大臣談話・大臣記者会見要旨

山本大臣記者会見録(平成28年11月25日(金)8:34~8:37  於:衆議院分館一階ロビーぶら下がり)

1.発言要旨

 私の方から報告が2件ございます。本日の閣議において、中央環境審議会による第四次環境基本計画の進捗状況の4回目の点検結果について報告しました。今回が最終回の点検であり、今後、計画の見直しを行うことになります。点検結果においては、同計画に基づく取組はおおむね進捗していると評価されています。今後の課題としては、パリ協定の発効を受け、国内の取組の推進はもとより、世界全体の地球温暖化対策の推進に貢献していくべき等の指摘がありました。閣議では、私から、この点検結果を踏まえ各施策の検討及び展開に率先して取り組むと発言し、各府省においても積極的に取り組んでいただくようお願いしました。
 次に国立公園オフィシャルパートナーシップ締結式についてご報告いたします。環境省では、満喫プロジェクトの一環として、民間企業と相互に協力して、国立公園の魅力を世界に向けて発信し、国立公園利用者の拡大を図るための「国立公園オフィシャルパートナーシップ」プログラムを立ち上げ、11月28日に、この第1回目となる締結式を開催いたします。パートナー企業と協力しながら、国立公園の魅力を大いに発信していけるよう、環境省としても努力してまいりたいと思います。

2.質疑応答

(問)日本テレビの中村です。まさに今お話がありましたが、パリ協定について国内でどう減らしていくか、今後の国内での取組について大臣のお考えをお聞かせください。
(答)まずは2030年目標の26%削減に向けて、オフィスであるとか家庭などに係る対策、そして長期ビジョン等の策定に努力をしてまいりたいと思います。更に一歩進めていくためには、いつも申し上げておりますフロン対策を充実させていきたいと思っております。

(問)時事通信の今泉です。トランプ次期大統領がアメリカのニューヨークタイムズのインタビューの中で、今までは選挙戦中でパリ協定からの脱退を示しておりましたが、今回、偏りを持たずに判断していきたいと少し脱退から後退するような発言がありましたが、これについて大臣はどのようにお考えでしょうか。
(答)いずれにしましてもまだ政権移行まで1か月余りありますので、予断を持たずに推移を見ていきたいと思っております。