望月大臣記者会見録(平成27年1月6日(火)11:39 ~ 11:55  於:環境省第1会議室)

1.発言要旨

 それでは御報告申し上げます。本日午後から明日にかけて、福山政務官と一緒に、福島に出張いたします。具体的には、本日、品川郡山市長と仁志田伊達市長に、明日は、宮本富岡町長、伊澤双葉町長、渡辺大熊町長、遠藤川内村長、馬場浪江町長、松本葛尾村長、遠藤広野町長そして内堀知事に、環境大臣再任と新年のご挨拶をさせていただく予定です。併せて、除染情報プラザの視察と福島環境再生事務所での年頭訓示を行う予定です。御報告は以上です。

2.質疑応答

(問)明けましておめでとうございます。読売新聞の大野です。よろしくお願いします。まず先程年頭訓示とかぶるところもありますけれども、改めて新年の御所感をお聞かせいただければと思います。
(答)先程の環境省職員への年頭訓示の場に皆様もいらっしゃったのでかぶるところもあるかもしれませんけれども、新年の抱負ということで、発言させていただきたいと思います。
 昨年末に環境大臣・原子力防災担当大臣に再任しました。大臣として、「人と環境を守る」という責任の重さを非常に痛感しております。まず、福島が最も大きな最も大切な問題の一つですので、この除染を1日も早くもっとスムーズに進めていくということ、それから中間貯蔵施設の整備、指定廃棄物の処理。今年は、正に正念場を迎える年になると思います。再任に当たり総理からも再度、「全閣僚が復興担当大臣になったつもりでしっかりと事に当たってもらいたい」と言われ、その意識をもって全力を尽くすよう指示を受けておりますので、福島、東北の復興のため、頑張っていきたいと思います。東北地方、福島では未だ23万人もの方が自分の家から離れて、大変つらい苦しい思いで避難生活をされておりますので、我々も毎日毎日の仕事の中でこうした思いをしっかり受け止めて、職員それそれが真心をもって事に当たるようにと、今朝訓示をさせていただきました。なかなか全てのものが早急に解決するという問題ばかりではありませんけれども、やはり福島や東北の皆様のことを考えて、真心を込めてやれば必ず道は開けるということで頑張らせていただきたいと思います。
 地球温暖化対策については、昨年COP20でマスコミの皆様に大変お世話になりまして、問題について広く取り上げていただいて、国民の皆様に知らしめていただきまして、心から厚く御礼申しあげたいと思います。我が国の温室効果ガス削減の約束草案をできるだけ早く取りまとめるとともに、いよいよ今年ございますけれども、パリのCOP21での新たな国際枠組みの採択に向けてしっかりと取り組んでいきたいと思います。
 原子力防災については、原発が動いている動いていないに関わらず、川内以外の地域の緊急時対応計画の作成に、全力を挙げて取り組んでいきたいと思っております。特に、原子力規制委員会の審査が進んでいる高浜原発の周辺地域の計画については、関係自治体からも国の積極的な対応が期待されておりますので、自治体と一体となって取り組んでいきたいと思っております。
 このほかにも環境省は沢山の様々な問題を抱えております。この問題について、一つ一つ、丁寧に取り組んでまいりたいと思っております。抱負としては以上です。
(問)ありがとうございました。今のお話にもありましたけれども、中間貯蔵施設の件で、大臣は昨年末に、年明けに1月の搬入開始目標についての判断をされると聞いてまして、年明けを迎えたわけですけれども、今現在の大臣のお考えをお聞かせ下さい。あと、これから福島に行かれて明日知事さんや双葉町長さんにお会いになるというお話ですけれども、その際、搬入開始についてどのようにお話をされるおつもりなのかというのを併せて教えて下さい。
(答)中間貯蔵施設は、今御指摘がありましたように、昨年、年が明けたらしっかり考えて方向性を出していきたいと、ただ1日も早くという気持ちでお答えさせていただいたものと思います。昨年末に保管場、ストックヤードの工事に係る入札をさせていただいて、大熊町工事の低入札価格調査を進めているところです。双葉町の方は決定したのですが、近日中にこの両町の事業者が決まるということになると思っております。両町の落札者と契約後、速やかに施工計画の調整などを進め、早急に搬入開始時期を見極めていきたいと思っております。その入札で落札した方が人員や機材などがすぐ揃うようなことで、たまたま様々な工事をしていれば即仕事を始められるという形になりますし、そうでない場合には何日かかるであろう、というような話合いをしっかり詰めなくてはいけない。ですから今の状況ですと、本当に一両日中に事業者は両方ともしっかりと決まると思いますが、その後見通しがつくと思いますので、今のところ昨年申し上げましたように、決まったところでそういう打ち合わせをして早急に搬入をしていきたいという答えになるかと思います。
 それから私が今日福島にお伺いするのは、福島の除染や中間貯蔵施設、指定廃棄物の担当大臣としてやはり新たに大臣になってまだ一度も伺っていませんので、そのことと、それから年が明けて仕事始めになって、新年の御挨拶ということでお伺いして、皆様とお会いして、新たに初心にかえって信頼関係を築いていきたいということです。皆様から御質問があればいろいろ中間貯蔵とかそういったことについてお話をすることがあるかもしれませんが、何よりもまず新年の御挨拶をさせていただくということでして、今言ったような深い、日にちとかそういったもののお話をするために行くということではございません。それぞれの皆様には数分しか会えないですし。首長の皆さんが県庁に寄られるというのがちょうど今日ということなので、私の方から御挨拶にお伺いするということで訪問することになっております。
(問)最後の1問ですけれども、指定廃棄物について昨年末に原状回復の検討会を実質的にスタートされまして、年が明けて今後その検討会はどのようなスケジュール感を持って進められていかれるのかということと、状況的になかなか厳しい状況は年が明けても変わりがないので、その辺りをどのように対応されていくのか聞かせて下さい。
(答)指定廃棄物の問題につきましては、これも本当に信頼関係を構築して積み上げた上での話合いになってまいります。ただ、指定廃棄物の保管状況というのは大変逼迫をしております。そういう意味では早期に処理をすることが必要だと思います。ただ指定廃棄物は各県によってそれぞれ状況が違いますので、それぞれの県に対して担当者がしっかりと今、打ち合わせをさせていただいている、丁寧な説明をさせていただいているところでございまして、引き続き地元の御理解を得られるように丁寧な説明をしてくことが基本かと思います。早期に施設が確保できるように努めてまいりたいと思っております。

(問)テレビ朝日の吉野です。今年もよろしくお願いします。先ほどのお話の中で原子力防災計画のお話なのですが、避難計画も含めて、次に重点的に取り組むのは高浜ということでよろしいでしょうか。
(答)はい。全てのところで防災計画を作るということで進めておりますが、高浜の審査が原子力規制委員会で進んでいるということでございますので、高浜を第一に進めていかなくてはならないということで取り組んでいます。

(問)日本テレビの中濱です。よろしくお願いします。今朝の報道で漁業被害が深刻な瀬戸内海において、来年度から環境省が水質調査を行うという報道がありました。このねらいと、こうした瀬戸内海のような閉鎖性の水域というのは他にもありますが、他の場所でも行うことをお考えなのかお聞かせください。
(答)私も記事を見させていただきましたが、瀬戸内海をはじめとする閉鎖性海域では、豊かな海という観点から生物多様性、生物生産性の確保、栄養塩類の適切な管理の重要性が指摘されております。そういった意味では新たな課題への対応が求められています。様々な被害の報告を受けております。瀬戸内海を対象として豊かな海の観点から藻場や干潟の分布調査など栄養塩類の状況等をしっかりと調査する必要があるということで、現在予算要求をしているところであります。御質問ありましたが、瀬戸内海だけではなく、東京湾や有明海など様々な場所がございます。それらについても定期的な水質検査をはじめモニタリング調査などで状況を把握しつつ、水質の保全に努めていきたいと考えています。ただ今回につきましては、報道にありましたように海苔等の色が変わってしまうであるとかの被害をしっかり受け止めて、中々原因がはっきりつかめておりませんので、しっかり調査をしなければならないということで、差し当たって瀬戸内海の調査をさせていただきます。瀬戸内海環境保全基本計画の改正という検討を進めている瀬戸内海を対象にするということ、詳細な調査を行うことによってその積み重ねにより、他の海域にも活かすことが出来ると考えています。とりあえずは瀬戸内海を対象とさせていただき、予算要求をしているところであります。

(問)NHKの橋本です。先ほど御説明のあった中間貯蔵施設についての確認なのですが、一両日中に決まると思うとおっしゃられたのは、双葉町と大熊町の落札業者がどこかが決まる時期についてという理解でよろしいでしょうか。
(答)その通りです。低入札ということで、片方は決まっておりますので一両日ということで、私も近いところで決まるであろうと、決まったところですぐに打ち合わせが出来ますので、それ以降になってから大体の先が読めてくるのではないかと考えています。
(問)一両日中に事業者が決まった場合には、近く搬入時期の目途がつけられるという意味でよろしいでしょうか。
(答)目途がつくというか、大体の流れが分かるということだと思います。

(以上)

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