大臣談話・大臣記者会見要旨

丸川大臣記者会見録(平成27年10月13日(火)10:59 ~ 11:05 於:環境省第1会議室)

1.発言要旨

 閣議では環境省に関することはございませんでした。

2.質疑応答

(問)NHKの橋本です。宮城県の指定廃棄物に関連して2問お願いします。望月前大臣の方針を引き継いで、当面は現地調査はトライするというお考えを先週の会見でもお示しされていますけれども、今日も現地調査を試みる動きがあるかと思います。これについて現状どうなっているのか、こうした方針をいつまで継続されるのか教えてください。
(答)宮城県加美町の詳細調査候補地につきましては、現地の状況を踏まえつつ、本日も含め当面の間、継続的に現地での調査を試みる予定です。ご承知のように前大臣が今月6日に現地調査に着手される際に、詳細調査を行う中で丁寧な説明を行う努力を重ねていくという方針で、基本的には毎日試みるという方針でご指示を出されましたので、私もその方針に従ってまいりたいと思います。
(問)連休中に井上副大臣や白石政務官が3つの市町と意見交換、就任挨拶される機会もあったかと思いますが、ここで何か進展があったのでしょうか。また今後、地元自治体が求めている意見交換といった場を設けるお考えはあるのかどうかお願いします。
(答)まずこの週末に、井上副大臣と白石政務官が、指定廃棄物の詳細調査候補地が所在する県の知事や市町の首長さんを訪問させていただきました。この場を借りてですが、大変急な調整でございましたので、首長さん方には短期間での日程調整に応じていただいて、大変感謝をしております。今回の訪問で井上副大臣は1年1ヶ月ぶりにこちらに戻られて、直接現場に足を運んでいただきました。現地に行かれて、ご自分が1年9ヶ月関わられてきた中での感覚と、また今回お話いただいた感覚と実感の違いというのがおありになるかといったところ、私電話で報告は伺ったのですが、移動しながらの電話でしたので、ややそのへんのニュアンスが分かりづらいところがありましたので、今日これから福島の方へご一緒させていただき、また、その後じっくりもう一度、省に戻った際にもお話を伺いたいと思っております。

(問)熊本日日新聞の山口です。水俣病問題に関連して、チッソによる子会社株の売却問題について改めてお尋ねします。9日の金曜日に、熊本県の蒲島知事が大臣と面会されて、裁判や認定審査の状況などお話されたかと思うのですが、その辺の地元の事情など踏まえて、改めて大臣の子会社株の売却の是非についての考えをお聞かせください。
(答)蒲島知事がちょうど霞ヶ関に来られていて、上手くタイミングが合いましたので、お会いをさせていただくことにいたしました。知事からは、これまでの熊本県と環境省が過去どのような経緯を重ねてきたのかということを実に丁寧にお話をくださいまして、それと同時にどういう思いで知事がいらっしゃるかということをお話をくださいました。また政府機関の移転のことについても知事からお話を伺ったところです。知事のお話を伺って、また事務方からも更に詳しく説明を受けまして、今、公健法の申請が増えている、あるいは訴訟を提起する方が増えている中で、救済の終了ということは言いがたい状況にあるという認識でございます。望月前大臣と同じく株式譲渡を承認できる環境には無いという印象を持ちました。

(問)千葉日報の石井です。今朝方なのですけれども、井上副大臣は千葉の方にも一緒になられて、知事を訪問されたそうですが、千葉市長とは今週中にもお会いするということなのですが、いつぐらいに会うのか、それと千葉市長に会うとなると、市長から申し入れられている分散保管への再協議の申入れについて、何らかの回答をしなければならなくなると思いますが、丸川大臣はどのようにお考えになられているか教えて下さい。
(事務方)千葉市については現在日程調整中でございまして、まだ日程は確定しておりません。その場では当然ご挨拶が中心になっていくと思っております。その場で再協議の話が出るかは、まだ分からないという状況でございます。