望月大臣記者会見録(平成27年8月7日(金)9:06 ~ 9:28 於:環境省第1会議室)

1.発言要旨

 以前より、G7富山環境大臣会合を富山県富山市内にて開催することとしておりましたが、今般、G7富山環境大臣会合の開催日程を決定いたしました。2016年5月15日(日)から16日(月)に、富山県富山市の富山国際会議場において開催をいたします。引き続き、富山県・富山市等の関係自治体や関係機関とも連携しつつ、本会合が円滑に実施されるよう、全力を尽くしてまいります。

2.質疑応答

(問)日本テレビの杜です。2点お尋ねします。今日、このあと千葉市の自治会に対する指定廃棄物に関しての説明会を行われると思いますが、進め方の方針に大きな変更はないのかという確認と、市長の方からは理解を求めるということはやめてくれということがあるわけですけれども、どのように説明される御予定でしょうか。
(答)今回開催する説明会は、詳細調査候補地の所在地である千葉市中央区の町内自治会連絡協議会からのご要請を受け、千葉市とも相談した結果、開催することとしたものです。説明会の場では、指定廃棄物に関する忌憚のないご意見、ご質問を、一つ一つお伺いし、それに対し環境省から、丁寧に説明をしていきたいと思います。また、その際には、先日、熊谷市長よりいただいたご指摘もしっかり踏まえて、丁寧かつ誤解を与えないような説明に努めてまいりたいと考えております。町内自治会から個別に説明の要請があった場合には誤解を与えないように留意しつつ、的確に対応していきたいと思います。それから前回の反省としては、説明をする場であるのに、決定されたかのように、御理解をいただきたいという言葉を何度も使用したことから、誤解されやすい言葉は気を付けていただきたいという御指摘がございました。誤解を与えないようにしっかりと注意して対応していきたいと思っております。

(問)もう1点なのですが、ずっと聞いていることで恐縮なのですが、川内区域の緊急時対応、避難訓練のお話なのですが、大臣は避難訓練は再稼働の条件ではないとおっしゃられていましたが、法的な規定はないわけですが、一方で地元の住民からは、避難訓練を行わずに再稼働を迎えるのは大変不安だという声もあります。原子力防災を司る長として、こういった声にはどのように対応されるおつもりでしょうか。
(答)原子力発電所の稼働の問題については、避難訓練、防災計画とは別物で、原子力発電所のあるところは全て防災計画をしっかりと作っていきたいと思っておりますので、避難訓練も大切なことだと思っております。川内地域につきましては、平成25年度に国による総合防災訓練を実施しており、昨年9月には関係省庁、鹿児島県、関係市町で川内地域の緊急時対応を取りまとめ、原子力災害対策指針に則り、具体的かつ合理的なものであることを確認しました。その結果については原子力防災会議へ報告し、同会議で了承されました。毎年、県で訓練をしていただくということで、我々も協力していくわけですけれども、今年もしかるべき時期に行っていただきますが、地域で行いますのでなるべくたくさんの方、県、市町村、住民の皆さまに参加していただけることが大切で、今年もしっかりと煮詰めて訓練をしていただくというお話は伺っております。一日も早く、たくさんの皆さまが訓練に参加していただけるような時期を選んでいただきたいと思います。

(問)今の立て付け上、訓練に法的な規定がないのは分かるのですが、訓練を行わずに再稼働を迎えることで、不作為ではないかという指摘もあるのですが、大臣はどのようにお考えですか。
(答)川内地域については、すでに国と関係自治体が一体となって、地域防災体制の構築にしっかりと取り組んできているものと認識しております。川内地域の緊急時対応を取りまとめた後も、鹿児島県と連携し、更なる計画の具体化・充実化のため、防災資機材の整備等必要な予算を措置してまいります。当然のことですが、原子力災害への備えに終わりや完璧はありませんので、しっかりとフォローして完全なものに近づけたいと思っております。福島でのことを考えると、絶対に安全であるというおごりを持たず、今後も、訓練等を通じて、地域防災体制の継続的な改善・強化に努めてまいります。

(問)日経の川口です。電力業界の枠組みについてお伺いしたいのですが、この前の有識者ヒアリングから少し時間が経ったと思うのですが、もう一度確認でお聞きしたいのですが、大臣として枠組み自体の評価というのは改めてどのように評価されていますか。
(答)電力業界の公表した自主的枠組みの概要については、有識者の方からいただいた御意見等も踏まえながらということになります。そこには様々な問題があると思います。実効的な内容となっているかどうかが大切でございまして、しっかりと確認しているところです。現在、関係省庁の御意見も事務的に伺っています。内容についてしっかりと深掘りをしていかなくてはなりませんので、そういう打ち合わせもしておりまして、できる限り早く、環境省の見解として整理して公表したいと思います。

(問)つまり調整が難航しているということですか。
(答)簡単に分析して言えるものではなく、我が国の26%の削減をしっかりと確実にするためには、どういったことをやっていただかなくてはならないかということも煮詰めていかなければならないと思います。段階的なものなのか、急激的にやってもらうのか、それを達成してもらうためには様々な業界等もございますので、しっかりとやっていただかなくては困るということもありますし、各省庁の意見でも違いますから、そういったものも聞いて取りまとめていきたいと考えております。最終的にはCOP21に向けての26%の約束をしっかりと守ること、達成すること、これを基本においておりますので、約束できないことだったらしっかりとした対応を打ち出していかなくてはならないということです。今のところ、皆さんに今日明日公表できるというものではございませんが、できるだけ早く出していきたいと思っております。

(問)今の段階で出してきた枠組みを見ても、26%を大幅に超えてしまうことは明らかですよね。そのように思われませんか。
(答)そこまでは煮詰めておりません。何をどのようなかたちでやるかということではなく、例えばこの2年間そういったものが出てきていなかったと、実は我々もその辺を今回強く打ち出しました。そこで皆さんのほうからも、回答が来ましたので、この回答をしっかりと精査していくことが大切だと思っております。言いっ放しになる、言えば良いというかたちではなくて、しっかりとできるようなかたちをお互いに協力していかなければなりませんので、非常によく煮詰めてしっかりとやっていきたいと思っております。

(問)もう少し具体的に聞きたいのですが、どのへんを煮詰めればいいのですか。どのへんを煮詰めていきたいと思っていますか。
(答)全体的なものだと思っております。最終的には数字が出てくることでございますから、このことについては経産省などと、今出ているものの中でできる限り具体的に詰めていきたいと思っております。

(問)現状出してきているものに関しては、大枠に言って3つの条件を出していると思うのですが、これを満たしていると大臣は思っていますか。
(答)現在精査しているところで、例えば1つ物を作るのにスクラップ&ビルドするとか、高効率なものでやるのか様々な問題があると思います。それは一概にここだけを詰めるというようなことだけではなくて、全体を詰めて、そしてそこで26%削減というかたちになっていきますので、我々がただ言いっ放しにならないようにお互いに協力していくということが政府全体の問題ですから、そこは協調できるものは協調する、言うべきことは言っていくということでの詰め方をしているということであります。

(問)交渉というのはどのような交渉をしているのですか。どういう調整をされているのですか。
(答)交渉というより話し合いなどです。専門家がおりますから、そういう人たちに様々な面で話を詰めていただいて、ご意見も伺っていきたいと思っております。

(問)専門家は破綻すると言っているんですよね。
(事務方)専門家のお話もお伺いをして、環境省の担当部局、事務方がしっかりと専門的な知見も踏まえて、実効性が担保できるためには何が必要なのかということを議論させていだたいております。事務方で今議論させていただいているところなので、もう少しお待ちいただければと思います。

(問)事務方はどのような調整をするのですか。
(事務方)調整の内容については、もう少しお待ちいただけないでしょうか。

(問)環境省としてはどうしたいのですか。
(答)そこも中身のことでございますし、プロセスの話でございますので、大変申し訳ないのですが今はお答えするのを避けたいと思います。

(問)情報公開請求しても良いですか。
(答)情報公開請求については、法に基づいてやっていただければ結構かと思います。

(問)時事通信の相京です。終戦の日が近づいているのですけれども、大臣は靖国神社へ参拝する予定があるかどうかお聞かせください。
(答)安倍内閣の一員として適切に判断したいと思っております。

(問)例年はどのようなご対応をされているのでしょうか。
(答)今まで私は閣僚ではなかったものですから、今回初めてご対応させていただく事になると思います。閣僚ということになると安倍内閣の一員としての責任がございますので、適切に判断していきたいと思います。

(問)北日本新聞です。富山市の閣僚会合ですが、5月15、16日と2日間の日程で発表されまして、2日間というのは以前と比べて会期としては短いのか、標準的なのか、この2日間の間に環境先進地として富山県内で視察したいという箇所もあれば、回っている余裕があるかということ。またタイミング的に5月15、16日ということで主要な議題として想定されるのは先ほども26%のお話ありましたけれども、地球温暖化気候変動の問題で12月のCOP21のパリ合意を踏まえて伊勢志摩にインプットするような場にしたいという想定をされているかということをお聞きしたいです。
(答)6月に開催されたG7エルマウ・サミットでは、気候変動問題をはじめとして、様々な環境問題が取り上げられたと承知しております。今回のG7環境大臣会合の内容は現在検討中ですが、エルマウ・サミットの結果も考慮し、各国との調整も踏まえて内容が固まり次第、しかるべき時期にお伝えする予定です。富山の話が出ましたけれども、先進的取組が推進されており、以前にどうして富山なのかというお話の時に、このように素晴らしい街で環境問題に以前から取り組んでおり、第一回目をやっていただいたということもありますし、様々な面で非常に素晴らしいところであると認識しております。2日間という期間が長いか短いかというのは、各国からお越しいただきます大臣の皆さんもなかなか忙しく、我々も日中韓三カ国環境大臣会合の時には飛行場から会議場へ行き、会議を行い、翌日の朝からずっと会議を行って、終わったらすぐに飛行場へ行って帰ってきたという感じでございます。富山という街は非常に先進的な素晴らしいところなので、できる限り各大臣の視察については今後調整する必要があると、可能であればできる限り富山の優れた取組を見ていただいて世界に発信していきたいと思っております。まだ詳細については煮詰まっておりませんので、今後、発表させていただく機会があると思います。

(以上)

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