大臣談話・大臣記者会見要旨

石原大臣記者会見録(平成26年1月21日(火)10:27 ~ 10:33  於:環境省22階第1会議室)

1.発言要旨

おはようございます。本日の閣議ですが、当方に特段関係するような案件はありませんでした。私から特に御報告する件はありません。どうぞ御質問を。

2.質疑応答

(問)幹事社の共同通信の楠本と申します。よろしくお願いします。指定廃棄物についてお伺いします。昨日、宮城県の市長村長会議で選定見直し後、5県では初めて詳細調査の候補地を提示されました。ただ地元の首長さんは強く反発していて、今後難航も予想されますが、これについて大臣の御所見をお願いします。
(答)これは井上副大臣からも御説明があったかと思いますが、昨日宮城県における市長村長会議で詳細調査候補地を3カ所御提示をいたしました。今の御質問にあったとおり、関係5県の中では初めてです。今、もう既に、改めて井上副大臣が候補地が所在する自治体を訪問し、首長の方々にお願いをしているところです。これらの自治体には、詳細調査の実施に御理解をいただけるようこれからも丁寧に説明をしてまいりたいと考えています。その上で今後詳細調査を実施し、その結果を評価して最終的な候補地をなるべく早く決めて、お示ししたい。こんなふうに考えているところです。

(問)時事通信社の村山です。先ほど大臣が双葉町長と今日面会すると日程が発表されたのですが、この面会はどのような狙いがあるか教えていただけますでしょうか。
(答)御存じのとおり双葉町は町長選挙等がありまして、双葉町の方々とは、なかなか他の3町とは違って、個々には井戸川町長などともお話はさせていただいたのですが、考え方に開きが大いので、かみ合った議論が中々できていなかったと思います。ですから、国会の始まる前に先方の御都合が付いたので訪問します。何を話すかということについては、12月に福島市で4町の皆様にお話をした中間貯蔵施設について、改めてお願いを申し上げる。また、大熊と双葉というのは一番面積的にも大きいところでもありますし、どのようなお考えなのか伺えればと考えています。
(問)近日中に大熊や楢葉の町長さんとお会いする予定はあるのでしょうか。
(答)国会が始まり、補正予算、本予算とありますので、その間はなかなか時間がとれないのではないかと考えております。

(問)河北新報の元柏と申しますけれども、宮城の指定廃棄物の最終処分場の話なのですけれども、2点ありまして、予定地を3カ所から1カ所へ最終的に絞り込むわけですけれども、その絞り込みの時期を大臣の念頭、いつ頃までというふうにお考えになっているのかということが1つ。あと、昨日の会議では地域振興策、その周辺整備の話などもたぶん出たと思うのですけれども、今後どのような形で当該自治体に理解を求めていかれるのか。その2点をお願いします。
(答)冒頭の質問にありましたとおり、5県の中で初めて提示をし、調査の受け入れをいただかないことには、いずれも国有地ですが、ボーリング調査等を行い、専門家の方にどこが適しているという御判断をいただかないことには物事が前には進みません。しかし、その一方で御質問のありましたように迷惑施設ですので、どうぞどうぞということにはなかなかなりません。ですから、御理解をいただいて、行っていかなければならない問題です。2番目の御質問ですが、地域振興策というものは非常に重要だと思っていますし、もう1つ付言させていただくなら、かなりの密封型の施設でそんなに大きいものでもありませんので、安全性は完璧なものですが、やはりその一方で風評被害がどうしてもあると思いますので、この対策はしっかりしなければなかなか御理解をいただけない。そういうものに耐えうることを御説明して、なるほどなと思っていただいてから話が前に進んでいくのではないかと考えています。