中川大臣記者会見録(平成29年2月6日(火)8:40 ~8:46於:衆議院本会議場中庭側廊下)

発言要旨

 本日の閣議におきまして、「公害健康被害の補償等に関する法律の一部を改正する法律案」を閣議決定いたしました。公害健康被害の補償等に関する法律は、公害健康被害者の迅速かつ公正な保護等を図るため、汚染原因者等の負担により補償給付等を行うものであります。このうち、大気の汚染の影響による健康被害に関する補償給付の支給等に要する費用の一部については、自動車重量税の収入見込額の一部相当額から引き当てているわけでございますが、その措置が平成29年度をもって期限を迎えます。本法案は、平成30年度以降も当分の間、自動車重量税の収入見込額の一部相当額を引き当てることができるようにするものでございまして、公害健康被害補償制度の円滑な運営のためにも、この国会において速やかに御審議の上、成立させていただきたいと考えております。

2.質疑応答

(問)TBSの菅原です。先月、上海沖で石油タンカーが沈没して、今月、奄美大島で油のような物が確認されました。海上保安庁は関連を調べていますけれども、環境省としての対応をお聞かせください。
(答)鹿児島県の奄美大島等の沿岸に油状の物が漂着したとの情報があることから、2月2日、総理官邸内の危機管理センターに情報連絡室が設置されるとともに、関係省庁連絡会議が開催されたところでございます。これを受けまして、環境省では、同日、油汚染事故対策省内連絡会議を開催するとともに、九州地方環境事務所長をチーム長とする油汚染対策現地対策チームを設置いたしまして、本事案への対応体制を整備しました。環境省では、今般の事案に対し、漂着地域の水鳥等の野生生物への影響や国立公園への漂着状況の把握、漂着地域における環境モニタリング調査、自治体が行う漂着した油状の物の回収処理への財政支援などに取り組むことといたしておりまして、政府の一員として必要な対応をしっかりと行ってまいりたいと考えております。

(問)NHKの松田なのですけれども、関連して、水鳥や国立公園の環境モニタリング、今のところは影響はないということでしょうか。
(答)水鳥における油汚染等被害の有無の確認に、今、努めておりまして、2月3日に、鹿児島県奄美大島の海岸で油が付着したイソヒヨドリの死亡個体が確認されたとの情報があったことから、環境省の現地職員、奄美自然保護官事務所の自然保護官でございますけれども、現地職員が死亡野鳥の回収を行いました。この死亡個体は、油の付着は見られましたが、イソヒヨドリというのは水鳥ではないわけでありまして、釣り糸が絡まっていたということもございまして、漂着油による死亡である可能性は低いと認識しております。環境省では、引き続き地元自治体と連携して、油漂着地域の水鳥等の野生生物への影響の把握を行ってまいりたいと思っております。水鳥における油汚染等被害の有無の確認につきまして、県に対しまして、専門的な見地からの技術的助言や現場調査等を行いたいと思っております。水鳥救護研修センターというのがございまして、これは日野市にあるのですけれども、そこが備えている野生生物の保護等に必要な資機材についても貸し出しを行います。国立公園につきましては、貴重な生態系を保全するため、海域公園地区の巡視等によりまして、油状の物の漂着状況を把握しまして、必要に応じて対応を行ってまいります。
(問)これまでのところは影響はないと。
(答)はい、特にございません。

(以上)

ページ先頭へ