大臣談話・大臣記者会見要旨

北村副大臣・小里副大臣就任記者会見録(平成26年9月4日(木)22:00 ~ 22:14  於:合同庁舎5号館25階会見室)

1.発言要旨

(北村副大臣)こんな遅い時間にこのような多くの皆さんに記者会見に同席していただきまして、心より感謝を申し上げます。御紹介頂きました、本日環境副大臣を拝命しました北村茂男でございます。石川県の能登半島を選挙区としております。能登半島はトキの本州最後の生息地です。今、佐渡島で放鳥されておりますが、私どもの地域にも今、居着いてといいますか住み着いて大変地元から大事にされている鳥でもございます。そんな自然豊かなところで生まれましたけれども、今は大変厳しい環境下にございます。こうして環境副大臣を仰せつかりましたが、環境行政に取り分け専門的な知見を持っているわけではありませんが、御下命を頂いた以上、誠心誠意、同僚の小里副大臣と手を携え、さらには政務官の皆さんとも協力をしながら、望月大臣を支えて日本のあるべき環境行政を精一杯推進する役割を担ってまいりたいと思っているところでございます。環境行政は多岐にわたっておりますが、私の担当致しますところは再生可能エネルギーの普及、省エネ対策などの地球温暖化対策を所管とするわけでして、さらには国立公園などの日本の豊かな自然や生物多様性の保全対策等を所管としております。さらには公害環境問題の原点とも言うべき水俣病対策も私の所管をするところでございます。精一杯勉強して努力していくことを心に誓っております。どうぞよろしくお願い致します。
(小里副大臣)どうも皆様こんばんは。鹿児島から出ております小里でございます。この度環境副大臣、そして内閣府副大臣として原子力防災担当を仰せつかりました。先程も幹部会でちらっとお話を申し上げたのですが、農林水産行政に深く携わって参りました。その中で環境保全型農業、あるいは鳥獣対策、さらには地球温暖化対策としての森林吸収源対策等々、環境対策にも密接に関わってきたところであります。また鹿児島の地元の立場から申し上げますと、水俣病の関係が深い地域が私の選挙区でございます。また、鹿児島では湾内の川内原発の再稼働の問題がございます。そして霧島錦江湾国立公園等の環境省所管の公園にも恵まれているところです。加えて、東日本大震災発災時に際しては、自民党のPTの座長として対策案の立案作業に当たりました。避難所対策から復旧対策まで577項目の対策の立案、がれき処理特措法の策定等を行ったところでございました。災害対策が特に私の主として担当すべきところ、特に原子力関係ですね、という風に仰せつかっております。災害対策というものはがれき処理を始め、私のライフワークとするところでもあります。まさに本望です。なによりもまずは被災地の復興、地域の皆様が安心してまた生活できる環境を1日も早く実現をするために、取り組んでまいりたいと思います。望月大臣を支え、有力な副大臣、北村副大臣とともに、また政務官お二人も有力な人材に恵まれましたので、共に御指導いただきながら広く環境行政にしっかりと取り組んでまいりたいと思います。どうかよろしくお願い申し上げます。

2.質疑応答

(問)幹事社の共同通信の楠本と申します。よろしくお願いします。まず二人の所掌というか担務を詳しく教えて頂きたいのですけれども、小里副大臣の方が中間貯蔵施設とか指定廃棄物とか。
(小里副大臣)原子力関係ですね、主には。おっしゃるとおり除染、中間貯蔵施設の問題、あるいは原子力防災ですね。また広く放射性物質による汚染対策、その辺を主には担当していくことになると思います。
(北村副大臣)冒頭申し上げましたように、私の担当は環境省の本来というか一般的な環境対策、すなわち地球温暖化対策、あるいは生物多様性の保全対策、PM2.5問題のアジアを含む包括的な環境対策、等々が私の所管です。もちろん、水俣病対策を含めて私の所管です。

(問)北國新聞の水口と申します。北村副大臣にお伺いしたいのですけれども、地元の能登の方では里山里海の保全活動が積極的に行われていますけれども、その点についてはどのように取り組まれていかれたいお考えですか。
(北村副大臣)能登の里山里海保全活動をどうするのかというのは、環境省の業務なのかどうか、環境省としてそのことに答える方がいいのかどうか、もしくは県政の課題なのかというのを思うけれども、確かに里山里海が近年荒れてですね、地域崩壊につながっているということを考えれば、私の地元の石川県も里山里海の保全活動に精力的に取り組んでいるということは、環境省としても国としても支援をしていかなければいけないというふうには認識をしているところでおります。

(問)朝日新聞の奥村と申します。おめでとうございます。小里副大臣にお尋ねしたいのですけれども、前任の井上副大臣が非常に足繁く地元を回られて、福島に限らず被災地の皆さんのお話を聞くことをなさっておられました。それでまた同じような御担当ということで、どういうふうに地元との理解を作っていくかということをお伺いしたいのとですね、明日望月大臣が行かれるところにはおいでにならないと聞いているのですけれども、それはまたどうしてなのかということを教えていただけますか。
(小里副大臣)井上副大臣からは都度都度、状況をお聞かせいただきながら、私はこの問題に接してまいりました。とにかく今まで私も東日本大震災に限らず、地元の豪雨災害、平成18年には戦後未曾有の鹿児島県の豪雨災害がございました。振り返りますと、阪神淡路大震災、この時も震災大臣の秘書官として携わった経験がございます。いずれの災害におきましてもとにかく現場本位ですね、地域に寄り添うと。被災者の皆さんの立場に立って、気持ちを同じくして、事に臨むのがまず基本であると思っております。まずは地域の皆様、被災者の皆様に信頼いただけるように、まず自分がどう行動べきかといったところから始めていきたいと思います。大臣と副大臣、政務官がおりまして、その時々の状況に応じて役割を分担しながら適宜最適な対応をしていくということが大事であると思っております。そういった考え方に立って、明日の事もあるし、来週の事もあります。来週火曜日だったかな、また被災地へ伺うという予定にしております。
(問)差し支えなければ、来週の火曜日というのは具体的にはどういう御予定か。
(事務方)ちょっと調整中でございます。

(問)ちょっとくどいですが、よろしいですか、今副大臣が、三役がいるので適宜適切な対応を取っていくということだったのですけれども、もう少しちょっと具体的に教えていただいてよろしいですか。
(小里副大臣)例えば、大臣、副大臣、政務官が常に一緒に行動するということが、最も効率的な対応であるかどうかですね。
(問)おっしゃる通りなのですが、明日の場合はなんかこんな事があってとか。明日のことについて、事情をもう少し差し支えない範囲で。
(小里副大臣)明日はだいたい省内におります。省内におって、しっかり勉強したいと思います。
(事務方)事務的に申し上げれば、先程認証されたところでして、ちょっと事務方の方もしっかりお伝えすることもございますのでということでございます。
(小里副大臣)それと明日は在京当番でもありますから。