですけれども、発生してもう1日近くたってしまったので、どういう調査の仕方をされているのでしょうか。警察が捜査をされているとは思うのですけれども、環境省としてどういう調査の仕方をしているのですか。
(事務方)中間貯蔵施設の工事につきましては、まずは一義的には、受注者さんでしっかりと調査をしていただくことが必要でございますので、まず受注者さんからしっかりと、我々、情報を聞き取るということと、あと、昨日のうちには現地の職員も現場に向かっておりまして、情報は収集しているところでありますが、やはり丁寧に調査することが再発防止に対して大事ですので、それについてしっかり取り組んでいきたいと思います。

(記者)関連で、朝日新聞ですけれども、今のお話で火災の方はどうなのでしょうか。
(事務方)火災の方ですが、昨日の朝8時33分にバックホウのエンジンをかけたところ、ショートをしてエンジンルームから火が出たという感じでした。これは多分、電気回路のショートで燃料に火がついたのではないかということで、重機自体は全焼いたしましたが、周りに延焼はしていないということで、これは多分、ショートではないかということで、今、原因を推測しております。

(記者)南相馬市の除染土壌の再生利用に関してですけれども、先週の日曜日に地元の住民が集会を開いて、実証事業そのものに対して反対の意思を表明して、今後、署名を集めて国側にも提出するという話をされていたのですけれども、今後の環境省の南相馬市における除染土壌の再生利用については、どういう考えでこれから進めていくのか、お願いします。
(大臣)今、御指摘のように、事案については私どもも承知しているところであります。現在、地元関係者の方々に、個別に今後の進め方を御相談している段階でございますから、具体的な調整状況について、環境省から、現在の時点ではコメントすることは差し控えさせていただきたいと思っております。いずれにしても、再生利用実証事業の実施については、地元の御意見をよく伺いながら丁寧に御説明をし、進めることが重要だと考えております。この種の事業は、今回も実証事業ということで、非常に大事なものだと思っておりますので、丁寧に住民の皆様の御意見を聞きながら、もちろん行政体としても聞きながら進めていきたいと、こう思っております。
(記者)大臣、確認ですけれども、そうしますと、南相馬市での実証事業については今後も説明は続けていくと。
(大臣)もちろん、続けてまいりますが、あくまでも地元の皆さんの納得ということが必要だと思っております。
(記者)今の話と関連なのですけれども、南相馬の場合は市議会には説明をされていたということで認識されていると思いますが、地元説明をする前の時点で、市議会からの情報を基に地元の住民が先んじて反対姿勢を示しているというのは、この再生利用事業に対する説明というか、環境省の事業への理解そのものが、説明の仕方も含めてまだ十分足りていないというような気もするのですけれども、その辺りについてはどうですか。
(大臣)そのことも含めまして、今回の事案、反省というか、どういう段取りでやるべきかも含めて検討しながら、しかしあくまでも、この地点を私ども頭に置きながら、これから丁寧に説明をしていきたいと思っております。

(以上)

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