大臣談話・大臣記者会見要旨

望月大臣記者会見録(平成27年9月11日(金)8:16 ~ 8:24 於:(衆)本会議場議食側廊下ぶら下がり)

1.発言要旨

 今回の豪雨によりまして被害に遭われた方々には心からお見舞い申し上げたいと思います。ニュースで知る限り、大変な事態に陥っておりますので、一日も早い復旧を願っております。各地にある指定廃棄物等の状況をしっかりと確認をするとともに、災害廃棄物の処理に関してもこれから様々なことがあると思いますので、しっかりと対応してまいりたいと思います。
 明日12日(土)、福島県福島市で行われる第27回「星空の街・あおぞらの街」全国大会へ出席いたします。この大会は、星空を観察するなどの身近な方法により大気環境の保全に対する意識を高めるために、高円宮妃殿下のご臨席を仰ぎ、環境省、福島県及び「星空の街・あおぞらの街」全国協議会の主催で開催いたします。私からは、大気環境保全への普及・啓発等において優れた活動を行った団体と個人に対して、環境大臣賞を授与いたします。本大会は、「永遠(とわ)に守ろう 未来の空を」をテーマとしており、次世代を担う子供たちへ良好な大気環境を引き継いでいくために、今、私たちができることは何かを共に考え、行動に結びつけていくとともに、福島の復興をアピールするよい機会となることを願っております。

2.質疑応答

(問)日本テレビです。原子力発電所の再稼働についてお伺いしたいのですが、伊方原発の再稼働に向けて、愛媛県の中村知事が総理からの直接のメッセージを求めていらっしゃるかと思うのですけれども、原子力防災担当大臣としてどのようにお考えでしょうか。
(答)独立性の高い3条委員会である原子力規制委員会が、環境省の外局として設置されているため、原発の再稼働そのものについてのコメントは差し控えさせていただきます。いずれにせよ、伊方地域については、すでに国と関係自治体が一体となって、地域防災体制の構築にしっかりと取り組んできているものと認識しております。原子力防災担当大臣として、万が一の事故の場合に住民の生命、身体等が守られるよう、引き続き原子力防災体制の充実・強化に取り組んでまいります。
(問)今のお話ですと総理からのメッセージは特にないということでしょうか。
(答)知事とお会いした際に伊方原発の防災体制について意見交換を行い、そういった要望は承知しておりますが、関係大臣とも連携して、対処してまいるということに尽きるのではないかと思います。

(問)NHKの橋本です。一昨日からの大雨の影響についてですが、指定廃棄物や汚染土壌の仮置き場が各地にありますけれども、これの状況確認についてどう対応されたのか、安全性の確保はなされているのかどうか、お願いします。
(答)先ほど申しましたように、今回の大雨によって被害を受けられた皆さんには心からお見舞い申し上げたいと思います。この指定廃棄物の保管状況ですけれども、現在地方環境事務所の職員が一時保管場所や地元市町村への電話連絡、または現地を確認することによって状況を確認しているところでありますけれども、これまでのところ被害が発生したとの報告はございません。台風の影響があった時から、細かくしっかりと把握と確認をするように私のほうから指示をしておりますけれども、今のところ報告はございません。引き続き情報の収集に努めてまいりたいと思っております。

(問)千葉日報の石井です。指定廃棄物についてですけれども、そうすると全ての箇所は確認が取れていないということだと思うのですが、あとどのくらい確認しなければならないのか。
(答)できる限り全て確認をしたいと思いますが、現地の事務所が行って確認できるものと、たくさんの箇所がございますので、今連絡をとって確認しているものがありますので、できる限り早急に確認をしていきたいと思っております。現在のところ、連絡が入っているところでは、幸いと申しますか、被害を受けたという所は無いということです。ただ安心しないで、まだこれから雨が降るということも聞いておりますので、引き続き気をつけてまいりたいと思います。
(問)千葉市長からの申入れについて、市議会が始まったのですけれども、いつくらいの回答を考えていらっしゃるのか、お聞かせ願えますか。
(答)6月10日に熊谷市長からいただいた指定廃棄物の排出自治体内での保管を行うための再協議を求める申入れにつきましては、現在環境省において県とも相談をしつつ、その対応について検討をしている最中でございます。
(問)まだでしょうか。
(答)まだ検討をしている最中で、日時が決まっているわけではございませんけれども、いただいたものに丁寧に検討をしてお答えをしなくてはいけないということで、しっかりと県と打ち合わせをしていきたいと思っております。