大臣談話・大臣記者会見要旨

望月大臣記者会見録(平成26年11月11日(火)9:45 ~ 9:51 於:(参)本会議場議食側廊下ぶら下がり)

1.発言要旨

 本日の閣議では、当省に関係する案件はありませんでした。私から本日の報告はございませんのでよろしくお願いします。

2.質疑応答

(問)幹事社のテレビ東京です。よろしくお願いします。指定廃棄物の最終処分場についてお伺いしたいのですが、大臣は週末宇都宮で、環境省が作る最終処分場は最終的なものとならないことを検討したい旨の御発言をされたということですが、それについてのお考えを改めてお聞かせください。
(答)知事の方から御指摘がございました。環境省が設置する処理施設を最終処分場にしないという提案だったと、そのように思います。一昨日にお話を聞いたばかりで、あの場で初めて聞いたお話だったものですから、まずは検討したいというお話をさせていただきました。非常に重要な御指摘だと思いますし、地域のみなさんが御心配の面もありますので、国の有識者会議等でしっかりと検討していきたいとお返事させていただきました。急ぎのことでございますので、この程度でございますが、しっかりと検討させていただきたいと思っております。

(問)テレビ朝日の吉野です。今の件なのですけれども、減衰するのに期間がいると思うのですが、長期間が必要だと思うのですけれども、どのくらいを想定されるのですか。
(答)想定というのはなかなか我々は専門家ではございませんので、今ここでその期間を言えるような状況にはございません。少なくとも今までの科学的知見ですと減衰していく。もちろん時間的な点や技術的な点もございますが、そういう中で、この場所を最終処分場にするということはいかがなものかなというお話がございましたので、我々もしっかりと検討させていただいて、特に有識者の皆様によく検討していただいて、知事さんとも連絡を取りながら、出していきたいと思います。
(問)しつこいようなのですが、その8,000ベクレル以下、8,000ベクレル未満になったとして、それは理論的には一般廃棄物化されたのでしょうが、それをどこかにまた再利用してもらうには受け入れ先というものが無ければいけないと思いますが、そういう目途が立っているのかどうかとか。あるいはそういう約束するために法制化するおつもりがあるのかとか、そのへんをお聞かせ下さい。
(答)これはやはり、8,000ベクレル以下になって、一般の廃棄物と同じような取扱いになっていくと思います。ただやはり風評被害等、私も地元でお茶の被害とか様々なものがございましたので、このことについては、これから、様々な手段を通して国民全体にも広く説明していかなければならないし、理解をしていただかなくてはならないと。その利用方法とか処分方法とかをしっかり考えて提示をさせていただきたいと思っております。まだまだ我々の説明が足りない面もございまして、そういった意味では、これから様々な手段を使って説明をさせていただいて、御理解をいただいて、そして一般の廃棄物程度のものになっていくということで、どういうことに使うかということ、あるいは皆様に御理解をいただいたら、こういうかたちでいいのではないかというところまで、しっかりと説明をさせていただきたいと思っております。

(問)すみません、大臣、本日福島県の佐藤知事が辞任されて、明日から新知事の内堀さんが就任されるのですけれども、その御所感と、あと内堀さん、新知事に望むことを一言お願いします。
(答)佐藤知事は苦渋の決断をしていただいたということで、本当にお世話になりました。心から感謝を申し上げたいと思います。それから新しい内堀知事が誕生いたしました。今まで副知事として、佐藤知事の片腕といいますか、様々な問題について積極的に頑張っていただいたということで、我々もそういった知事が誕生したということで、今後ともしっかりと連絡を取りながら、事を進めていきたいと希望を持っております。