大臣談話・大臣記者会見要旨

「富士山-信仰の対象と芸術の源泉」の世界遺産一覧表への記載決定に関する石原環境大臣談話(平成25年06月22日)

 カンボジア王国・プノンペンで開催されている第37回世界遺産委員会において、我が国が世界文化遺産に推薦していた「富士山」が、「富士山-信仰の対象と芸術の源泉」として世界遺産一覧表へ記載されることが本日決定しました。

 このことは、富士山周辺の地域の方々をはじめ、関係行政機関や関係団体、有識者の皆様の長年にわたる保全活動や普及啓発等の取組が結実したものであり、関係者の皆様のご努力に、改めて敬意と祝意を表します。

 私としても、富士山が世界的に類まれな価値を有すると認められたことはこの上ない喜びです。

 富士山は、我が国の代表的な山岳国立公園であり、日本人の心の原点でもあります。環境省としては、人類共通の宝となった富士山の美しい姿を、「自然との共生」という日本独自の自然観とともに、子孫に確実に引き継ぎたいと考えております。このため、地元をはじめ関係各方面との連携を図りながら、国立公園の保全管理の強化に努めてまいります。