大臣談話・大臣記者会見要旨

あきもと副大臣記者会見録(平成30年11月14日(水) 16:55 ~ 17:01 於:合同庁舎5号館25階会見室)

1.発言要旨

どうも御苦労様でございます。副大臣のあきもと司でございます。二点、冒頭でお話をさせていただきます。一つ目は御報告でございますけれども、10日土曜日に、「国立公園満喫プロジェクト」として環境省が今、行っておりますが、その中の先導的モデルの国立公園の一つである伊勢志摩国立公園の視察をしてまいりました。施設の整備状況の視察や、そしてまた体験型アクティビティ事業者との意見交換をさせてもらいながら、様々な現場の意見を聞いてきた次第でございまして、今後こういった意見を踏まえて、インバウンドにしっかりと寄与するよう、様々な政策を展開してまいりたいということを感想として思ったところでございます。二点目は、既に発表させていただいておりますけれども、福島県の双葉町の中間貯蔵施設内において、仮設処理施設の起工式を明日15日に開催いたします。先ほど、内堀福島県知事にお越しいただきまして、お話申し上げましたが、環境省からは私が出席をさせていただきます。本施設が稼働することによりまして、帰還困難区域の廃棄物処理がさらに前進することになります。引き続き、福島の復興、そしてまた再生に向けて全力で取り組んでまいりますので、よろしくお願いしたいと思います。

2.質疑応答

(記者)共同通信の藤井です。先ほど、内堀知事とお会いになりまして、どういうことを要望されたのか、どういうお話があったのか教えていただけますでしょうか。
(副大臣)福島知事からは、引き続き福島の環境再生に向けて取り組んでいただきたいと。そしてあわせて、特に、明日私がお邪魔する双葉町につきましては、やはりこれからもいろんなことを進めていかなければいけない地域であると同時に、その被災地においてもある意味光と影というのが生まれつつあるという部分で最大限配慮していきたいという話でありましたから、私のほうからは、引き続き被災地の皆様に寄り添いながら、しっかりと務めてまいりたいということをお伝えさせていただいたところでございます。また、併せて私のほうから今後環境の再生を進めつつ、福島がどんどんと元気になっていく中で、いろんな産業がしっかりと回っていかなければならないということも1つあります。その中で、地産地消ということも視点に入れながら是非、福島県としても様々な面で取り組んでいただければというお話を最後にさせていただきました。

(記者)毎日新聞の五十嵐です。よろしくお願いいたします。プラスチック資源循環戦略についてお聞きしますが、昨日の小委員会で、環境省の案が了承されて今後パブリックコメントに入るという段階になってくると思うのですけれども、昨日小委員会を拝見しておりますと、やはり熱回収について、割と委員の中でも異論が出ていたと思うのですけれども、この熱回収を日本のプラスチックのリサイクルの資源循環に活かしていく中で、あきもと副大臣の基本的なお考えをお聞きしたいです。
(副大臣)私の意見というよりは、まずこの点につきましては、昨日中間整理をさせていただいたこれを基本的には、早くパブコメにかけさせていただいて、国民の声をまず聞くということからスタートさせていただければという思いでございます。ですから、プラスチックそのものにつきましては、様々な処理方法がある中で、例えばペットボトルなんかは、水平リサイクルということが現実に進んでいるということがありますから、やはりこういったことをどう技術的により高めていくかという話と、またあとはAIの技術、例えば、人間の目のように認識ができるということが、AIの技術の素晴らしさというもので、例えば分別等もAIを使うことで、より分別も進むという非常に大きな可能性も持っていると思います。そういった点ももう少し産業界と連携して、いろんなコラボをしていきながら良い成果を出すことが望ましいのではないかと思います。