大臣談話・大臣記者会見要旨

小里副大臣記者会見録(平成27年8月6日(木)15:00 ~15:08  於:合同庁舎5号館25階会見室)

質疑応答

(問)日本テレビの杜です。指定廃棄物でお尋ねなのですが、昨日、管理型の処分場を視察されたと思うのですが、感想と、また宮城の場合は3カ所にまだ詳細調査に入れていない状態になっている訳ですが、今後どのように進めていくのか改めてお聞かせください。
(副大臣)昨日の視察につきましては、昨年の11月の上旬だったと思いますが、大和町の町長さんとお会いした時に、私も是非視察をさせていただきたいというやり取りもあったわけです。それをこの機会に実行したということです。宮城県内における災害廃棄物の多くをあそこで引き受けていただいているということでありまして、その状況を見てまいりました。当初住民の皆さんの理解をいただくのに大変なご苦労があったということもお聞きしまして、住民の皆様に対する感謝の気持ちも含めながら視察をさせていただきました。極めて厳重に二重、三重に管理がしてあり、絶対に雨水等が漏れないように、そして荷崩れ等も起こさないように特に留意しながら処理を行っておられたと。また定期的に線量等についても計測をしながら管理をしていただいておりました。井戸水等も計測しておられましたけれども、ここに至るまで、周辺への影響は無いということも認識をさせていただきました。指定廃棄物については、詳細調査候補地を選定はしたものの、なかなか現地調査に踏み切れていないという状況です。そういった中で、あらゆる手を尽くして施設の必要性、安全性、あるいは選定の経緯について説明をしてきたわけです。新聞、テレビ等を通じたり、フォーラムを開催したりといろいろな手を尽くしてまいりましたが、今後のことを考えますと、いつまでも調査をしないというわけにはいきません。タイムリミットも迫ってきていると思います。4年以上も経っているわけですから、あるいはもう既に期限を過ぎているのかもしれません。なるべく早期に取りかかれるように、更に努力をしていきたいと思います。

(問)タイムリミットという言葉が出たのでお尋ねなのですが、副大臣としてはタイムリミットはいつぐらいだとお思いですか。
(副大臣)もう過ぎていると思います。震災発生から4年以上経過をしておりまして、この間対応できなかった政治の責任、行政の責任というものを痛感しております。具体的に現時点におけるタイムリミットを考えると、やはり去年と同様、雪が降る前に現地調査を終えたいというのが大きな前提としてあります。その上になるべく早期に調査に入っていきたいと考えております。

(問)千葉日報の石井です。千葉の指定廃棄物についてですが、明日また改めて中央区で説明を行うということなのですが、千葉市からは、理解を求めるということはやめてほしいという要請がある中でどのような説明をされるつもりかお聞かせ願います。
(副大臣)千葉市中央区の町内自治会連絡協議会からのご要請を受けて、千葉市とも相談した上で、この説明会を開催するということになったものです。説明の仕方において反省材料があったと感じております。誤解を与えないよう丁寧に説明に努めていかなければならないと思います。選定の経緯や安全性を中心にしながら、しっかりと目的に沿った、千葉市の意向に沿った説明を行っていきます。その上でいろいろな意見が出てくると思います。そういったご懸念や心配される点を改めて聞かせていただいて、正面から受け止め、丁寧に説明しながら対応していく必要があると思います。

(問)先ほど宮城の件でタイムリミットが過ぎているという話がありますが、これは千葉を含めて関係5県の処理の仕方についてタイムリミットが過ぎてるのではないかという認識ですか。
(副大臣)私なりの感じ方として、いずれの地域にとりましても、同じく震災から4年以上経過しており、地域の皆様がある意味不安定な管理状況の中でご心配をされる状況が続いてきたわけですから、やはり責任を感じざるをえないということであります。これ以上猶予はないと思っております。