大臣談話・大臣記者会見要旨

中川大臣記者会見録(平成29年11月29日(水)8:41~8:45於:参議院本会議場中庭側廊下)

1.発言要旨

 私から、「地球温暖化防止月間」及び「大気汚染防止推進月間」について申し上げます。12月は「地球温暖化防止月間」及び「大気汚染防止推進月間」です。「地球温暖化防止月間」は、1997年12月に京都で開催されたCOP3を契機に、その翌年から実施しております。環境省では、「地球温暖化防止活動環境大臣表彰」やウォームビズの推進等を行うほか、地方公共団体などにおいて、ライトダウンや省エネキャンペーンなど、様々な取組が行われます。また、「大気汚染防止推進月間」の活動として、温暖化対策にもつながるエコドライブなど、大気汚染防止に関する取組を呼び掛けてまいります。

2.質疑応答

(問)テレビ朝日の古賀です。原子力防災関連で2点お伺いします。大飯3・4号機について、先日、福井県の西川知事も再稼働に同意したということで、再稼働について本格化します。大臣は先日、大飯原発やオフサイトセンターを視察されたと思いますけれども、まず、その視察の所感が1点目。2点目は、その後、京都府知事や滋賀県知事とも会談されまして、その際ちょっと、再稼働に関してネガティブな発言も知事からあったと思うのですけれども、それに関して原子力防災担当大臣として、どうやって今後理解を得ていけばいいか、その2点をお願いします。
(答)私は今回の出張で、放射線防護施設であります特別養護老人ホーム楊梅苑、それから関西電力の大飯発電所、大飯オフサイトセンターの訪問や、3府県の知事を始めとする地元の関係者の方々と意見交換等をさせていただきまして、こうした視察や意見交換を通じまして、現地の事情や対応状況を私の目でしっかりと確認することができたというように思っています。原子力防災対策に「終わり」や「完璧」はございません。こうした視察や意見交換を通じて得られました様々な状況というものをしっかり念頭に置きながら、これからも更に防災計画を充実したものになるようにしていき、住民の皆様方の安心・安全を確保してまいりたいと考えております。
 そして再稼働の問題につきましては、これは独立性の高い原子力規制委員会が専門的、技術的に判断をされるということでございまして、私の立場ではコメントを差し控えさせていただきたいと思います。滋賀県知事、そしてまた京都府知事からいただきました御意見等につきましては、これからの原子力防災計画の充実にいかしてまいりたいと考えております。