大臣談話・大臣記者会見要旨

石原大臣記者会見録(平成26年1月10日(金)9:30 ~ 9:32  於:官邸3階エントランスホール)

1.発言要旨

おはようございます。本日の閣議では、当省に特段関係する案件はありませんでした。私から1点御報告します。御存じのとおり、島嶼国は地球温暖化の影響を極端に受ける地域です。その一つであるパラオ共和国、上下院議長から招請され、またJCMの締結が間近ということもあり、明日から訪問します。以上です。

2.質疑応答

(問)島嶼国支援ということで、島まるごと支援という話をいつもされていますが、今回の訪問で具体的にどのような支援というものをするのか、その辺の成果のほうはどうでしょうか。
(答)これまで島嶼国に対しては、ODAや船舶の供与、海水淡水化装置を付けてほしいなどという物的なものが多かったのですが、ここへきて、地球温暖化の影響が極端に、パラオも大きな台風が先般来襲し、幸い死者は出ていませんが、かなり家屋の損壊等があったそうです。ですから、日本の環境技術、特にパラオの場合は太陽光、再エネですね。再エネ技術の供与に対する要求が、先般も大統領が来られた際に話をしましたが、たいへん強い。島嶼国の方々の日本に対する希望というものもかなり変わってきています。御存じのとおりディーゼルを燃やしていますので、環境負荷は非常に高い。そういうことに対する危機感を直接的にお話をされることが多い。それに応え、再エネの導入等を中心に島まるごと支援という形で、しっかり日本として対応できるように取り組みたいと思っています。