大臣談話・大臣記者会見要旨

井上副大臣・齋藤大臣政務官記者会見録(平成25年9月18日(水)14:32 ~14:43  於:合同庁舎5号館25階会見室)

1.発言要旨

(副大臣)私のほうから1点報告をいたします。今週末に開催されます福島県田村市「JAたむら大感謝祭」に、「環境省 ふくしま復興サポーター」の第3弾として、私も応援にいくことといたしましたので御報告をします。この感謝祭ですが、JAたむらが主催をし、食と農にまつわる様々なイベントを通じて地域住民が地元農産物の魅力を満喫してもらうことを目的に開催される地域をあげたイベントです。環境省としては、田村市で国が実施する除染を今年6月に終了し、本格的に営農を再開された農家もいると伺っていますので、それを応援していこうという趣旨です。これまで同様、除染に全力で取り組みつつ、福島の復興を応援するため、このサポーター活動も継続していきたいと考えています。以上です。

(政務官)私のほうから2点御報告をいたします。
 一つは、来週訪米する予定で、今、日程を最終調整させていただいています。これは24日にはニューヨークで「エネルギーと気候に関する主要経済国フォーラムの第17回会合(MEF)」に出席して、各国閣僚級の皆さんと2020年以降の新たな枠組みを中心に議論することにしています。また、その後ワシントンDCに回り込んで、米国政府関係者等との気候変動をはじめとする環境政策について意見交換を行ってこれたらというふうに考えています。詳細につきましては、決まりましたら事務方からお知らせをさせていただきたいと思います。
 また、20日から26日まで動物愛護週間となっています。昨年9月に改正されて今年の9月から施行されております改正動物愛護管理法の趣旨等を普及啓発するというのが今回の大きな目的だろうと思っています。「捨てず、増やさず、飼うなら一生」というのをメインテーマとしまして、「動物愛護ふれあいフェスティバル」。これを、東京都、台東区、関係団体とともに、9月21日土曜日に上野恩賜公園、23日の祝日に東京国立博物館において開催していきたいと思っています。多くの皆様に御参加いただきたいので私のほうからお知らせさせていただきます。以上です。

2.質疑応答

(問)幹事社の読売新聞、寺垣です。よろしくお願いします。まず、井上副大臣、17日昨日ですね、楢葉町議会で中間貯蔵施設の建設の是非を問う住民投票の条例案が提案されたと思うのですけれども、24日に審議だとは聞いているのですが、それがその動向によっては、かなり今後のスケジュールに影響があると思うのですけれども、受け止めをお願いします。
(副大臣)これは楢葉町の議会のことですから、そういう意味では推移を見守りたいと思っています。

(問)齋藤政務官、温暖化の策定目標の件なのですけれども、訪米されて2020年以降の枠組みを議論されるということなのですが、経産との考えの隔たりとか、党内でもかなり考えの隔たりが大きいと思うのですが、どのようにして目標をまとめていこうと考えていますか。
(答)まず、さっき私が申し上げたMEFは、主なテーマが2020年以降の枠組みについて、どうしていこうかということを2015年までに決めていくことになっていますので、その議論が中心になるときいておりますので、今政府内で議論しているものとはちょっとフェイズが違うと思います。いずれにしても今我々としては総理からの指示というのが、繰り返し申し上げますが、「COP19までに25%削減目標をゼロベースで見直しなさい」という指示ですので、それを受けて作業してきたものを踏まえて、最終的な段階に至っていますので、外交問題でもあるので、環境省、経済産業省、外務省で今調整を行っている途中ですので、これ以上どうなるということは、今の時点では申し上げにくい状況だということを御理解いただきたいと思います。

(問)今の中間貯蔵のお話で、住民投票の条例が通った場合に投票まで2か月とか 3ヶ月みたいな、そういう期間がかかるみたいなのですけれども、そうすると30日に姿を示してそれをもとに住民の方々含めて建設に向けての理解を得るための動きをされると思うのですけれども、その動きというのは条例案の可決等によって時期はずれたりするのでしょうか。
(副大臣)先ほど言いましたように、町の議会のことでして、条例が採択かどうかもわからないという状況ですので、そこは我々としてそこまで考えているわけではありません。むしろ、今月末にその具体像を示した上で、楢葉町に対して丁寧に説明し、理解をいただく努力をしていくということに尽きると考えています。
(問)住民投票は結果、拘束力はたぶん無いと思うのですけれども、その結果如何によって別に何かが変わるとかそういうことはあり得ますか。
(副大臣)それはむしろ町の判断だと思います。私どもは施設を造らせていただきたいということで、それを町が受け入れていただけるか。その判断の材料になるのかどうか町のほうでお考えになられると思います。

(問)指定廃棄物のほうなのですけれども、市町村長会議が先日宮城で行って以降、止まっていると思うのですが、今どのような状況でしょうか。
(副大臣)栃木ですよね。
(問)栃木です。失礼しました。
(副大臣)基本的には5県において、各県で県内処理をしていただくということについては御理解をいただいたと思っています。そういう意味では、次の段階で具体的な基準というものをなるべく早く明確にすることが必要だと思っています。そのために、有識者会議をまた行いたいと思っていまして、来月の早いうちに行って、環境省の案を有識者の先生方に審議していただこうということを考えています。ですから、市町村会議はその後ですね。まずは有識者会議だと思っています。

(問)先ほどの指定廃棄物に関連してなのですが、群馬県からは町村会が反対の意向を示されていたと思うのですけれども、群馬県としても県内設置で理解を得られているという認識でよろしいでしょうか。
(副大臣)私のほうに話がありましたので、私どものほうからはやはり県内処理をお願いしたいと。福島に持っていくことは現実的ではないというお答えをさせていただきまして、その後それに対する見解は特にきていませんので、そういう意味では御理解をいただいたのかと考えています。何かお答えがあれば、当然のことながらしっかり考えていきたいと思います。
(問)関係する5県全てで、環境省のほうの理解としては県内設置に理解を得ている。概ね理解を得られたという認識ですか。
(副大臣)そうですね。大まかな理解ということになりますかね。ですから、次の段階に進めさせていただきたいと思います。