大臣談話・大臣記者会見要旨

山本大臣記者会見録(平成29年4月28日(金)9:13 ~9:19 於:環境省第1会議室)

1.発言要旨

 私の方からは一件御報告をいたします。5月1日(月)に水俣において開催される、水俣病犠牲者慰霊式に参列いたしたいと思います。慰霊式への参列に併せて、語り部の方々や関係団体の皆様とも懇談して、再び地域の皆様の声を拝聴したいと考えております。

2.質疑応答

(問)TBSドウトレイからお伺いいたします。おとといですけれども、今村復興大臣が御自身の発言の責任を取って辞任ということになりましたけれども、気の緩みを指摘するような声もありますが、大臣としてこの件についての受け止めをお聞かせください。
(答)改めて、私どもも福島において除染という作業を通じて東北の復興に頑張っているところではありますが、いつも申し上げますのは、改めて地域の皆さんの声に寄り添って仕事を進めて行かなければいけないということを改めて感じたわけでございまして、今回、今村大臣が辞任をされたという事は、正に他山の石として私どもは気を引き締めて仕事に当たらなければならないと思っております。

(問)熊本日日新聞の嶋田です。大臣が水俣の慰霊式等に参加されるのは二度目だと思いますけれども、2点お伺いさせていただきます。前回、昨年10月に参加された際に水俣病被害者互助会から若い世代の健康調査をということで、大臣も健康調査の手法について言及されたかと思うのですが、それの現在の手法開発の状況と、現在の大臣の所感、あと同じ場所で共同要求書を渡されたかと思うのですけれども、高齢患者の介護を保障するための対策についての要求書が盛り込まれていたかと思うのですが、それについて現在の大臣の考えをお聞かせください。
(事務方)事務方からお答えします。まず、健康調査につきましては、それを実施する前の手法の開発の研究を進めるということになっておりまして、国立水俣病総合研究センター、そのセンターが中心となって、今、関係者の協力を得ながら、引き続き研究を進めているところでございます。また、医療介護につきましては地域の方で医療福祉のネットワークがございますので、関係者と協力をしながら、国としても引き続きできる限りの支援をしていきたいと考えているところでございます。
(答)やはり去年10月に訪問して、いわゆる環境省の原点であるということを改めて感じたところでございまして、今般、様々な御要望があろうかと思いますけれども、いずれにいたしましても、私の立場としては、真摯に受け止めて、できるだけ御要望に添うように努力をしたいと、このように思っております。

(問)朝日新聞の小坪です。復興庁の関係で1点お伺いいたします。大臣もずっと環境問題をずっとライフワークにしてこられて発言に色々と想いを込められる場面もあるやに思いますけれども、吉野大臣も被災地の御出身ということもありまして、なかなか発言が難しいところもあるかとおもいますが、何かアドバイスなどあればお願いできないでしょうか。
(答)吉野先生も私と一緒で県議会議員出身でございまして、やはり地元ということを非常に大切になさっていらっしゃる先生でございます。私もよく存じ上げておるのですけれども、御自身も被災者であるということをおっしゃっておられますし、最も適任の方が今回就かれたのだろうと私は思っております。そういう意味において、先ほど私も閣議でお目にかかった時に、一緒に東北のことをやっていきましょうと、私は福島というところに限られた仕事ではございますけれども、一緒に頑張っていきましょうと申し上げたのですけれども、非常にそういう面で安定感のある先生でいらっしゃると思っております。

(問)NHKの松田です。関連してなのですけれども、除染に関しても吉野復興大臣からも色々とこれまでもお付き合いがあったかと思うのですけれども、改めて地元の復興大臣ということで、除染に関してもこれから期待することというのは何かありますでしょうか。
(答)選挙区があの地区、双葉郡なんかが選挙区であったと思っておりますので、やっぱり地元の声というのも随分と耳にしていらっしゃると思います。また閣僚という立場でアドバイスをいただくこともあろうかと思いますし、またこちらから相談することもあろうかとは思っております。あの方は環境副大臣も経験されていらっしゃいますので、一方では環境にも非常に造詣が深い先生ですので、割と周波が合いますので、一緒にやっていきたいなと思っています。