大臣談話・大臣記者会見要旨
白石政務官・鬼木政務官 就任記者会見録(平成27年10月9日(金)21:40~21:52 於:環境省第一会議室)
1.発言要旨
(白石政務官)皆さんこんばんは。この度、環境大臣政務官に就任をさせていただきました白石徹でございます。担当は原子力防災になっておりまして、井上副大臣とともに丸川大臣をお支えしながら、できる限りの仕事を進めていくようにがんばってまいりたいと思っております。何よりも環境省の職員の皆さんには日頃から心掛けていただいている、丁寧に、そして何度となく現地に赴きながら説明をしていただいている。その後押しもできるような、そんな活動をしてまいりたいと思っております。どうぞよろしくお願いします。
(鬼木政務官)皆さん、こんばんは。この度、環境大臣政務官を拝命いたしました鬼木誠でございます。よろしくお願いします。私の担当が地球温暖化と自然環境、そして公害対策ということでございます。非常に難しい問題が多いと思っておりますが、問題を解決していくのが政治の仕事だと思っておりますので、大臣、副大臣、そして白石政務官とともに問題解決に一生懸命当たっていきたいと思います。どうぞよろしくお願いします。
2.質疑応答
(問)NHKの大井と申します。よろしくお願いします。両政務官に共通した質問ですが、それぞれのご所管の様々な問題があると思うのですが、特に力を入れて取り組みたいと考えていらっしゃる課題について、それぞれお伺いできますか。
(白石政務官)やはり地元の皆さんとの接点が多い仕事になると思います。ですから何よりも、今までの担当の方がどのような話をしてこられたか、これまでどのように話を進めてこられたかについて、もう一度精査させていただいて、その内容を確認した上で現地に乗り込んで、まずは丁寧に説明をしていきたいと思っています。特に用地や補償の問題については、私は特効薬はないと思っています。人と人との関係の中で信頼を作りながら、お互いの同意を得られるような、そういうところまで持って行く、それが私の仕事ではないかと思っておりますので、それを重点にがんばっていきたいと思います。
(問)中間貯蔵については。
(白石政務官)今の用地の話が中間貯蔵の話になりますが、除染はご存じのとおり、28年度でほぼ作業は終了いたします。中間貯蔵について、まだまだ大きなといいますか、様々な問題を抱えています。間違いないことなのですが、先ほども申しましたように、現地で個別訪問をしながら話を進めている、そういうところに私も一緒になって話をするぐらいの意気込みはございます。
(鬼木政務官)今年はCOP21の開催ということで、そこでの国際社会でのルール作りに私も取り組ませていただくことに、非常にやり甲斐を感じております。日本の国益にも資するものであり、また世界レベルでの環境改善に向けた取組ということで、しっかりがんばりたいと思っております。
(問)テレビ朝日 吉野と申します。白石政務官にお伺いいたします。中間貯蔵の話がでましたのでお伺いしますが、1年以上前ですが、苦渋の決断を福島県知事がなされて、用地交渉を始めたのですが、この1年余の間に0.4%の契約成立ということで、非常に少ない、そして非常に難航していると。これについての原因といいますか、外側からご覧になっていてどのようにお感じになっていらっしゃいましたか。
(白石政務官)ご存じと思いますが、用地買収や補償の交渉というのはなかなか前に向いて進まない。それが、だんだん明かりが見えてきたら一気に解決するとか、そういうようなスピード感というか流れではないと思っています。先祖代々の土地を持っておられたり、自分はどうしてもそこは手放したくないという人たちもおられるので、これからまだ同意をいただいていないところには、もう個別訪問しかないなと思っています。
(問)朝日新聞 小坪と申します。両政務官にお伺いしたいのですが、ご自身がこれまで経験してこられたことや、あるいは企業人として働いていらっしゃった経験をお持ちだと思いますが、そうしたことがお仕事でどのように活かせるか、お考えをお聞かせください。
(白石政務官)私も鬼木先生も、間違いなく田舎出身の政務官です。これまでの政務官がどうだったか云々ではなく、田舎の人たちの心を理解してあげられる、それに努めていきたいと思っています。私はいわば二世でもなければ、役所出身でもなければ、中小企業のおやじをやっていました。そういう中で始めた自分の政治の道ですけれども、やはり今までの経験というのは必ず役に立つと思っています。先ほども言いましたように、理論的にいくらになりますよ、いくらでやってくださいよ、というのではなく、やはりその人と私の信頼関係を築いていくしかないと思っています。
(鬼木政務官)私も地元の福岡で銀行員という、民間企業の出身でございました。また、県議会の出身ということで、白石先生も同じく県議会の出身で、やはり民間の声や地方の声、そして有権者にものすごく近いところで生活してきたという実感がありますし、また国民が何を思い、何に苦しみ、何を解決してほしいかということに非常に近いところに寄り添ってきた経験があります。そうした意味で現場の感覚を持って、現場の気持ちを汲み取って、なおかつ問題の解決に一歩でも前進するという仕事を、白石政務官と一緒にやっていけたらと思っております。
(問)日本テレビの杜です。よろしくお願いします。白石政務官にお尋ねです。選出区が愛媛ということで、伊方原発もあるわけですが、原子力防災を担当する上で大事にしたいことがもしあればお聞かせください。
(白石政務官)ご存じかもしれませんが、11月に訓練を予定しております。その訓練の中で今回初めて、防衛省と海上保安庁と、当然、警察もですが、そうした大がかりな連携を、いわゆる原発の災害に対して取っていく。この間も師団長などとは話をしましたが、連携を取っていきたいと思っています。まずは訓練ですね。
(問)今回の訓練でいうと、大分県も巻き込んでの大規模なものになるわけですが、今回、伊方原発での訓練になるわけですが、今後、他の原子力発電所にも今回の訓練で得た教訓ですとかを活かしていくような仕組みを作るお考えはないでしょうか。
(白石政務官)仕組みというか、これは絶対共有していかなくてはいけないと思います。その地域その地域の防災計画の作り方が違うかもしれない、それはそれで対応するにしても、この訓練で得た経験、知識は絶対共有するべきだと思っています。