とかしき副大臣記者会見録(平成29年9月27日(水) 16:41~16:50  於:合同庁舎5号館25階会見室)

1.発言要旨

私の方から御報告することはございません。

2.質疑応答

(問)幹事社の読売新聞の中根です。ジュネーブで水銀に関する水俣条約の締約国会議が開かれていまして、この条約づくりについて、日本も深く携わってきたという経緯があると思うのですけれども、今回の会議では、日本はどのように関わっていったりとか、あるいはどのような議論を期待されているのかというのはいかがでしょうか。
(答)日本はおっしゃったように、水俣条約の締結に関しては深く関わってきた、我が国が主体的にむしろ関与してきて、国際交渉を主導してきたといっても過言ではないので、その中で、水俣条約の本格的な実施に向けて必要な枠組みについて、積極的に議論が進むように背中を押していくことが大切なのではないかなと思います。我が国は特に、水銀に関する知見をかなり持っていおりますので、それを積極的にオープンにして、そして議論に貢献できるようにしっかりと支えていくような、情報公開をしっかりしていこうということを今考えております。水俣条約の下、世界が一つになって、水銀対策を、世界中の人たちが積極的に取り組んでもらえるような、そういう環境づくりと、そしてその決意を各国が同じように持ってもらえることが大切でありますので、そのためにも我が国は汗をかいていく必要があるのではないかなというふうに考えています。
(問)28日と29日に閣僚級の会合が開かれますけれども、そのときには、日本からはどういう対応をされるのでしょうか。
(答)まだ、国会の状況などが読めないところがありますので、まだ最終的にどなたが参加されるのかも含めて、最終段階の調整に今入っているところでございます。
(問)少し話題変わりますけれども、先の話ですけれども、11月にCOP23が開かれますけれども、日本としてはどういうところをテーマとして話合いに参加していこうと考えていますか。
(答)COP23に関しましては、パリ協定の着実な実施に向けて、その実効性をどう確保していくのかということが多分課題になってくるかと思います。来年のCOP24は実施の指針を策定できるように、具体的にちゃんとプランが出てくるようにということになりますので、そういう意味ではその前段階で皆さんで気持ちを共有して頑張っていこうということと、実効性を担保するために、どういうふうに情報交換をしていったらいいのか、支え合ったらいいのかというところが大切かと思います。私もこの間、カナダとEUと中国主催の閣僚会議ということで、MOCAの方にも参加させてもらいましたけれども、やはりここでも、各国がパリ協定の実施指針に係る交渉に建設的に参加していこうと、皆さん決意表明を述べられて、それを共有したというところであります。ですから、これからパリ協定を具体的にどうアクションを起こしていくのかという実施計画が結構重要になってきますので、それに向かってお互いの意識を共有しながら、気持ちを高めながら、そしてお互いの悩みも共有しながら進めていくというかたちで、そういう会議の場でコミュニケーションをとっていくというのがすごく重要だなと。多分、各国お帰りになると、いろいろと国によって事情もおありでしょうし、具体的にどう計画を策定したらいいのか、いろいろお国によって悩みもあるかと思うので、そういったことを乗り越えていかなければいけないわけですから、そういう意味ではCOP23というのは、お互いにその場で悩みを共有しあったりとか、パリ協定を実施していくためにどうしたらいいのかというところで、皆が集ういい機会だというふうには思っております。とにかく実施計画策定への道筋をつけていくのが多分このCOP23になってくると思いますので、ここの中でも、我が国としても積極的に発信できるように心がけていきたいと。例えば環境技術だとか、各国に対する支援だとか、具体的にこんなことを考えているとかというのもお話できればいいなというふうに考えています。

(問)朝日新聞の戸田です。水俣COPの方に戻って恐縮なのですけれども、水銀を規制していく中で、やはり重要なのは途上国の小規模金採掘の現場で手作業で行っていますけれども、あれをなくしていくために日本ができること、なくしていくためにどうすればいいのかというところどうお考えですか。
(答)途上国への資金支援を具体的にどうしていくのかというのも、今度9月25日までに、具体的に交渉グループの中で討議されるということが決まったようであります。ということで、それぞれの水銀の対策に対する締結国からの報告と、先ほど言いました途上国の資金支援の2つを2つの交渉グループに分けたそうで、おっしゃるように具体的にどうアクションを起こしていくのかが重要で、NHKでもこのことが出ていましたね。これは結構大変な問題で、金を採掘したりするときに水銀を結構使っているようで、その辺もちゃんと手を付けていかないと解決にならないと思います。

(問)読売新聞の蒔田です。先ほど言及のありましたカナダでのMOCAなのですけれども、実際参加されて、特にアメリカの動向というのが各国気になっていると思うのですけれども、先ほどの説明では各国がCOP23・24に向けて参加決意表明なんかもあったというお話でしたけれども、アメリカに対して各国はどうアクションとるのかとか、もしくはアメリカが会議には出席したと聞いているのですけれども、アメリカはどういう発言をされていたのか教えていただけますでしょうか。
(答)発言については、私はその前にどうしても帰国しなければならなかったので聞いていませんが、その前のバイ会談でアイゼンスタット大統領次席補佐官とお話をさせていただきまして、スタンスとしては今までどおりアメリカが公式に表明している姿勢からは変化は見られないということでありました。ただ、お話して、日本としてはこういうかたちでパリ協定でみんなで各国これから取り組んでいきたいので、また是非、というかたちでお話しさせていただきましたけれども、そういう意味では姿勢は変わらなかったということであります。ただ、会議にはちゃんと出てきてくださることには大いなる意義があるのだというふうに思いましたので、そういう意味ではありがたいことだということで、アメリカも全部コミュニケーションを遮断しているわけではなくて、世界の動きをちゃんとそうやって見ようという姿勢を持ってくださっていることに関してはありがたいと思っておりましたし、会場内に各国そういうふうな気持ちがあったのではないかというふうに思っております。姿勢の方は公式に証明している姿勢は変わらないのですけれども、そういう意味ではアメリカとはコミュニケーションを取り続けていくこと、環境問題というのはいろいろお国の事情によって変わっていきますから、そういうときにも乗り越えていく強さを持つ必要があるのではないかと、そのためにも各国こうやって顔を合わせて情報共有していく場というのは大切ですし、またそういう場に出てきてくださっているということはいいことだと思っております。

(以上)

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