大臣談話・大臣記者会見要旨

平口副大臣記者会見録(平成28年2月18日(木)11:31~11:35 於:合同庁舎5号館25階会見室)

1.発言要旨

(副大臣)先週末の13日に、和歌山県白浜町で開催された「吉野熊野国立公園指定80周年・拡張記念式典」に出席してまいりましたので、ご報告をいたします。
 昭和11年2月に指定された「吉野熊野国立公園」が指定80周年を迎えたことを記念し、近畿地方環境事務所の主催により、記念式典を開催いたしました。式典には、和歌山県の下副知事、白浜町の井澗町長をはじめ、和歌山県、三重県、奈良県の関係自治体の皆様に多数ご出席いただき、80周年を契機に、この国立公園の更なる発展を願う、地元の皆様の熱い思いを感じました。
 また、式典当日だけではなく、1年間をかけて様々な記念行事を行い、地域を盛り上げていくという意気込みで、関係者の皆様とともに「よしくま80周年キックオフ宣言」というのを行いました。国立公園の自然資源は地域の宝であり、地域の皆様と共に80周年のお祝いをできる機会に恵まれたことに感謝をするとともに、国立公園に足を運び、公園地域の自然環境の保全や利用の促進について、今後もしっかりと推進するべく、思いを新たにいたしました。

2.質疑応答

(問)幹事社の共同通信から1問、電気事業分野における地球温暖化対策についてお伺いします。先週の9日に、環境省と経済産業省の両方の大臣から、電力業界の自主的な枠組みについての合意が発表されましたけれども、そちらの副大臣の評価と、今後電力業界が約束をしている排出係数0.37というのを守っていくために、どんなふうに環境省が関与をしていくかという2点、お考えをお聞かせいただけますでしょうか。
(副大臣)電力自由化が進む中、電力業界として、自主的な枠組みや規約の作成に努力いただいたということを評価したいと思います。その上で、2030年度の削減目標とエネルギーミックスの達成のためには、自主的枠組みに加えて政府による政策的な対応と、継続的なレビューも含めた対応が必要と判断したものであります。こうした検討を踏まえて、経済産業省と相談した結果について、2月9日に公表したところです。当面、このようにして、電力業界全体の取組の実効性を確保することとしますが、毎年度、これらの取組が継続的に実効を上げているか、進捗状況のレビューを行っていきます。レビューの結果、2030年度の削減目標等と整合する排出係数0.37kg-CO2/kWhという目標の達成ができないと判断される場合には、施策の見直しについて検討していきたいと思います。