大臣談話・大臣記者会見要旨

小里副大臣記者会見録(平成27年5月27日(水)14:13 ~ 14:22 於:合同庁舎5号館25階会見室)

1.発言要旨

(副大臣)お伝えすることは特にありません。

2.質疑応答

(問)共同通信の阿部です。幹事社から2点お伺い致します。まず千葉県の指定廃棄物についてなのですけれども、昨日、望月大臣の閣議後会見の発言の中で、千葉市で早急に住民説明会を開きたいという旨の発言をされていたかと思うのですが、具体的な目途やスケジュールが決まっていましたら教えてください。
(副大臣)詳細調査の候補地として選定したことをお伝えに行った時に、市長からもよく住民、市議会に対して説明を行ってほしいというお話がありました。そして、市議会からも正式に住民説明会を行ってほしい旨の要請を受けたところです。まずは御理解をいただくべく、丁寧に説明を行っていきたいと考えております。早期に住民説明会を行いたいと思っておりますので、市当局、市議会の方とよく御相談しながら進めていきたいと思います。
(問)2点目なのですが、昨日、放射性物質汚染対処特措法の施行状況検討会の2回目の会合が開かれましたけれども、今後の検討会の見通しなど教えてください。
(副大臣)昨日は除染についての説明を行い、掘り下げた議論を行っていただきました。次回、6月26日に開催予定の第3回検討会では、中間貯蔵施設と汚染廃棄物処理について議論を行っていただく予定となっております。今後は、その議論の内容も踏まえ、夏頃には取りまとめを行いたいと考えております。

(問)千葉日報の石井です。千葉の指定廃棄物について伺いたいのですが、千葉市の蘇我というところで地元住民による指定廃棄物の管理施設に関する集会が開かれましたが、地元住民の方々は反対を声高に訴えている状況ではありますが、それについてどのようなお考えか教えてください。
(副大臣)地域の皆さまに指定廃棄物処理の問題で御心配、御懸念をおかけしておりますことは大変心苦しく思っております。それだけに、地域の方々に御理解をいただく努力を行う必要をひしひしと感じております。選定がどのように行われたのか、いかにこの施設が必要であるのか、いかに安全に作り、また運用していくのか、御理解をいただけるように丁寧に説明に努めてまいります。
(問)住民説明会を予定されているようですが、そこで住民の方に理解を求める最初のきっかけになるのかなと思うのですが、意気込みや抱負を教えてください。
(副大臣)市当局、市議会とも御相談申し上げながら、地域の皆さまに御理解をいただける説明会になるように丁寧に、手順を踏んで行ってまいります。

(問)下野新聞の須藤です。よろしくお願いします。5県50億の振興費のことについてなのですけれども、自民党と公明党で第5次提言をまとめて、これまでの考え方にとらわれないというような文言も入って、そのことについて井上前副大臣は準備等進められていますけれども、5県50億にとらわれない対応を政府に求めたいというような内容でしたが、昨日の望月大臣のお考えでは過小ではないけれども、提言を踏まえて今後処理を進めていく中で形が決まっていくというお話でしたが、昨日栃木県の知事からも整備が進めば50億円は最低限の額であってその額を県としても要望していきたい、という発言が地方からも上がっています。これについて御所感と対策など、お考え方についてお伺いします。
(副大臣)全く大臣が話をされたそのとおりでございます。まだ候補地が確定していない段階でありまして、過小であるとはまだ決して言えない状況です。またその予算はあくまで枠として決まったわけであって、まずどこが確定をするのか、確定した候補地についてそれぞれによく地域の御意見を伺いながら、その御要望をよく汲み取りながら、現場に届くものになるように努めていく必要があると思います。正式に党のほうから提言があるでしょうから、その中身も踏まえながら対応していきたいと思いますし、我々が心がけることは、とにかく円滑に調査がなされて円滑に長期管理施設が完成して運用されていくように、また安全に運用されていくように、そういったことを考えながらそのために地域振興費がどうあるべきか、よく考えながら段階段階でしっかりと対応していきたいと思います。
(問)現実的には最終候補地が選定されてから、もう一回、額については再考するというようなタイミングになりそうでしょうか。
(副大臣)そういう場面もあるかもしれないですね。しかし今はまだそのような段階には来ていませんので、よく党の提言を踏まえて、状況をよく判断しながら、そして地域の要望をよく受け止めながら、しっかり円滑にことが進んでいくように対応していきたいと思います。