大臣談話・大臣記者会見要旨

井上副大臣記者会見録(平成27年11月19日(木)10:10 ~ 10:20 於:合同庁舎5号館25階会見室)

1.発言要旨

(副大臣)まず私から3点ご報告がございます。まず1点目は、11月21日(土)に環境省、福井県、3R活動推進フォーラムの共催により、福井市内で開催予定の「第10回3R推進全国大会」に出席いたします。3R推進全国大会では、循環型社会形成推進功労者環境大臣表彰や、3R促進ポスターコンクール最優秀表彰を行うほか、食品ロスの削減に焦点を当てた記念シンポジウムの開催を通じて3Rの具体的な取組を全国に発信してまいります。食品ロスの削減は、一般廃棄物の3分の1程度を占める食品廃棄物の発生抑制や温室効果ガスの削減にも効果を発揮します。全国大会を始め、地方大会、マッチングセミナー、ホームページ「Re-Style」などを通じて、国民一人一人が、ライフスタイルを見直す機会を提供してまいります。
 本日夕方、宮城県に出張し、県庁において村井知事と面会することになりました。宮城県の指定廃棄物長期管理施設の詳細調査については、もう間もなく降雪の時期となり、今年中の調査が難しくなる見込みとなっている現状に鑑みて、環境省としての今後の詳細調査に関する考え方などを知事にお伝えしつつ、知事のご意見も伺う予定です。
 最後に3点目ですが、10月14日に環境省が実施した栃木県塩谷町の詳細調査候補地における平成27年9月関東・東北豪雨による影響に関する調査の結果につきましては、近々取りまとめを予定しており、私が塩谷町に伺って見形町長に調査結果をご報告する機会をいただけるよう町側と日程調整を行っております。環境省としましては、ご不安やご心配を持たれている塩谷町の町民の皆様に対しても調査結果をご報告する機会をいただきたいと思っておりますが、まずは塩谷町長に対してご説明する機会を持つことができるよう引き続き町側と調整したいと考えております。

2.質疑応答

(問)時事通信の相京です。今お話がありました中の宮城の指定廃棄物で、今日夕方に村井知事と面会するということですけれども、降雪の関係で調査が難しいということで今後の考え方をお伝えするということなんですけれども、これは基本的には年内の調査は断念するという方針をお伝えするということで良いのか、お願いします。
(副大臣)今朝の報道ではそのように出ていましたけれども、この方針についてはまずは地元の村井知事にお伝えをするということですので、夕方までお待ちいただけると有り難いです。
(問)もう1点、エコテックの関係なのですが、この前地元を訪問されて、安全対策であったりあるいは地域振興といったお考えをお伝えになったと思うのですが、今後のスケジュールで両町議会の説明など、そのあたりの日程感、一昨日の大臣会見ではまだ調整中だということだったのですが、その後変化があればお聞かせください。
(副大臣)富岡町からは来週24日(火)に富岡町議会の全員協議会について開催するというお知らせがありましたので、私が出席する方向で検討しております。おそらく楢葉町の方も同じように町議会の全員協議会というのを開催していただけるのだと思いますけれども、そのお知らせがあり次第対応を検討したいと思います。

(問)下野新聞の須藤です。先ほど副大臣のご発言にあった塩谷町でのことなのですけれども、調整中ということですがスケジュール感を伺いたくて、近々だとは思うのですが、月内には実現したいとか、その辺りについて伺えますでしょうか。
(副大臣)これはもう調査も終わって、取りまとめの報告もほぼ出来ておりますので、なるべく早い機会にと思っております。伺うところによりますと、20日の日に地元の報告会をやられるということでありますから、こちらのほうもなるべく早く、まずは町長の方にご説明をさせてもらえればと思います。
(問)既に平場で谷先生とか丸川大臣も会見の中でおっしゃっていますけれども、概ねの大きな方向としては一部は冠水したけれども土木的な対策で被害が防げる可能性はあるというのは平場で皆さんおっしゃっていますけれども、大枠の方向としてはそのような形になるのでしょうか。
(副大臣)調査結果については大枠はもちろんそうなのですが、ただいろいろと大枠以外の詳細なところをしっかりと報告させてもらいたいと思っております。

(問)河北新報の門田ですけれども、宮城の指定廃棄物の関係で、加美町の詳細調査候補地の専門家の現地調査が終わりまして、その後の意見交換会の進みに加勢することになるかと思うのですが、その日程というのはどのような状況でしょうか。
(副大臣)これも前回から1ヶ月くらい経っておりますから、やはりなるべく早くと思っております。そういう意味では現地の視察もこの間やられたわけですから、それについてのご報告なども聞きたいと思っておりますので、今、加美町と調整中だと聞いております。
(問)月内には可能でしょうか。
(副大臣)そうですね、月内にはやっていただきたいと思います。

(問)福島民友の菅野です。今日村井県知事とお会いになるということですけれども、指定廃棄物の問題はなかなか最終的な置き場が決まらないというな状況が続いているわけですけれども、そもそも指定廃棄物の各県処分というのは特措法の基本方針で決まったものなのですが、それを見直す考えは今のところありますか。
(副大臣)それはありません。基本方針もそうですし、特措法そのものについても3年後の見直しということで検討はしましたけれども、現時点では改正はしないという結論が出たところでもありますし、そういう意味ではこの基本方針の下にしっかりと取り組んでまいりたいと思っております。

(問)千葉日報の石井です。宮城の方は今のお話ですと、年内の調査は厳しいということで今後の進め方として、言い方は悪いですが、千葉も含めて栃木や茨城などの関東の雪の降らない地域の指定廃棄物の対応に力をシフトしていくことはあるのでしょうか。
(副大臣)今でも関東も同じように力を入れているという認識ですが、宮城の場合は調査ということで降雪するかどうかということが関わるものですから、それが今のタイミングで焦点になっているという理解でありまして、そういう意味では栃木や千葉はまずはその前の段階でご理解をいただく努力を続けておりますから、それは引き続き力を入れて取り組みたいと思っております。
(問)先ほど法の方針は変えないということでしたが、千葉市の市長については分散保管をと、つまり法の方針を変えてくれと言っているようなものですけれども、これについての回答はいつぐらいを考えていらっしゃいますでしょうか。
(副大臣)ご承知のように千葉の市長さんは私も就任してすぐにご挨拶ということでお願いをいたしましたけれども、会えないというお返事だったので、まずはお会いをさせていただきたいと思っておりまして、就任から1月以上経っておりますからお会いさせていただければ、その時に市長さんの考えも伺った上でいろいろとご相談をさせてもらいたいと思っております。