大臣談話・大臣記者会見要旨

丸川大臣記者会見録(平成28年7月12日(火)10:02~10:07 於:総理官邸3階エントランスホールぶら下がり)

1.発言要旨

 閣議の中で環境省についての発言はございませんでした。
 今日この後ですが、内閣府の原子力防災担当大臣の立場で、福島県に出張いたします。楢葉町そして南相馬市の新しいオフサイトセンターの開所式に出席をいたしまして、地域の具体的な防災対策を確認するということで、出張してまいります。

2.質疑応答

(問)TBSの阿部です。鹿児島県の川内原発に関して、知事選で原発一時停止と避難計画の見直しを訴える三反園氏が当選しました。これについての受け止めと、今後地元から要望があった場合についての対応について教えてください。
(答)三反園さんはテレビ朝日時代の上司でもありますので、これからご活躍されることを願っております。避難計画については、我々は元々その避難計画は常にブラッシュアップをして改善していくものだと思っておりまして、川内原発についても県として昨年の12月に訓練をやっていただいたものについて、その結果等を踏まえて改善をしてまいるということにしておりますので、これからもよくコミュニケーションをとって避難計画の充実に努めていきたいと考えています。
(問)もう1点、都知事選についてお伺いいたします。増田氏と小池氏で、自民党で分裂するような選挙になる見通しなのですが、東京都の選挙区である大臣からどういうふうに受け止めていらっしゃるかということと、どちらを応援するつもりなのか、ありましたら教えてください。
(答)大臣として特に申し上げることはありませんけれども、やはり地元の自治体と東京都との関係が非常に濃密ですので、地元の自治体として増田さんをという声があったと聞いておりますので、そうした声は大切にしなければいけないと思っております。

(問)日本経済新聞の川口です。すみません、憲法改正について、大臣にちょっとお伺いしたいのですが、仮に今、改正されるかどうか、今後の議論になると思うのですけれども、環境権という問題もあると思うのですが、それについて大臣のお考えというのは、どういうお考えをお持ちですか。
(答)今、私が大臣の立場で何かを申し上げるのは難しいということはおわかりをいただけると思いますけれども、やはり国民的な議論をこれからまず憲法を改正するに当たって必ずしなければなりませんし、その中で国民の皆様が環境権をどのように受け止めているのか、改めて議論されるべきだと思っております。
(問)自民党の草案には、環境権に関してしっかり明記されていると思うのですが、今後、やはり明記されるべきだと思うかどうか、その辺はどうでしょうか。
(答)私の立場で今、はっきり申し上げることはできませんけれども、国民の中に長い私たちの国の歴史の中で、培われた一つの考え方というのがあろうかと思いますので、そうしたものが議論ではっきりしてくればいいと思います。

(問)朝日新聞の小坪です。改正の前段階として、参議院議員選挙の結果について現職の閣僚として受け止めをお聞きできればと思うのですが、閣僚の方が落選されるという場面もありましたがどうのように受け止めていますか。
(答)改選議席の数ということでいえば、70ということで、我々の経済政策には一定のご評価をいただいたのだろうと理解をしております。一方で、厳しい選挙区もございましたし、実際に閣僚内でお二方落選をされた方がいらっしゃるということは、我々しっかりと重く受け止めて、国民の皆様の声を謙虚に聞くということを続けていかなければいけないと思っております。

(問)共同通信の佐々木です。廃棄カツの横流し問題について、今日警察の方で業者を逮捕したのですが、そのことについてご所感と、今後どのように対策をしていくかということについて教えてください。
(答)既に対策については、都道府県等を通じて、いろいろと講じてきてはいるところですけれども、フードロスも含めて全体として議論を深めなければいけないことだと思っていますので、引き続き様々なご意見を伺いながら、環境省の立場でできることと、他省庁と連携してできることの両方に目をよく配っていきたいと思っております。