大臣談話・大臣記者会見要旨

平口副大臣記者会見録(平成28年3月2日(水)11:32 ~ 11:35  於:合同庁舎5号館25階会見室)

1.発言要旨

(副大臣)明日、開催されます「JCM公開セミナー」について、お知らせいたします。このセミナーは、二国間クレジット制度、JCMと言いますけれども、そのことをより多くの皆様に知っていただき、JCMを活用した温室効果ガス排出削減事業が、より広く普及していくことを目指して、環境省及び公益財団法人である地球環境戦略研究機関(IGES)の共催で行うものです。
 2回目となる今回のセミナーには、JCMパートナー国を含む10か国が参加予定で、そのうち、インドネシア、ベトナム、タイの3か国には、各国におけるJCMの進捗状況も報告していただきます。また、JCMを活用して、途上国で温室効果ガスの排出削減事業に取り組んでおられる日本企業4社にも、それぞれの事業の内容をご紹介いただく予定です。私もセミナーに参加して、JCMに取り組んでおられる皆様の生の声をじっくりと拝聴したいと思っております。

2.質疑応答

(問)日経新聞の川口です。ライチョウの保全についてお聞きしたいのですけれども、ライチョウの保全は今後どのように取り組んでいくお考えですか。
(副大臣)ライチョウの保護増殖事業については、種の保存法、正式には「絶滅のおそれのある野生動植物の種の保存に関する法律」という法律ですが、それに基づき平成24年に開始いたしました。今年度は、飼育下で増やすための技術を確立するための取組も始めており、重要な段階であると認識しています。29日の検討会では、個体数の減少が著しい南アルプスにおいて、来年度に実施すべき対策の内容や、今後の採卵・飼育の実施方針について、議論がなされたところです。来年度は、再度、野生下から採卵した上で、今年度に飼育を成功させている富山市ファミリーパークの飼育方法を参考として、引き続き飼育繁殖の取組を実施してまいりたいと思っております。
(問)それに関連して実施施設の問題ですが、富山もありますけれども、上野も今年やっていたと思うのですが、実施施設はどうされる予定なのでしょうか。
(副大臣)29日の検討会でのご議論も踏まえて、検討会委員や日本動物園水族館協会とも相談し、なるべく早期に結論を出したいと考えています。
(問)平口副大臣はどうお考えですか。この問題に関して。
(副大臣)現状では判断できません。